仕事の帰り、いそいそとお豆腐屋さんに立ち寄り嬉しそうにお豆腐とおからを手に帰宅する主人を見ていると、『おから寿司を作っておくれ』 ・・・ そんな無言のメッセージが聞こえる気が致しますので。
いじらしい主人のために、今週もおから寿司を拵えましょうね。
本日のおから寿司は、炙ったしめ鯖を筆頭になかなか伝統的な顔ぶれが揃いましたよ。
本日はバーナーでさっとしめ鯖を炙ってアボカドと合わせてみました。
残るふたつは伝統的なかんぴょうと干しシイタケ。
甘辛いお醤油味でこってりと煮含めたかんぴょうと干しシイタケをおからと一緒に握ります。
いつもより少々成形し辛くはなりますが、多品目の魅力には叶いませんものね。
干しシイタケが坊ちゃんカットみたいでちょっと可愛らしい・・・
週にいちどは登場するおから寿司ですので、手順的にはもう慣れたものです。
- 卵 1個・寿司酢 大さじ2 (お気に入りの寿司酢はこの配分で ☆彡) をよく混ぜ合わせ、フライパンでおから 100gに合わせます。
本日はここにひじきも加えましょう。
中火にかけ、常に混ぜながらさらりとした状態になるまで炒りつけます。
粗熱がとれたら6等分し、ざっと握っておきましょう。 - かんぴょうは裏書き通りに下茹でしましょう。
圧力鍋を使って多少ではありますが時間短縮。
かんぴょうをさっと洗ってから、お塩をもみ込みます。
お塩をしっかりと洗い流し、極少量のお酢を加えた熱湯で下茹でしましょう。
圧力鍋なら、圧がかかってひと呼吸おいたら火を止めます。
そのまま自然に圧が抜けるのを待ってザルに取り、粗熱がとれたらお好みの長さに切り揃えましょう。
てんさい糖・お酒・みりんを各小さじ2
白だし醤油を小さじ1強
濃口醤油を小さじ1
以上を小鍋に合わせ、干しシイタケの戻し汁に合わせ出汁を足してかんぴょうと戻した干しシイタケがひたひたに浸る量にします。
キッチンペーパーで落し蓋をし、弱火で煮汁がほとんどなくなるまで。
下茹でしたかんぴょう・戻した干しシイタケにじっくりと煮汁を煮含ませましょう。
多めに煮含めておけば、週末の日本酒の肴に。 - しめ鯖はそぎ切りにし、バーナーでさっと皮面を炙ります。
アボカドには少量のレモン汁をまぶしておきましょう。
銀杏は常備菜にしております煮浸しを使って。
ラップに具をお行儀良く並べ、丸めたおからをそっと乗せて茶巾の要領で握ります。
クリップで留めてしばらくおき、具とおからがなじんだらそっとラップをとりましょう。
可愛らしい佇まいのおから寿司、はい、出来上がり。
可愛らしいおから寿司は、お弁当箱に詰めているだけでも楽しいものです。
もちろん食べる時はもっと楽しいですけどね。
- 昨日の勤労感謝の日は、もちろんお昼からお猪口片手にお料理しておりました。
カウンター越しに主人とお猪口を挟み、拵えた肴は魚卵の煮付け。
本日はその煮汁を使って、面取りした大根と人参を圧力鍋でこってりと煮物に。
しっかりと味がしみた煮物は、お弁当にしても美味しいものです。
今朝の主食は久しぶりのお蕎麦。
すりおろした山芋をたっぷりと添え、胡桃そばつゆでつるっといただきます。
もちろんお椀から溢れそうな具沢山のお味噌汁も忘れずに、主人の大好物ですものね。
毎月、第二第四金曜日は近藤ファームからお野菜が届きます。
明日は何が届くかしら・・・前日、主人とそんな当てっこも楽しみのひとつ。
ほら、予想通り小さな白菜が入っていましたよ。
そうね、このじゃが芋を使って、週末は主人の大好きなじゃが芋のピュレを拵えましょう。
バターと生クリームをたっぷり使ってね。
ダイエット中でもたまには甘やかせてあげないと。
それにしても今日は風が冷たい。
届いたばかりの大根、立派な葉っぱを切り落として冷たい風に晒しましょう。
美味しい干し大根葉にして、使い道はまた後ほど考えると致しましょう。
冷たい風に立ち向かう為、温かく目一杯着込んで出かけましょう。
先ずはお昼、おから寿司を食べたらいざお出かけの準備です。