ロスアンゼルス国際空港に降り立ってから約2週間、ワイナリーを求めて最終地点のサンフランシスコまで北上する道中、何か面白いものはないかと各地のトレーダー・ジョーズを覗きました。
旅先での解放感から、つい色々と買い込んでしまうのはよくあること。
随分と前に開封したレモンカード、これもそのひとつ。
使われる気配もなく我が家の冷蔵庫の隅に鎮座しておりますが、そろそろお片付けしないとね。
ちょちょいのちょいっと、レモンカードのブラウニーなどいかがでしょうか。 レモンカードならばバターもお砂糖も当然込み。
ですので基本的に必要な食材は卵と粉類、極少量の牛乳だけ。
正にちょちょいのちょいで完成です。
が、そこは敢えて色々実験的に加えてしまうのが性。
半分余っておりました柿を加えてみたり、全粒粉を使ってみたり、はたまた開封した状態で残っておりましたサワークリームを使ってみたりとオプション盛り沢山。 当初の目的であるレモンカードのお片付けをきっちりと果たし、焼き上がりは上々。
いつもの手前味噌ではありますが、私好みのレモン風味漂うブラウニーが焼き上がりました。
あら?
チョコレートを使っていないから単なるスクエアケーキと言ったほうが良いのかしら。
まぁ良いや。
兎に角簡単なレモンカードのブラウニー、サワークリームや柿もなかなかの名脇役です。
以下の分量で、野田琺瑯のレクタングル 浅型 Sサイズにぴったりひとつ分。
- 型に合わせてオーブンシートを敷いておきましょう。
卵 1個は室温に戻しておきます。
柿 1/2個分の皮をむいてさいの目に切り、ざっくり2等分しておきましょう。
全粒粉タイプの薄力粉 40g・ベーキングパウダー 小さじ1/4をビニール袋に合わせ、口をしっかり持ってふり混ぜておきましょう。 - 卵をボールに割り入れ、泡だて器でほぐします。
電動泡だて器を使うまでもありません、軽く30秒程度ほぐす感じで大丈夫。
ここにレモンカード 90gを加え、泡だて器でしっかりと混ぜ合わせましょう。
更に牛乳 大さじ1を加えて混ぜ合わせます。
スパチュラに持ち替え、合わせておいた粉類を一気に加えてさっくりと混ぜ込みましょう。
粉っぽさが若干残る状態で、柿の半量も加えて混ぜ込みます。
香りづけに、ここで乾燥ラベンダーのほんのひとつまみ加えてみました。 - 用意しておいた型に生地を流し込み、底を数回打ちつけてから表面をならします。
やわらかく練ったサワークリームを表面に散らし、パレットナイフ等でさっとなじませましょう。
半量残しておいた柿を散らし、180℃に予熱したオーブンへ。
設定温度を170℃にし、焼くこと20分。 素敵な香りに素敵な焼き色です。
冷めたらオーブンシートごと取り出して切り分けましょう。 柿とサワークリームの質感の違いが想像以上で、切り分けるのがいちばんの難問かも。
真ん中部分より、綺麗な焼き色がついた端っこがさっくりして美味しいの。
お弁当の主食が甘いお菓子の時でも、傍らには野菜をたっぷり使ったお菜、これが我が家の定番。
週末が近づいてきましたので、中途半端に残った野菜が色々ございます。
全部まとめていつものごちゃ混ぜサラダにしましょうか。 人参、アボカド、山芋、セロリ、蒸し黒豆 (市販品です) 等々、多品目のごちゃ混ぜサラダ。
冷蔵庫の中を覗いて、ほいほいホイと合わせるだけの簡単サラダです。
- アボカド、人参、山芋をボールに合わせ、最初にレモン汁を丁寧にからめておきましょう。
人参と山芋は、それぞれビニール袋に入れてめん棒で叩き割ります。
山芋はともかく、かたい人参はそれなりに大変。 - 甘酢漬けにして常備菜にしたラディッシュ ( 中盤辺り ☆彡) 、綺麗に染まっております。
これも加えましょう。
市販の蒸し黒豆、刻んだセロリも加えましょうか。
スパイスソルト・少量のすりおろしチーズをふり、オリーブオイルを回しかけて和えれば出来上がり。
- そうそう、アボカドと言えば・・・
有名な話ではありますが、今まで試したことがなかった “玉ねぎのアボカド変色防止効果”。
玉ねぎ?レモン汁で事足りておりますもの、私には不要と素通りしておりました。
が、ふと試してみました。
半分に切ったアボカドは、野田琺瑯のスクウェア Sサイズがぴったりなサイズ。
断面を上にし、薄切り玉ねぎをたっぷり散らして蓋をして冷蔵庫へ。
夕方になってもアボカドグリーンは健在でした。
レモン汁の変色防止効果より更に効果的です、玉ねぎ、スゴイ。
ささやかなアボカドネタでした。
週末我が家にやってきた16cmのストウブ、使い勝手を日々試しております。
ご飯、揚げ物、無水調理と難なくこなした後、今朝は久しぶりに炊き粥を朝食にしてみました。
そう言えば最近新米の艶やかさに惹かれ、あれほど頻度の高かったお粥を作っておりませんでした。 もちろんストウブはお粥も難なくクリア。
今朝は、茹で鶏を拵えた際の茹で汁を使って炊きました。
- お米とお水の配分は様々でしょうが、私はお米1に対しお水はだいたい10程度。
ふたり分でお米は約1/3合弱、お水は600tといったところ。
今朝はお水を鶏の茹で汁に差し替えてストウブに合わせ、中火で煮立てた後は弱火でことこと25分ほど。
蓋をぴったりとしていると吹きこぼれるので、終始蓋は少しずらした状態です。
火を止めた後、茹で鶏をざっくりほぐして散らしたら蓋をぴったりとして蒸らします。
器に盛り、先日ストウブで拵えたケールの佃煮を散らしましょう。
白胡麻をひねって召し上がれ。
ゴミの日でもある今朝、珍事件がありました。
主人がお弁当・ビジネスバッグ・ゴミ袋を持っていつも通り玄関のロックを外します。
・・・ドアが開きません。
密封性が異様なほど高い我が家は、風が強かったり換気扇を強で回していると鍵が回し辛い時がありますが、どうやらそれとは事の重大さが異なります。
ドアの外、傘の水切り用に置いてあるコンクリートブロックが何かのはずみでずれ、完全にドアを塞いでしまっているのがドアのほんの隙間から垣間見え、ふたりが閉じ込められたことを理解しました。
まぁ見事なほどにかっぽりとはまり込んだブロックに、感心するやら慌てるやら。
ふたり力を合わせたスリリングな朝でした。
主人がスーツ姿でゴミ収集車を追いかけてくれた姿を想像すると・・・ごめん、可笑しい。
そんな主人の為に、明日の夜は体重に響かないワインのお供を拵えましょう。
ホント、人生って色々あるのね。