結婚当初からずっと愛用しているお鍋で、食事の支度に使わない日はないくらい活躍しております。
軽いし熱伝導率も高いし、何の不満もありませんでした。
が・・・ 悩みに悩んだ結果、新しく我が家もとうとうストウブを迎え入れることと相成りました。
サイズは16cm。
18cmにしようか散々悩んだ結果の16cm、色は迷うことなく黒。
昨日のうちにならし (シーズニングって言うのですって) も済ませておきましたし、逸る気持ちをぐっと窘めつつ早速今朝から使ってみました。
毎朝のお味噌汁にストウブを使うつもりで購入したのですが、最初にストウブで拵えたのはご飯。 艶々の銀杏ご飯が炊き上がりましたよ。
16cmのストウブ。
『そんな小さいので大丈夫?』
これが主人の最初のひと声でしたが、いえいえ、なかなかの使い勝手です。
意外と容量もあるし、そうね、これでひと回り大きなサイズだと持て余してしまうかも。 ご飯が美味しく炊けるのは分かりました。
とりあえず今週はこのストウブで様々な調理法を試してみるつもりです。
揚げ物や煮物、そうね、明日の朝は当初の予定通りお味噌汁を作ってみないとね。
使い勝手によっては同じものをもうひとつ購入するかも、って程に今のところ気に入っております。
ついついストウブの方に気が向いてしまいましたが、そう、今朝の主役はもちろん銀杏ご飯です。
秋が深まるこの季節のご馳走ご飯、銀杏ご飯は味はもちろん、その美しい見た目も大好き。
昨日主人と行った農協朝市で銀杏を見つけた時、おそらくふたり同時に銀杏ご飯が頭に思い浮かんだのではないかしら。
銀杏ご飯、作り方も家庭で様々でしょうが私は銀杏を後で加える手順で参ります。
- お米はいつも通りに洗っていつも通りに吸水させます。
昆布出汁でとも思ったのですが、昨日拵えた茹で鶏の茹で汁を使いましょうか。
ささ身で作る茹で鶏は応用が利くので登場頻度高です。
最近、保存用琺瑯容器の琺瑯製蓋を新しく購入してからは更に登場頻度が高くなりました。
お鍋を使わず琺瑯容器でお湯を沸かし、お酒と極少量のお塩を加えて再度煮立ったところでささ身を重ならないように並べ入れます。
すぐに火を止め、琺瑯製の蓋をしてそのまま冷めるまで放置するだけ。
そのまま冷蔵庫に移して保存も出来るので、便利なこと便利なこと。 - お米を吸水させている間に銀杏の順着を致しましょう。
銀杏の殻にひびを入れるのに、私はもっぱらニンニク絞り器を愛用しております。
軽くひびを入れて実を取りだし、浅く張った熱湯の中でお玉の背を使って優しくくすぐります。 - 銀杏の準備と並行してご飯を炊きましょう。
中火で煮立てた後は弱火にして10分間。
ご飯を炊く時、ストウブは蓋をせずに煮立てても大丈夫なんですって。
土鍋で炊く時は火を止める直前強火にして10秒数えておりましたが、それも不要だとか。
火をとめたらすぐ準備しておいた銀杏をご飯の上に散らし、またすぐに蓋をして蒸らします。
こうして炊き上がった銀杏ご飯。
我が家の新入りストウブ、初めての作品です。
月曜日のお弁当はうんと手を抜くこと、これが主人からの優しい命令です。
鶏の旨味とほろ苦い銀杏、新米で炊く銀杏ご飯ですもの、手を抜いたとて美味しいに決まってます。
小ぶりなおにぎりさんにして今日のお弁当と致しましょう。 銀杏を調達致しました農協の朝市で、可愛らしいラディッシュを見つけました。
お弁当の彩りにもなるし、甘酢漬けを拵えてておきましょうか。
漬け汁はやっぱり琺瑯容器でひと煮立ち。
効率的な手抜きは加齢と共に必須です。
- ラディッシュは縦に4等分し、少量のお塩を軽く揉み込んで30分ほどおきます。
- 米酢 大さじ4
てんさい糖 大さじ1.5
レモン汁 大さじ0.5
お塩 ひとつまみ
以上を琺瑯容器に合わせ、火にかけててんさい糖を煮溶かします。
沸騰させる必要はありません、てんさい糖が溶ければそれでOK。 - ラディッシュをザルに移し、自然に水を切ってから2に加えましょう。
はい、これで出来上がり。
漬け込んでそこそこでも美味しいし、冷蔵庫で保存して味がなじんだものも美味しいの。
結局、朝のお味噌汁は今まで通りの雪平鍋で。
新入りのストウブがいくら使い勝手が良いからといっても、愛着のある雪平鍋とお別れするのはまだまだ当分先のお話になりそうです。 その代わりと言っては何ですが、あまり愛着のない頂きものの中サイズのお鍋とは早々に見切りをつけることになりそうです。
それと何かの粗品で頂いた目下愛用中の土鍋、お別れするのにこれも潮時かしら。
そうそう・・・
お別れを考えておりますキッチン用品がもうひとつ。
お漬物用の重石がそれ。
ストウブって重量も重石並みにありますもの、漬物石としても使えそう。
我が家に来たストウブは色々出来る万能な子に成長しそうです。