程よく剪定しておりますので、そう傍若無人に増え続けることもなく一定枠を保っておりますタイム。
時々思い出したかのように摘んでは、ちまちま料理に活用致しております。
綺麗なマッシュルームを見かけるとつい作りたくなるお料理、タイムとマッシュルームのトースト。
京都 大原在住のハーブ研究科、ベニシア・スタンリー・スミスさんの番組で見かけたレシピです。
タイム・ニンニクと一緒に塩コショウでさっとソテーしたマッシュルームを、カリカリにトーストしたパンに乗せるというシンプルな彼女らしいこのレシピを、本日はサンドウィッチに応用してみました。 シンプルな彼女のレシピとはかけ離れた相当ボリュームのあるサンドウィッチになりましたけどね。
サンドウィッチに水気は厳禁ですので、意外と水気が出るマッシュルームは手強い食材のひとつ。
ですが旨味が詰まったその水気すら無駄にしたくない貧乏性。
少々色は悪くなりますが、マッシュルームから出た水気も旨味もオムレツに吸わせてしまいましょう。
あら、だったら少し残っておりますレタスをせめてもの彩りに・・・
そうそう、サンドウィッチにパンの耳はつけたい性分ですもの・・・ そんなこんなで積もり積もった、いつもながらのボリューム満点のサンドウィッチ。
鷹の爪も加えてソテーしたマッシュルームは、ほの辛くて私好みです。 バターの代わりに、パンの表面にたっぷりとペコリーノローマーノを貼り付けましたので、使ったお塩は控えめでも物足りなさは皆無です。
ペコリーノローマーノの複雑な塩気がぐっとマッシュルームを引き立ててくれますよ。 ぱつっとはち切れそうなマッシュルームのサンドウィッチ、もちろんタイムが効いています。
そしてマッシュルームの存在感もずっしり、うん、美味しい。
大きなお口を開けて、どうぞお口いっぱいに頬張って召し上がれ。
最近、近所のマックスバリュでよく購入するタカキベーカリー製のパン。
食パンやマフィンが2枚・1個と少量で販売されているので、いちどで使い切ることが出来ます。
自分でパン生地から準備する余裕がない時など、とても重宝致します。
- 今朝はタカキベーカリーさんの雑穀入り食パン、 “雑穀のちから” を使いましょう。
油をひかずに熱したフライパンに並べ、こんがりと焼き色がついたら裏返します。
すぐにスライスしたペコリーノローマーノをたっぷりと敷き詰め、予熱で落ち着かせましょう。
裏面にも綺麗な焼き色がついたら、自身の熱でベシャっとならないよう網の上に取り出して冷ましておきましょう。 - フライパンを乾いた布巾でさっと拭いて、マッシュルームの準備に参りましょう。
オリーブオイル・細かく刻んだニンニクと鷹の爪をフライパンに合わせ、弱〜中火で炒め合わせます。
小さな泡が立って香りが上がってきたら、薄切りにした白・茶 2色のマッシュルームをたっぷりと加えると同時にタイムの葉をしごき入れ、さっと油となじませるように炒め合わせましょう。
2週間前に摘んだタイムです。
少量のお水を入れたコップに挿して、コップごとビニール袋に入れて冷蔵庫で保存すると健気に日持ちしてくれますよ。 お塩を控えめに加え、黒胡椒をたっぷりと挽いて味付けしたら火を止めます。
穴あきのお玉などでマッシュルームを少し残してすくい、別皿にとっておきます。 - 卵と牛乳、少量のガーリックソルトを合わせて溶き混ぜましょう。
フライパンを洗わず熱し、残った水気を卵に吸わせるようにしながらオムレツを作ります。
油は足さなくて平気、ふんわりとしたオムレツに仕上げましょう。 - 粗熱のとれたパンをワックスペーパーを2枚並べた上に乗せ、水気をしっかりと切ったレタスを敷き詰めましょう。
この上にオムレツを乗せ、マッシュルームをたっぷりと盛ってパンで挟みます。 - マッシュルームがぽろぽろとこぼれないよう、ぎゅっとワックスペーパーで包んでマスキングテープで留めます。
後ほど半分に切るので、テープを留める箇所に気をつけて。 よく切れる包丁でワックスペーパーごと半分に切って出来上がり。
寒くなってきたことですし、お弁当にも温かいスープを添えたい気分です。
立派なブロッコリーも出回り始めたことですし、先ずは軸部分を使ってポタージュなど。 押し麦とブロッコリーの軸のスープ、圧力鍋でちょちょいのちょいです。
胡麻油を使って、どことなく和風味に仕上げてみました。
- 圧力鍋に胡麻油・包丁の腹でつぶしたニンニクを合わせ、香りを引き出すように炒めます。
ここに薄切りにした玉ねぎをたっぷりと加え、じっくりと炒め合わせます。 - お好みのスープストックを注ぎ、ブロッコリーの軸部分・押し麦を加えて加熱すること3分間。
- 自然に圧が抜けるのを待って蓋を開け、酒粕・白味噌を加えてバーミックスでピュレ状に。
お好みの状態になる量の牛乳を注いで温め、お塩・少量の白だし醤油で味付けします。
器に盛り、塩茹でにしたブロッコリーを飾って白胡麻をひねれば出来上がり。
それ程頻繁にテレビを見ているわけではないのですが、べニシアさんのマッシュルームトーストと言い、テレビの画像で見る美味しそうなお料理はいつも魅力的なものです。
先日の土曜日、午前中に放送されている旅番組を見ていたら、また魅力的な未知の食べ物が。
ご自身もカレー店を営業されていると聞きます松尾貴史さん。
お酒を美味しそうに召し上がりながら彼が歩く福岡のレポート、ふと目に留まったのは “ごまさば” なるお料理。
“ごまさば” ?
鯖の品種かと思いきや、立派な福岡名物、立派な郷土料理なのだそうです。
お土地柄質の良い真鯖が手に入る福岡らしいお料理ですが、そこはあっさり岐阜市民風にアレンジ。
常備しております “冷凍しめ鯖” を使った “ごまさば風” でございます。 つい昨日、 『もうね、しめ鯖飽きちゃったんだ』 ・・・確かに主人はそう言いました。
ですので、ほんの端っこを一切れ二切れ朝食に。
主人の大好きなイワシのお酢煮のおまけ程度にお皿に盛ってみましたよ。
主人のしめ鯖への愛情が復活したこと、言うまでもないことでしょう。
もひとつ、朝食の主食を。
連日幸せに浸りつつも頂いております新米、今朝は緑茶を一緒に炊き込んでみました。
見た目は相当の器量悪しですが、緑茶のほろ苦さが私は好きです。
しめ鯖で作るごまさば、簡単なのにたいへん美味しい私好みの味です。
これは色々と応用がききそう、楽しみです。
- 白胡麻 (大さじ1程) を乾煎りしてすり鉢に移し、粗めに擂っておきましょう。
ここに白だし醤油 (大さじ2) ・ みりん (大さじ1) ・お酒 (小さじ1) ・ おろし生姜 適量を加えてよく混ぜます。
・・・下は “気が急いて白胡麻を擂る前に調味料を加えてしまいました” ・・・の画像です。 - 冷凍しめ鯖は半解凍の状態で厚さ1cm強に切ります。
1と合わせ、ひと晩おいて味をなじませましょう。 小口に切った細ネギをたっぷり添えて召し上がれ。
緑茶の炊き込みご飯は、軽くすり鉢で擂った緑茶を新米に炊き込んで炊くだけ。
私は好きな味ですが、主人にはごまさば風の方が魅力的だったようです。
ご飯の方はお座なりの誉め言葉に終わりましたから。 近頃の主人は朝食のお味噌汁が何より楽しみなのだそう。
確かにね。
朝しっかり食べて、お昼・夜段々にその量を減らしていく生活は朝お腹がしっかりすきますもの。
実は私もこの頃は朝食が楽しみです。
そう思っておりましたら、先程富山の麹屋さんからお味噌が届きました。
麹が力強く現役で活動している有り難いお味噌のようです。
そろそろジビエの季節だというのに、フランス料理をこよなく愛しておりました主人は幻だったのでしょうか。
まぁ良いや。
主人が取り寄せる食材でお料理が楽しめる、こんな楽しいことはそうそうありませんもの。
明日はこのお味噌を使ったお味噌汁を楽しみに、ふたり起床するのでしょう。