2017年10月20日

ザクザク、さつま芋と緑茶葉の全粒粉クッキー

お待ちかねの金曜日。
曇り空などこれっぽっちも気になりません。

昨晩は今週最後のこんにゃく麺をすすりながら、明日の金曜の夜は何を飲もうか、何を肴にしようか・・・主人と妄想を交えつつそんな話で大いに盛り上がりました。

今宵の日本酒を朝から楽しみにしながら拵えるお弁当、久しぶりに甘いお菓子系です。
1本ころんっと放置されていたさつま芋、これを使ってザクザク素朴なクッキーなどいかがでしょう。

バターの代わりにさつま芋を使い、全粒粉に混ぜ込んでみました。
さつま芋とならば相性も悪くないでしょうと、主人が気に入って買った高級緑茶も混ぜ込んで。

ひと晩茶葉をふやかしてから使っておりますので、茶葉が口当たりを悪くすることもなく上々の出来。
うん、好きな味。

甘みは和三盆をうんと控えめに。

和三盆が体に良いか悪いかは別として、価格の上でも上白糖やその他の糖類のようにどっかり使う気にならない点で、なかなか優秀な食材ではないかと存じます。
さつま芋の甘みと和三盆、そして緑茶の風味がなかなかの好相性です。

クッキーがすっぽり納まるよう、お気に入りのムーミン柄ワックスペーパーを折って主人のお弁当に。
京都 俵屋旅館さんのお裁縫セットが入っている和紙の折り方を応用してみました。

しっかり噛むことで風味がひろがる素朴なクッキー。
バターも卵も使っておりませんが、見た目もクッキーらしく焼き上がったのではないかしら。
さつま芋、緑茶、全粒粉、そば粉、オートミール等々、主人に食べてもらいたい食材も満載です。

お腹の持ちも良い筈ですし、これを食べて晩酌に備えましょう。
週末のお酒の解禁、これ程楽しみに出来るのも相当幸せ者ですね。





以下の分量でアメリカンクッキーサイズが6枚分。
フードプロセッサーでちょちょいのちょいです。
  1. 緑茶は前日にお水にふやかしておきます。
    食べても害のない高品質な緑茶使用を強くお勧めします。

    緑茶 10g・お水 大さじ2を合わせ、蓋をしてひと晩冷蔵庫へ。

  2. さつま芋は厚めに皮をむいて、正味110g。
    たっぷりのお水に10分ほど浸してから、やわらかく蒸してザルに移します。
    自然に水気とばしながら冷ましましょう。

    フードプロセッサーに移し、和三盆糖 30gを加えて滑らかに攪拌します。
    ふやかした緑茶も加え、攪拌して混ぜ込みます。

  3. 全粒粉タイプの薄力粉 70g
    そば粉 35g
    ベーキングパウダー 小さじ1/2

    以上をビニール袋に合わせ、口をしっかり持ってふり混ぜましょう。
    2に加え、高速で小刻みに回転させて全体がそぼろ状になるよう混ぜ込みます。

  4. 太白胡麻油 大さじ2を加えます。

    同時に、
    オートミール 25g
    パンプキンシードミックス 20g
    を袋に合わせてふり混ぜてから加えましょう。

    同じく高速で小刻みに回転させてなじませ、様子をみながら牛乳を加えます。
    さつま芋の水分量にもよりますが、今回は牛乳 大さじ3で程よいしっとりした生地に。

  5. 天板の上にオーブンシートをひろげ、6等分してまとめた生地を配置します。
    スプーンの背に少し油をぬり、押さえて薄くひろげましょう。

    190℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして焼くこと18〜20分。
    ザクザク素朴なクッキーの焼き上がりです。

    バターをたっぷり使った香り豊かなクッキーも好きですが、このタイプも大好き。
    網の上に並べてしっかりと冷まし、封筒っぽく折ったムーミンワックスペーパー袋の中へ。

    京都俵屋さんの各お部屋にあるお裁縫キット。
    以前は確か布の袋に納まっていたと思うのですが、最近は緑色の和紙を可愛らしく折った中にちんと納まっています。
    その折り方が簡単なのにとても合理的、効率的で、分解して習得致しました。
    応用も効くので、何かと重宝しております。











さつま芋の皮、躊躇なく分厚く分厚くむきました。
お料理によってはこの思い切りも必要ですもの。

なんてね。
ちゃんと皮も有効利用することを前提に厚くむくのが貧乏性。
最初からさつま芋の皮はお菜にするつもりでしたので、躊躇するどころか進んで厚く厚くむきます。

根菜と茹で鶏のサラダです。

電子レンジの便利さは言わずもがなですが、時間が許すのであれば、昔ながらの時間をかけてじっくりと蒸し上げた特に根菜は美味しいものです。
さつま芋 (クッキーで残った主に皮と両端ですが・・・) も人参も蓮根も、味付けはお塩だけ。
それなのに本当に美味しい立派なお菜に仕上がります。





  1. さつま芋は大ぶりなさいの目に切ってお水に晒してあく抜きをします。
    蓮根も大きさを揃えて切り、酢水に晒しておきましょう。

    オーブンシートを軽く揉んでやわらかくし、皮をむいて大きさを揃えて切った人参と一緒に包みます。

    蒸気の上った蒸し器に移し、弱〜中火で20分ほど蒸しましょう。
    クッキー用のさつま芋も一緒に。
    さつま芋の皮部分は他の根菜より蒸し上がりが早いので、時間差で先に取り出しておきます。

  2. 全体に火が通ったら火を止め、取り出しておいたさつま芋の皮を戻します。

    お塩 (質の良い海塩がお勧めです) をひとつまみふたつまみ散らし、さいの目に切った茹で鶏 (昨日のマフィンサンドにした残りです ☆彡) ・市販の蒸し豆を加えましょう。

    オーブンシートを持って全体をふり混ぜてお塩をなじませ、再度蒸し器にもどして蓋をします。
    そのまましばらく蒸らして出来上がり。
    主人曰く、日本酒の肴にもなる美味しさ・・・だそうです。






今週も最後のお弁当となりました。











今朝も新米が光り輝いております。
頂いた美味しい新米ですもの。
しばらくは十六雑穀や押し麦を混ぜずに、真っ白なその佇まいも楽しむことと致しましょう。

小ぶりな岐阜のお米、ハツシモ。
主人のお客さまから頂くこの新米、頂くその度感動するほどに美味しいお米です。





お椀から溢れそうな具沢山のお味噌汁にも根菜が増えました。
寒くなると根菜のお味噌汁でじっくりと温まりたくなります。
今宵はぬる燗でじっくりと温まります。
にわか雨が上がったら、晩酌の食材を調達して参りましょう。

posted by しんさん at 13:32 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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