2017年10月10日

早秋の野菜多種

茄子やトマト、シシトウやオクラ等々、農協朝市で見かける盛夏野菜の姿がぐっと減ってきました。
そして早秋の食材のお目見えです。

どの野菜や果物でも、そのシーズンに初めて手にする時はワクワクするもの。
店頭に並ぶイチジクを見て、主人がいそいそとひとパックを買い物カゴへ。
せっかくですもの、長期保存は無理ですけど毎年恒例のコンポートを拵えましょうね。
ふたパックお家に買って帰りましょう。

ほんのりとピンク色に染まった可愛らしい色合いのイチジクコンポート。
毎年、秋のイチジク収穫期に作るのを楽しみにしております。
今年はロゼワインをたっぷり使った例年以上に華やかなコンポートが出来上がりました。

数本まとめ買いしたは良いけれど好みじゃない、所在無げにセラーに横たわっておりますロゼワイン。
ちょうどこれらロゼワインのお片付けにもなるし、願ったり叶ったりの好都合というもの。
日持ちしないイチジクが、ほんのちょっとではありますが長く楽しめますしね。





とっても簡単なイチジクのコンポート。
今年はフレッシュミントと乾燥ラベンダーを加えて仕上げました。
とっても簡単です。
  1. イチジクはヘタの方からするっと皮をむいてお鍋に並べましょう。

    むいた皮は、クロスパック (お出汁やお茶に使う紙パックです) に入れて一緒に煮込むと綺麗な色が出ます。
    捨てないで。

    フレッシュミントと乾燥ラベンダーもクロスパックに入れて、皮と一緒にイチジクの上に。
  2. 全体がひたひたに浸かる程度にロゼワインを注ぎ、蜂蜜をちろりと回しかけましょう。
    中火で煮立て、アクが出たら丁寧にすくいます。
    その後火を弱め、中央に穴をあけたキッチンペーパーで落し蓋をしてことこと20分。

    仕上げにレモン汁を少量回しかけ、全体になじませたら火を止めます。
    そのまま冷まして出来上がり。

    その後クロスパックを取り除き、保存容器に移して冷蔵庫へ。
    この佇まい、つい鼻唄なんて歌いたくなってしまいます。











今シーズン初の野菜を手にすると楽しくなるのですもの。
それがお初にお目にかかる野菜となれば尚更です。

3連休中、ドライブを兼ねて主人がいつもの農協よりちょっと遠くの農協に連れていってくれました。
近所の農協とは比べ物にならない大規模な農協朝市、人もいっぱいでしたが野菜もいっぱい。

今シーズン初めてみかけたシカクマメ (・・・刺客マメだと思っていたのは私だけ?) 。
そしてその奥にあるのは、初めて手にした野菜 “マコモダケ” です。

フリフリとフリルのようなエッジが可愛らしいシカクマメ。
そのフリルのおかげで味がよくなじむので、お料理しやすい野菜のひとつです。
大好きな野菜。
そうね、シンプルにさっと茹でて鰹節で和えましょうか。
  1. シカクマメは両端を少しきりおとし、お塩を加えた熱湯でさっと茹でてザルにあげます。
  2. シカクマメを二等分してボールに移し、たっぷりの鰹節を加えましょう。
    シンプルなお料理ですので、鰹節はやっぱり削りたてが嬉しい。

    控えめにだし醤油を加え、白胡麻をたっぷりひねって和えれば出来上がり。
    鰹節がしっかりとフリルにからむので、味付けは控えめにするのが吉。






初めての食材、マコモダケ。
どんな風味なのか食感なのか、想像しながらお料理するのって抜群に楽しいものです。
先ずはお醤油味に仕上げたマコモダケを混ぜ込んで、かやくご飯などいかがでしょう。
マコモダケと人参、油揚げのシンプルなかやくご飯、食欲の秋全開です。
  • ほんのりお醤油味をまとったマコモダケ。
    シャクっとした食感は筍のようで、味はほんのり甘くてトウモロコシのよう。
    かやくご飯、最高です。

    十六雑穀入りでいつも通り炊いたご飯に、味付けした具を混ぜ込むだけなので簡単簡単。
    人参はさっと胡麻油で炒めてから、マコモダケ・油抜きした油揚げと合わせるのがお気に入り。
    白だし醤油とお酒で彩りも美しいかやくご飯の出来上がりです。






お弁当用に、マコモダケを使って簡単なもう一品。
繊維に沿って切ったマコモダケの食感をかやくご飯で楽しんだので、今度は繊維と垂直に。
輪切りにして、カラフルな3色のパプリカを添えた彩り豊かなソテーにしてみました。

それぞれ食感の異なるマコモダケを食べ比べ。
かやくご飯より更にマコモダケの甘みが引き立ちます。
主人曰く、この食感はズッキーニだとか・・・うん、その表現は納得。
  1. マコモダケは、やわらかな白い部分が顔を出すまで表皮をめくりましょう。
    少々青い部分が残っていても、やわらかければ美味しく食べられます。
    輪切りにし、パプリカと共にオーブントースターで軽く焼き色がつくまで焼きましょう。

  2. パプリカの黒く焦げた部分は指先でそっとしごいて取り除きます。
    パプリカとマコモダケをボールに合わせ、干しえのきを散らしましょう。

    今更ながらではありますが、最近お気に入りの干しえのき。
    ほぐしたエノキを天日でセミドライ状態になるまで干した後、フライパンで乾煎りしたもの。
    エノキそのままより断然日持ちするので大目に作っておくと重宝します。
  3. スパイスソルトを挽いてオリーブオイルをたっぷりと。
    丁寧に和えれば出来上がり。











寒くなる頃よくお目にかかるワカサギ。
季節が秋から冬へと移り変わる象徴なのでしょうか、スーパーの店頭に美しいワカサギが並んでいました。
今週の朝はイワシでなくワカサギにしましょう。
ワカサギの南蛮漬けなんていかがでしょうか。

いつもならつい欲張って2パック買ってしまうところですが、そこをぐっと踏みとどまって。
野菜をたっぷり使いたいものね。





  1. ワカサギは塩水の中で丁寧にふり洗いし、しっかりと水気を除きます。
    食品用の脱水シートでしっかりと水気を除いたワカサギ、美人揃いです。

  2. 白だし醤油・お酒・お水・お酢を同量、その半量程度のみりんと蜂蜜をお鍋に合せて煮立てましょう。

    保存容器にパプリカと玉ねぎを並べ、熱い状態で合わせ調味料を注ぎます。

    蓮根とカボチャは薄切りにし、さっと焼いて加えます。
    ここでも干しエノキ登場、使い勝手の良い食材です。
    こうなると、ワカサギと野菜双方が主役といった佇まいです。

  3. ワカサギに米粉をまぶしてからりと揚げ、油を切って保存容器に移しましょう。
    味がなじんだ頃が食べ頃です。






3連休明けの朝食です。
随分と長くその華やかな味を楽しみましたが、取り寄せたオーロラも今日が最後になりました。

到着したすぐにいくつかはラップでぐるぐるに包み、紙袋に入れて追熟の時間差を計って参りました。
もう十分にその味わいを堪能致しました・・・が、まだまだお名残惜しい美味しさでありました。
また来年、きっと来年また取り寄せてね、主人。





今朝、Facebookの投稿で知ったカリフォルニアの山火事。
7月に巡ったナパ・ソノマのワイナリーも相当な数が大きな被害を被っているようです。
お世話になったAirbnbのオーナーもホテルに避難されているご様子で心配です。
先ずは鎮火を祈るばかり。
Geoffreyご夫妻がアップされる画像・動画は恐怖で言葉も出ません。

posted by しんさん at 17:22 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。