ウィークデイのお酒を控えるようになってから金曜日は言うまでもなく、折り返し地点の水曜日までもがちょっと楽しみになっているのは、どうやら私だけではないようです。
証券会社勤務をしていた頃の、 “あと2日頑張ったら休日、金曜日は目前、るるるー” ・・・
そう、あの感じ。
金曜日の夜までもうひと頑張り、美味しいビール、美味しいワインの為に今宵もお酒を控えます。
さて。
そんな踏ん張りどころの水曜日ですが、ふと思い立ちまた未知なるお料理に挑戦してしまいました。 今が正に食べ頃。
先日取り寄せた洋梨 “オーロラ” 、そのお口のなかでとろける食べ心地といったら・・・
あぁもぉ、体験者でないと分かりますまい。
そのオーロラは良しとして、オーロラの足元にひろがる謎のクリーム。 ・・・里芋です。
先日農協の朝市を覗いた際、秋の到来を想わせる “里芋” を見かけました。
里芋、美味しいですよね。
イカと一緒にほっくり煮っころがしにしようかしら、それとも主人の大好きなきぬかつぎ?
里芋を手にした私の目にふと留まったのが、そう、上の画像、 “親芋” です。
適切に火を通せばほこほことした食感が最高に美味しい親芋ですが、加熱不足による “がしがし感” がどうしても前に出てしまいがちな可哀そうな食材。
ですが親芋を見ると、オリエンタルバンコクのタイクッキング教室で習った 『Phuak Chuam 〜 タロイモを甘いシロップで煮てほんのりと塩気を効かせた甘いココナッツクリームを添えたタイのデザートです 』 を思い出して無性にお家に連れて帰りたくなってしまうのです。
手に入りづらいタロイモを親芋で代用して (☆彡) 、その味を懐かしんでおりましたので。
でも毎度おなじメニューでは面白みに欠けますからね。
今朝はこれを応用し、親芋とココナッツミルクでアイスクリームを拵えることに致しました。
Googleさんに聞いてみると、意外と里芋アイスクリームって市民権を得ているようですしね。
その結果が上の画像、残念な時間切れと相成ったというわけでございます。。。
ま、朝からアイスクリームを拵えて食べようとするのが無謀意外の何物でもないことなど十分承知の上ですけどね。
この試みはなかったことに致しましょうと心に決めておりましたのに、意外と主人が褒めてくれるものだからつい備忘録したくなってしまいましたの。
- 親芋は皮をむいて正味200g。
子芋や孫芋に比べ見るからに無骨な親芋ではありますが、皮をむくとなかなかの色白美人。
親芋を始め、里芋は皮をむいて使いやすいよう切った状態で冷凍出来る優秀な食材です。
圧力鍋で5分強蒸し、熱いうちにフードプロセッサーに移しましょう。
- ココナッツミルク 130g
ココナッツシュガー 55g
お塩 ひとつまみ
以上を1に加え、滑らかになるまで攪拌します。 - 後は普通のアイスクリームと同じ。
少しかたまりかけたところで何度か攪拌して空気を含ませ、滑らかなアイスクリームに仕上げましょう。 アイスクリームには時間不足ではありましたが、濃厚なクリームとして濃厚なオーロラに添えてみました。 里芋?
主人曰く、 『分かるか、そんなん』 ・・・だそうです。
黒胡麻のクリーム?ひと口食べてそう言った主人の感想にも納得です。
明日こそはきっと、アイスクリームとしてオーロラを引き立ててくれることでありましょう。
流石にアイスクリームをお弁当にとは思いませんが、親芋を使ってお弁当用にもう一品。
ほこほことした親芋を使ったコロッケなどいかがでしょうか。
親芋・アボカド・干しエノキ・お豆さんのコロッケです。
簡略版の衣に市販の蒸し豆を使っておりますので簡単ですよ。
- 親芋はやわらかくふかしておきます。
アボカド・ミックス蒸し豆 (便利な食材です) 、刻んだ干しエノキを合わせ、親芋とアボカドを軽くつぶすようにしながら何となく俵型に整えましょう。 - 米粉・自家製のバジルペースト・粒マスタードを合わせ、ちょっとゆるめのホットケーキ生地くらいになるようにお水を加えてよく混ぜ合わせます。
ここにそっと1を加えてスプーンでよくからませ、パン粉をたっぷりとまぶしましょう。 - 中温に熱した太白胡麻油でこんがり揚げれば出来上がり。
バジルペーストのペコリーノローマーノがしっかり効いたコロッケが揚がりましたよ。
親芋を圧力鍋で蒸した際、同時進行でひよこ豆の下茹でも済ませてしまいます。
ふっくらと蒸し上がった親芋の下では、ひよこ豆もふっくら。
トマトとひよこ豆のスープを親芋コロッケに添えましょう。 コロッケの主材料が里芋ですので、本日はこれが炭水化物。
炭水化物を極端に断つことにはあまり賛成できませんが、加齢と共に若い頃ほど体が必要としていないことは事実ですものね、きっと。
- 蒸しかごと蒸しすを取り除いた後、ここにみじん切り玉ねぎやざく切りトマトを加えてしばし加圧、更に茄子を加えて数秒加圧すれば、それでスープのベースは出来上がり。
後は調味料を足して味付けをすれば、具沢山スープの完成です。
油で炒めていないので、見た目よりずっとあっさりとした食べ心地ですよ。
時間切れでオーロラのアイスクリーム添えとはなりませんでしたが、まぁそれもよくあること。
明日こそはきっと、滑らかな親芋アイスを添えたオーロラにとろけていることでありましょう。 少量とは言え、親芋のクリームが朝食の一員となっております以上、主食はお蕎麦を極少量。
たっぷりの大根おろしを添えてカサ増しです。
週の折り返し地点 水曜日ともなれば、お楽しみの週末の予定が頭を過ぎります。
冒頭でも申し上げたように、平日控えておりますお酒の解禁日が近づいているのですものね。
そして、私以上に金曜日を楽しみにしているのは主人であることが判明いたしました。
金曜日に向け、主人が取り寄せしたのはビアフライト用のビール数種。
どこかのブリュワリーから飲み比べ出来る小ぶりなビールを何種類か取り寄せしたようです。
それどころか、もうちょっとでビールフライト用のパドルも取り寄せるところだった・・・と。
どれだけ楽しみなんだ、金曜日。
明日は木曜日、カウントダウン開始です。
今日も明日も9時には就寝してしまおう。