2017年09月12日

そば粉のクレープ 〜 上白糖を使わない “梨のコンポート” と “塩キャラメルナッツ”

加齢と共に健康にも気をつけるようになりました、特に主人が。
調味料は主人自らが選りすぐって吟味したものばかりを揃えておりますし、最近は努めて早めの就寝を心掛けております、特に主人が。

目下のところ、主人が極力使わないようにと日々悪口を言っておりますのが “上白糖” です。

確かにね、自分でケーキ等お菓子を焼く際、レシピにあるお砂糖の量には少々恐怖を感じます。
かと言ってパラオダイエットに代表されるようなお砂糖絶ちをする気は毛頭ございませんが、それでも極力上白糖は使わないよう、気休めではありますがてんさい糖を使うようにしております。

本日のお弁当はそば粉のクレープ。
フィリングは、みりんを使った梨のコンポート、そして塩キャラメルナッツですよ。

みりんでつけたコンポートの甘みは、確かに上白糖やてんさい糖のそれよりずっと穏やかです。
すっと体になじむというか、うん、これならもう少しみりんを減らしても大丈夫そう。
もちろん我が家で愛用しておりますこのみりんも、主人の許可を経た伝統的な本みりんです。

塩キャラメルでコーティングしたナッツは、上白糖を使わずココナッツシュガーで。
生クリームを使わず主に牛乳を使って煮詰めたキャラメルなので、幾分あっさりと仕上がりました。
うん、あまり極端に上白糖を断つのはストレスになるけれど、少しずつ減らしていくのには大賛成。


どぅみぃ (私のことです) とずっと長く楽しく暮らすには健康的でいないとね。
それには食べ物が大事だからね。
調味料は僕が買うから、どぅみぃはお料理をよろしくね、うんと美味しくて太らないお料理をね。

・・・これが主人の口癖です。
困った人です。





今シーズン初めての梨は、昨日実家の母親がお裾分けだと届けてくれたもの。
圧力鍋を使ってお手軽コンポートにしましょう。
みりんの穏やかな甘さに加え、ほんのりとラベンダーを効かせてみました。
  1. 梨は1個。
    綺麗に洗って縦4等分して皮とヘタを除き、それを更に3〜4等分して薄めのくし形に。
    圧力鍋に並べます。

    むいた皮乾燥ラベンダーと一緒に出汁パックに詰め、これも圧力鍋に。
  2. みりん 大さじ2
    レモン汁 小さじ1

    以上を梨にふりかけ、全体の半分程度の高さにまでお水を注ぎましょう。
    中〜強火で煮立てて圧力鍋の蓋をします。
    3分加圧し、圧が自然に抜けるのを待ちましょう。

    綺麗に透き通った梨のコンポートの出来上がり。
    出汁パックを取り出して煮汁ごと保存容器に移し、冷蔵庫で冷やして召し上がれ。
    翌日以降は更に美味しくなりますよ。






塩キャラメル風味のナッツは牛乳とココナッツシュガーを使います。
あ、そうそう、蜂蜜も使っておりますが、蜂蜜はOKですものね、主人?
  1. カシューナッツ・アーモンド・胡桃は合わせて70g。
    焦がさないよう乾煎りしておきます。
  2. 牛乳 100t
    ココナッツシュガー 30g
    蜂蜜 10g
    無塩タイプの醗酵バター 10g

    以上を全てフライパンに合わせ、中〜弱火で常に木べらで混ぜながら煮詰めましょう。

  3. 全体が泡だってとろりとしてくると、やがて色づいてきます。
    ここで一気に乾煎りしたナッツ類を加え、素早く木べらで混ぜながらからめましょう。

    ゆるいキャラメル状になったところでオーブンシートに移し、手早く木べらでひろげます。
    冷ましてかためて出来上がり。






そば粉のクレープは我が家の定番です。
他の粉は使わず、そば粉と韃靼そば粉を合わせて使います。
以下の分量で4〜5枚のクレープが焼き上がりますよ。
  1. そば粉 70g
    韃靼そば粉 30g
    てんさい糖 15g
    お塩 ひとつまみ

    以上を大きめのボールに合わせ、泡だて器でダマのないよう丁寧に混ぜ合わせます。
    ここに卵1個を割り入れ、牛乳 200tのうち1/3程度を少しずつ加えて擂り混ぜましょう。
  2. 全体が滑らかに混ざったところで、残りの牛乳を同じく少量ずつ加えては混ぜ合わせます。

    最後に溶かしバター (無塩タイプの醗酵バター 15gを予め湯せんにかけておきます) を少しずつ加え、丁寧に混ぜ合わせましょう。
    ラップをして、室温に30分以上おいて生地を休ませます。

  3. フライパンに油を熱し、キッチンペーパーで余分な油を拭き取ります。
    更に新しいキッチンペーパーでフライパンを拭くようにしながら、フライパンに油をすり込み出来るだけ弱火にします。

    休ませた生地を底から混ぜるようにしながらフライパンに薄くひろげ、綺麗な焼き色がついたらそっと裏返して両面焼きます。
    焼き上がったものから順に重ね、乾燥しないようふんわりとラップをかぶせておきましょう。

  4. 最初に焼いた面を下にしてひろげ、バナナクリーム (いちばん最後に登場します ☆彡) を手前の方にぬります。
    バナナクリームは、ナッツの角でクレープ生地が破れないようにするため。

    キッチンペーパーの上に並べて自然に煮汁を切った梨のコンポートを並べ、軽く砕いた塩キャラメルナッツを散らしましょう。

    クレープ生地が破れないようそっと巻いて出来上がり。











コンポートを煮た後の圧力鍋をさっと洗って、お弁当のお菜を拵えましょうか。

トマトやゴーヤ等の夏野菜を合わせ、火の通りやすいムングダルと一緒に煮ます。
鯖缶を詰めたゴーヤのファルシーに、具沢山ソースとして添えてみましたよ。






  1. さっと洗ったムングダル、さいの目に切った人参とゴーヤと茄子、そしてざく切りトマト。
    生唐辛子はあまり辛くないタイプではありますが、種をとって刻みます。
    全部圧力鍋に合わせ、自家製のバジルペーストを加えます。

    鯖缶は身だけをザルにあげて缶汁を切っておき、缶汁は圧力鍋に。
    スープストックをひたひたより少なめに加えて鍋底からしっかりと混ぜ、5分加圧しましょう。

  2. ゴーヤは真ん中あたりの太い部分を4〜5cm長さに切り、ワタの部分をくり抜きます。
    端っこの部分は圧力鍋の中。

    全体に極々薄く小麦粉をふりましょう。
    くり抜いた内側部分には特に丁寧に小麦粉をふります。
    缶汁を切った鯖に刻んだ干しエノキ (ほぐしたエノキを天日で干し、更に乾煎りしたものです ☆彡) ・極少量の小麦粉とオイスターソースを加えてよく混ぜ、ゴーヤにきっちり詰めます。

  3. ゴーヤの幅を2〜3等分し、油をひいたフライパンで両面こんがりと焼きましょう。
    面取りして下茹でした人参も彩りに加えましょうか。
    ここに圧力鍋で煮込んだ1を加え、ゴーヤにからめながら少し煮詰めて出来上がり。











確かにね、巷では健康法が溢れていて自分に合ったものを選ぶだけでもひと苦労ですものね。

主人が色々と新たな健康法を見つけてきては、すぐに過去のものにしてしまうのも道理です。
だけどやっぱりストレスフリーでないとね、続きませんもの。
健康法と気負わず、日常にしてしまうことがいちばんの健康法ですわよ、多分ね、

そのうちには大きな大きなお椀にいっぱいの具沢山なお味噌汁も少量になるのでしょうね。
加齢と共に。





先程、主人が取り寄せたオリーブオイルがアメリカから届きました。
昨日の備忘録を見た主人にお小言を言われました。
『僕が取り寄せたしめ鯖は24枚じゃないよ、29枚だよ』 ・・・と。

大変失礼いたしました。

posted by しんさん at 14:12 | Comment(2) | 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
健康な身体があってこそ、毎日が楽しめるというものですよね。
上白糖を使わない努力、良いと思いますが、甘いもの自体を少々作りすぎなような気がいたします。
お弁当はおかずと普通の主食ではだめなのでしょうか?
色々工夫されてるのを見るのはとても楽しいのですが、以前から気になっておりました。。
横からすみません。
ご主人のお身体、お大事にしてください。
Posted by 読者 at 2017年09月18日 11:56
初めまして。

そして『おっしゃる通り』です。
その通りなのです。
横からだなんてとんでもない、ご意見、ありがとうございます。

食材を買うのが大好きな主人ですので、体に良いとされる甘味料もつい多めに発注し、結果彼の体を脅かすメニューになってしまっているのが現状ですね。
クリックショッピングを黙認するのも程々にしなくてはいけませんね。
本末転倒、そして灯台下暗しでした。

数年前にも他の方から炭水化物が多過ぎやしないかとのご指摘を頂いたことを思い出しました。

主人の体調までお気遣いいただき、有り難くコメントを拝読致しました。
ありがとうございます。

おかげさまで、結婚当初はひどかった主人のアレルギー性鼻炎もほぼ治まりつつあります。
流石にこの夏は飲み過ぎましたので、お医者様から言い訳の出来ない数値を突き付けられは致しましたが、結婚当初に比べ全体的には改善傾向です。

何しろ甘味材も含めて食材を買うのが大好きな主人ですので、今後もヤキモキとさせてしまうメニューが登場するかと存じます。
ですがまた貴重なご意見賜りたく存じます。
健康は大切ですものね。
Posted by しんさん⇒読者さま at 2017年09月19日 14:46
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