2017年09月07日

お料理代行 “コーンビーフのサンドウィッチ ” 〜 ジェイズ・バー風

先週末、母親その姉妹らと出掛けた私の留守中、主人が久しぶりにお料理を担当してくれました。
当初主人が目指したのは、ふわふわの卵サンドとニース風サラダ。

久しぶりにお料理を全て自分ひとりに任されるとあって、彼は相当高揚していたのでしょう。
お買物メモには、ニース風サラダ用の食材多種に加えてサンドウィッチ3種の食材が箇条書きに。
サラダだけで力尽きた主人をあの時ほど愛おしく思ったことは・・・うん、結構あるかな。

さて。
最近の作品こそ手にはしないようですが、村上春樹さんのデビュー作 “風の歌を聴け” を代表する当時の作品を幾度となく読み返しております主人。
どうやら、ジェイズ・バーの “コーンビーフのサンドウィッチ” もメニューリストに挙がっていた様子。

主人に代わって作ってみましたよ。
風の歌を聴け風、ジェイズ・バーのコーンビーフのサンドウィッチ。

私、コーンビーフという食材に挑むことは滅多にありません。
もちろんこのようにコーンビーフを使うのは初めての体験です。

聞くと相当脂っこい食材のようですので、出来ればザワークラウトなどと合わせたかったのですが、きっと主人が作りたかったサンドウィッチはそんなものではないだろう、と。
以前、主人の実家にあった “村上レシピ” にその作り方が載っておりましたのでその通りに。

ひとつだけ背いたと言えば、写真を見ると使っているのは明らかに粒マスタード。
ですがここは敢えてディジョンマスタードで。
・・・だって開封済みのディジョンマスタードがあったのですもの、ごめんね、主人。





そうそう、レシピにあった “イギリス食パン” も無視しちゃったっけ。
でもそこは主人が選んで買ってきてくれた食パンですもの、彼も納得してくれるでしょう。
  1. コーンビーフは切りやすいよう缶ごと冷やしておきます。
    レシピには1cm厚さにカットするとありましたが、未知の味ですもの。
    そこは慎重に出来るだけ薄切りに。
  2. 食パンを軽くトーストし、室温に戻しておいた無塩タイプの醗酵バターを満遍なくぬります。
    ディジョンマスタードもたっぷりと。

  3. サラダ菜の水気をしっかりと拭き取って並べ、薄切りにしたコーンビーフを並べてパンで挟みます。
    ワックスペーパーを2枚つなげ、きっちりとキャラメル包みにしましょう。

    しばらくおいてパンと具がなじんだら、ワックスペーパーごと良く切れる包丁で切り分けます。
    大満足な切り口。











缶から出してカットしただけのコンビーフ、正に未知の味。
聞くところによると相当濃い味らしいので、添えるお菜は塩分控えめの野菜盛り沢山に致しましょう。

先日、主人がインド食材をまとめて取り寄せした際、おまけで私の希望も聞いてくれました。
私が主人におねだりしたインド食材は “ウラド豆 (ブラックウラッドとも言うようですね )” 。
真っ黒で小粒なウラド豆を使って、野菜たっぷりのサラダを拵えてみました。

そしてサンドウィッチと言えばピクルス。
主人がサラダに使った残りのピクルス、大胆に切って添えましょう。





  1. ウラド豆です。

    さっと洗って押し麦と一緒に圧力鍋に。
    全体がかぶる程度のお水を注いで極少量のお塩を加えましょう。
    5分加圧して圧が自然に抜けるのを待ち、ザルにあけて水を切っておきます。
  2. 人参は皮をむいて鬼おろしで粗くおろします。
    レモン汁とオリーブオイルをまぶしておきましょう。
  3. 人参のボールに水を切った1を加えます。
    後はお好みの在庫食材をじゃんじゃん加えるだけ。

    ミディアムトマトは縦4つ切りに。
    ブラックオリーブは2等分、ドライフィグはさいの目に切りましょうか。
    玉ねぎはみじん切りに。

    味付けには自家製のバジルペーストを使いましょうか。
    バジルをさっと湯通しして、ニンニク・ペコリーノローマーノと一緒に攪拌しました。

    ミックススパイスを挽いて出来上がり。
    ピクルスを大胆に縦4等分して添えましょう。






主人が作りたかったサンドウィッチ、これで良いのかしら。
喜んでくれると嬉しいのだけど。

・・・愚問でした。
先程から褒め殺しメッセージが立て続けに送信されております。
分かった分かった。










コーンビーフの切れっ端や、いちばん底部分の油脂が特に白くかたまった部分を使って。
朝食の白い炊き立てご飯のお供などいかがでしょう。
コーンビーフですもの、いわゆる “牛そぼろ” っってこんな感じなのではないかしら。

お歳暮のお裾分けで頂いた “生姜の佃煮” を使って簡略化しておりますが、刻み生姜にお酒・お醤油・お砂糖・みりん等で作ってもきっと美味しい筈。
ご飯が進んで困る甘辛お醤油味です。





  • コーンビーフをお鍋に移し、油をひかずにほぐすようにしながら弱火で炒りつけます。
    全体がほぐれたところで生姜の佃煮・お酒を加え、水気を飛ばすようにしながら更に炒りつけましょう。
    てんさい糖を少量加え、艶を出すように今しばらく炒りつければ出来上がり。






常備菜にしておりましたイワシのお酢煮も今日でおしまい。
残った煮汁でお豆を炊いて、煮汁まですっかりお片付け完了。
週末に向けて常備菜のお片付けが進みます。

昨日、仕事帰りにお豆腐屋さんを見つけたからと、お土産にお豆腐を買ってきてくれた主人。
贔屓にしておりましたお豆腐屋さんも、夕方からの営業を止めてしまったものね。
お豆腐屋を買うのにも少々難儀する昨今です。





お豆腐やさんらしい大きな大きなお豆腐、今朝はお味噌汁だけでなく冷奴にも。
鰹節削り器を使って真面目に鰹節を削りましょう。
お豆腐と一緒に買ってきてくれた大きな大きな厚揚げは、今宵の日本酒のお供かしら。

・・・マズい、近頃全然休肝日を設けておりません。
明日は金曜日、食材一掃の日です。

posted by しんさん at 12:53 | Comment(0) | お弁当日記 〜 市販のパンで | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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