本人は不本意であったようですが、主人が作ってくれたニース風サラダに主人の株はストップ高。
愛おしさも倍増した有意義な週末でありました。
さて。
主人がキッチンに立った後、密かな楽しみがその食材。
使い切れなかった、もしくは買ったけれど使いこなせなかった食材、それらのお片付けが私のささやかなお楽しみでもあります。
予期せぬ食材があったりして、スリリングで楽しいの。
今回はそれ程意外な食材はありませんでしたが、滅多に我が家でお目にかからない普通の食パン、いわゆるヤマザキとかフジパン製の食パン、本日はこれに目が留まりました。
赤はセミドライのトマト、そして緑はサラダ菜、ブラックオリーブの黒がちょっとしたアクセント。
きっと主人の好きな味。
ただ唯一の残念ポイントは・・・
トマトの上にびっしりと散りばめられたブラックオリーブって、妙な迫力があるものなのね。
はい、美しくはないと存じます。
食パンにブラックオリーブ、サラダ菜。
私の帰宅時間に間に合わせてニース風サラダと卵サンドを作ろうと、メモを片手にスーパーの梯子をする主人を想像してなんとも愛おしさが込み上げて参ります。
今度は一緒に作ろう・・・かな、とも思いましたけれどそれは止めておきましょう。
主人の料理の腕が上がる、それはちょっと寂しいものね。
週末、キッチンカウンターを挟み料理担当とワイン担当、この役割分担が今のところベストですもの。
- セミドライのトマトは前日に用意しておきます。
トマトを綺麗に洗って厚さ1cm強の輪切りにし、網の上に並べて110℃のオーブンで90分。
セミドライというよりまだまだしっとりした状態ではありますが、サンドウィッチにしてもトマトの水分に悩まされない程度にはなっております。 - 食パンを軽くトーストして粗熱をとります。
片方には、室温に戻しておいた醗酵バターとアンチョビを混ぜ合わせて満遍なく。
もう片方には自家製のバジルペースト (基本的な作り方はこんな感じ ☆彡) を。
バジルをさっと湯通ししてからフードプロセッサーでペースト状にするので、オリーブオイルを多量に使わなくても変色しません。
これはナッツ類も使わず、バジル・ニンニク・ペコリーノローマーノに潤滑油役のオリーブオイルを少量加えてフードプロセッサーで攪拌しただけのもの。 - ブラックオリーブは横3〜4等分します。
しっかりと水気を切ったサラダ菜、セミドライドトマト、ブラックオリーブをパンの上に順に重ねてサンドしましょう。
ワックスペーパーをマスキングテープで2枚つなぎ、きっちりとキャラメル包みに。
包丁で切る部分を避けてワックスペーパーを留めましょう。
具とパンがなじむまでしばらくおき、ワックスペーパーごとよく切れる包丁で切り分けます。
この断面、ウキウキします。
今日は人参サラダを添えましょう。
その日持ちの長さについ甘えてしまうのも事実。
本日発見されなければ、小さな小さな芽が成長してスカスカになってしまっていたことでしょう。
急きょ大きな人参2本分で人参サラダを作ります。
- パンプキンシードミックスは軽く乾煎りして冷ましておきます。
- 人参は千切りにし、少量のお塩を優しくもみ込んでしばらくおきましょう。
しんなりしたらキッチンペーパーに移し、キッチンペーパーで挟んで優しく水気を抑えます。 - オリーブオイル・蜂蜜・レモン汁・白胡椒をボールに合わせて混ぜ、水気を抑えた人参を加えて丁寧に和えます。
パンプキンシードミックスを加えて更に和えれば出来上がり。
保存容器に移し、冷蔵庫で味がなじむまで冷やして常備菜に。
明日はもっと美味しくなりますよ。
主人お待ちかねの朝食です。
農協の朝市で枝ごとの青紫蘇を調達し、水に挿して冷蔵庫で保存すると1週間は楽々持ちます。
が、油断していると黒ずんだ青紫蘇がちらほら。
青紫蘇の大量消費には鍋しぎがいちばん。
茄子の鍋しぎ、お料理本を買い漁って読んでいた頃に拵えたお料理です。
胡麻油を控える為にアレンジはしておりますが、青紫蘇をたっぷり使ったレシピは今もお気に入り。
- 青紫蘇はたっぷり千切りにしてお水に晒し、ザルにあけてからキッチンペーパーで包んでしっかりと絞ります。
茄子は乱切りにしてしばらくお水に晒した後、水気をしっかりと切りましょう。 - 白胡麻を乾煎りしてすり鉢で粗めにすり、赤味噌・お酒・みりん・酒粕・少量の蜂蜜を加えて更に擂り混ぜておきます。
- お鍋にごま油を熱し、茄子を炒めましょう。
茄子に油が充分なじんだところで、お酒を加えてすぐ蓋をします。
茄子が焦げないようお鍋を揺すりながら茄子がしんなりするまで蒸し焼きにします。 - 一旦火を止め、2の合わせ味噌を加えて全体になじませます。
軽く火を通して合わせ味噌を茄子になじませたら、火を止めて青紫蘇を加えましょう。
青紫蘇を全体になじませて出来上がり。
器に盛って胡麻をひねって召し上がれ。
今、主人からメッセージが届きました。
『サンドウィッチ、ウメー!!』
では私もお昼と致しましょう。