2017年08月22日

ビリヤニ ⇒ リメイク ⇒ タコライス

目下のところ、我が家では空前の “ビリヤニ” ブームが到来致しております。
昨年末頃から主人がビリヤニに興味を持ち始め、先月の旅行の際は旅行中に二度も ( 一度目☆彡 二度目☆彡 ) ビリヤニを求めてカリフォルニアのインド料理レストランを覗いたほどの凝りよう。

まぁでもビリヤニブームは良しとして、問題なのはいちどに否応なしに出来てしまうその量です。

ちまちまとバスマティライス1合で拵えるには到底向かないお料理ですので、出来る量もそれ相当。
食べ始めると止まらない主人をどうにか騙し、いえ、宥め、冷蔵庫でひっそり眠る数日前のビリヤニ。

本日のお弁当、そんな食べ切れなかったビリヤニを気持ち良くリメイクしてみましたよ

ビリヤニをリメイクした “タコライス” などいかがでしょうか。
レタスがないので塩もみしたゴーヤ、そして千切りピーマン。
いつもの在り合わせではありますが、何となく佇まいはタコライスっぽい・・・と思われたい。





我が家において空前のビリヤニブーム発端の原因は、いつものことながら食いしん坊の主人。
カリフォルニアで食べたビリヤニがよほど気に入ったのでありましょう。

帰国後、こっそりビリヤニスパイスとバスマティライスを取り寄せしては、連日連夜脚・肩マッサージのお心遣い。
お盆休み中、我が家の換気扇からはずっとヘヴィーなスパイスの香りが溢れておりました。

ま、それでもこのビリヤニスパイスなるものは使い勝手も良いし、なによりお手軽です。
以前、一からビリヤニを拵えたことがありましたが、あれには相当辟易致しましたからね ⇒ ☆彡
・・・しかも今だから申しますが、苦労ほどは魅力を感じない味でしたし。。。





何度かビリヤニを作るうちに、我が家風のアレンジも加わって参りました。
本場のビリヤニはレストランにお任せするとして、我が家風に勝手にアレンジして楽しみましょう。

もちろん野菜をどっさり使ってね。
そしてその後のリメイクも楽しみましょう。










先ずはビリヤニ。
あくまでも私に都合の良いよう勝手にアレンジしたビリヤニです。
これが本場とは・・・思う方はいらっしゃらないとは存じますがお思いになりませんよう。

先ず使うのは圧力鍋、そしてぴったりと蓋の出来るお鍋。
ふたつのお鍋を使います。
  1. バスマティライスは1合強。
    あまり少量ですと、具とご飯が層にならないので感心致しません。
    ほぼ2合で拵えるのが適量かと存じます。

    崩れやすいのでそっと洗い、30分以上水に浸しておきましょう。
  2. あればギー、なければ無塩のバターとたっぷりのみじん切り玉ねぎを圧力鍋に合わせ、玉ねぎが軽く色づくまでじっくりと炒めます。

    次いでみじん切りにしたニンニクと生姜を加えて炒め合わせ、更にビリヤニミックススパイスひと袋のうち半量を加えて焦がさないように炒め合わせます。

    残った半量のビリヤニミックススパイスは今回は使いません。
    ビンや密封容器に移し替えて早々に使い切りましょう。

  3. 鶏手羽肉 (小ぶりな手羽中の方をお勧めします) とぶつ切りにしたもも肉を加えてさっとなじませ、たっぷりのざく切りトマトを加えましょう。
    お水を適量加えて鍋底からしっかりと混ぜ、5分加圧して圧が自然に抜けるのを待ちます。

    お水を加え過ぎてしまうと、後ほどご飯と合わせて仕上げる際にべしゃっとした仕上がりになってしまいます。
    圧力鍋に支障のない、それでいてご飯に程よくしみ渡るお水の量、ここがポイント。

  4. 圧力鍋の圧が抜けたら蓋を開け、必要に応じて煮汁を煮詰めます。

    ですが、ズッキーニや茄子等、煮汁を吸収しやすい食材を加えるのも煮汁を煮詰めるのと同じ効果を狙ってのこと。
    煮汁が少し減ったら火を止めて、ご飯の準備に取り掛かりましょう。

  5. 吸水したバスマティライスをそっとザルにあけ、お米と同量プラスαのお水を加えます。
    極少量のお塩と油を加えて煮立て、マッシュルームとざく切りトマトを散らしてぴったりと蓋をして弱火で10分弱。
    そのまま蓋を取らず、10分ほど蒸らしてややかために炊き上げます。

    途中ケラウウォーターを小さじ1程度まわしかけます。
    蒸らし終わったところでさっくりと全体を混ぜましょう。

  6. さっくりと混ぜたご飯の2/3量を別皿に取ります。
    残ったご飯の上に圧力鍋で煮た具の1/2量を散らし、煮汁を適量回しかけます。
    取り分けたご飯の半量をこの上に敷き詰め、残った具を散らします。

    最後に残ったご飯で具を覆い、残った煮汁を回しかけましょう。

    ここで、あればパクチーをたっぷりご飯の上に敷き詰めたいところでありますが、そこはその時の都合によってどちらでも。

    弱火にかけ、ややかために仕上げたご飯がふんわりするまで10分弱。

    日本の炊き込みご飯のように全体をさっくり混ぜることは致しません。
    色がまだらになっているのがビリヤニの特徴でもあるようです。
    さっくり縦に木杓文字を入れて取り分け、器に盛ります。

    もちろんアチャールやライタを添えるのも忘れずに。
    アチャールはスパイスと同じお店で瓶詰を取り寄せました。
    ライタは見様見真似ではありますが、キュウリやみじん切り玉ねぎ、ヨーグルトやオリーブオイル、お塩、クミン等を混ぜればそれらしく仕上がります。










ここで完了する気でおりましたが、そうでした、あくまでもここまでは前置きでした。
本日のお弁当は、あくまでもこのビリヤニをリメイクしたタコライスでした。

ではあくまでもさらっと。
  1. 鶏胸肉は皮と脂肪分を丁寧に取り除き、フードプロセッサーで粗挽きにしておきます。
  2. みじん切りにした玉ねぎ・ニンニク・生姜を油で炒め合わせ、香りがしっかり立ったところでガラムマサラスパイスペーストを加えて炒め合わせましょう。
    このペーストで作ったキーマカレー、最高にお気に入りです。

    ペーストが全体になじんだところで、1の胸肉を加えて炒め合わせます。

  3. 胸肉が白っぽくなったところで、自家製のバジルペースト (☆彡) とアチャールを加えてさっとなじませれば自称タコミートの出来上がり。

    アチャールは先程もちらりと言及いたしました市販品です。
    大ぶりなライムの皮が入っておりますので刻んで加えると、程よいアクセントになりますよ。






  • 残ったビリヤニは手羽肉の骨を丁寧に除き、鶏肉をざっくりとほぐして温め直します。
    ビリヤニの上に目玉焼きを乗せ、たっぷりのタコミートを。
    薄切りにして極少量のお塩で揉んだゴーヤ、千切りピーマン、ミニトマトを散らして出来上がり。

    長い長い備忘録でありました。










お弁当が沖縄名物 “タコライス” なら、朝食だって沖縄ティストを取り入れたいものです。

無理無理ではありますが、お味噌汁がそれ。
胡麻油でさっと炒めたゴーヤを中心に、お豆腐ともずくを具にした麦味噌仕立てのお味噌汁。
ゴーヤとお豆腐ですもの、ゴーヤチャンプルー・・・なんて。

この組み合わせが意外なほど麦味噌に合ったということに、誰より驚いたのはきっと私です。





主食は久しぶりのへしこ茶漬け。
十六雑穀ご飯にさっと炙ったへしこ。
熱々のお出汁を注いで自家製の柚子胡椒、この組み合わせは最強です。





さ、長い長い備忘録でありました。
先程、まだ段ボールいっぱいのインド食材が届きました。
まだまだ我が家のビリヤニブームは続きそうです。

・・・と思っておりましたら日本酒も。
そうは言っても日本酒の似合う秋なのでしょうか。
主人の懐は限りなく深いようです。

posted by しんさん at 15:19 | Comment(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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