カリフォルニア ワイナリー巡りの旅 2017年度版、誰にも惜しまれることなく本日最終日です。
ロスからレンタカーで小刻みに移動しては各所に宿泊し、ワイナリーを巡りながら最終目的地のサンフランシスコまで。
クラムチャウダー、マティーニに続き、本日はワイナリー巡りの旅において最後ののディナー。
宿泊致しております“The Ritz-Carlton, San Francisco (リッツ・カールトン サンフランシスコ)”からUberで向かった最終日のディナーは、最終日のディナーに相応しくサンフランシスコでいちばんの老舗ステーキハウス。
カリフォルニアを南北に走る目抜き通り Van Ness Avenue (バンネスアベニュー) 沿いに建つ
“Harris' The San Francisco Steakhouse ( ハリス -ステーキハウス) ”です。
照明をぐっと落とした薄暗い店内はムード満点。
スパークリングワインとお水をオーダーすると、先ず運ばれてきたカリカリのブレッドチップス。
薄暗い照明のせいで、主人、サワークリーム風味のチーズスプレッドをレバーのパテと勘違い。
大喜びでぐいっとパンですくってお口に運びます・・・君は本当に面白いね。
大笑いしたところで、最初はやっぱりオイスターでしょう。
本日のスープ、yellow peaだったかな?
お家でもよく作るスープです。
馴染みのあるお料理をレストランで頂くの、大好き。
主人と半分こして頂きます。
カリフォルニアのレストランでのオーダーの仕方も慣れたものです。
お待ちかねのステーキは、プティ ニューヨークストリップをこれも主人と半分こ。
老舗ステーキハウスで頂くニューヨークストリップ、あぁこれ美味しい。
そのままでも十分に美味しいのですが、今回はソースを別にオーダーしてみました。
トリュフ マディラ ソースを添えていただきます。
ドライエイジドされたアンガス牛のステーキ。
最終日にあたって何がお名残惜しいかと申しませば、このステーキです。
あ、あとフレンドリーな接客もね。
今回の旅では満席でティスティングは叶いませんでしたが、ワインリストにあったCLOS DU VAL( クロ・デュ・ヴァル) をステーキに合わせてオーダー。
クロ・デュ・ヴァルの2014年 エステート・スタッグスリープディストリクト。
・・・を、最初にオーダーしたプティサイズのニューヨークストリップ半分こでは物足りず、追加オーダーしたお肉と一緒に。
クラッシック ベアルネーズ ソースを添えて、今度こそ確実にお腹は満たされました。
ですがやっぱりデザートを無視することなど出来ません。
主人は自家製アイスクリームの可愛らしいトリオ。
私はカリフォルニアムード漂うストロベリーショートケーキを。
デザートを手に記念写真。
お店の照明が暗くてちょっと残念な写真ではありますが、これもまた旅の思い出ですもの。
こちらのステーキ、今まで頂いた多くのステーキの中で私の中では最高得点の金メダル。
最後のディナーにふさわしい老舗ステーキハウス Harris'を後にします。
お客さまもひけ、やれやれ一段落といった店内。
ね、素敵な店内、ムードのある照明でしょ?
入口横のガラスウィンドウの中には、エイジトビーフが出番を待っておりました。
聞くところによると、切り売りもしてくれるとか。
カリフォルニアのお肉文化にはしみじみ恐れ入りました。
日本のそれとは歴史が違います。
一夜明けて、お世話になったリッツ・カールトンを出発します。
一泊だけではありましたが、リッツ・カールトンのアメニティーグッズの揃えはやっぱり断トツ。
快適なシャワータイムは出発前には重要ですものね。
そうそう、昨晩レストランから帰ったら、枕元にチョコレートが置いてあったのも嬉しかったな。
サンフランシスコならではの風景。
昔々は岐阜市内も市電がこんな風に走っていました。
高校生の頃、ちょっと学校を抜け出して市電にのって岐阜公園に行きましたっけ。
悪い子。
それにしても、サンフランシスコの坂は立派なパフォーマンス。
朝のサンフランシスコ、台車を使ってドリンクの類を運ぶ業者さんが芸術的なほど美しい所作でお仕事をこなしていらっしゃいました。
お世話になったレンタカーともここでお別れです。
広大なHertzの返却専用駐車場に次々と車が乗りつけられ、家族連れやカップルが大きなスーツケースを手にBARTの乗り場へと急ぎます。
軽く社内をチェックしてもらい、2週間お世話になったトヨタのカムリともいよいよお別れ。
最後にハグして記念写真。
ハグする相手を少々間違えた感も致しますが、お世話になりました、カムリ君。
BARTに乗って空港に向かいましょう。
今回の旅で、ワインを運ぶ為の折りたたみ式台車を用意した主人。
確かに重くはないけれど、スーツケースにギリギリ入らなかったり持ち運びするのには意外と厄介。
なんだ、BARTの乗り場まではコイン式ではあるけれど立派な台車が常備されているじゃない。
こうして人は旅慣れていくのね。
もちろん帰りもANAのファーストクラスです。
搭乗待ちのラウンジもファーストクラス専用。
場所を聞いた空港スタッフさんも、
『あそこは良いわよ〜、是非のんびりしていらしてね』 、とにっこり。
嬉しくてついカメラを構えてしまう庶民。
ここまでくると、まるで食事制限されている患者が手医者に逐一食べたものを報告しているようです。
でも、やっぱり楽しいものね、旅とその備忘録。
旅先だけでは飲めるようになったホットミルクに、シナモンとチョコレートソースをたっぷり。
ドライフルーツをおやつに搭乗時間を待ちます。
帰りの飛行機ではクリュッグとジャクソンを飲み比べ。
室内着に着替えてのこの飲み比べ、レストランでも出来ませんものね。
可愛らしいアミューズも手が込んでいます。
アペタイザーは鴨肉のロースト。
セロリアックのサラダが添えられていて、食材からして凝っています。
チキンとポークのレバーパテにはブルーベリーのソース。
これなんて主人好きそうなのにね、やっぱり帰りも主人は和食を選んだようでした。
ガーデンサラダのドレッシング。
2種類あってどちらも魅力的なのですが、私はやっぱりオリーブオイルにお塩がいちばん好き。
パンに添えられている可愛らしいミニサイズのオリーブオイル。
キャップがかたくてキャビンアテンダントさんと一緒に格闘致しました。
美しいキャビンアテンダントさん、にっこりと微笑んで 『これは諦めても良いレベルでございますね』
・・・その言い回し、魅力的です。
私もどこかで使おう。
『諦めても良いレベルでございますよ』
コーンスープ。
メインはブイヤベースをチョイス。
デザートはアプリコットアーモンドタルト。
温かいタルトにバニラアイスクリームの悩殺的な組み合わせ。
バイザグラスでお代わりもしながら相当量のワインを頂きました。
が、良いお酒は悪酔いしないものです。
ぐっすり気持ち良く寝入り、起きれば朝食、煩悩のかたまりのようなフライトです。
朝食はやっぱりガーデンサラダ。
食事の前にいつも持ってきて下さる千疋屋さんのみかんジュース、きっとANAいちばんのお勧めなのね。
確かに美味しい。
みかんに刺激されたのか、珍しくがっつりとパンなど食べたくなりました。
ですので、ローストビーフとアボカドのサンドウィッチを選んでみました。
美味しいんです。
すごく美味しいのですが、せっかく添えられていたナイフとフォークでは上手く食べられないのが残念。
パン・ローストビーフ・アボカドの三つ巴状態で、三つ揃うとナイフも形無し。
切れないパンを仕方なく残し、フィリングだけ頂くというお行儀の悪い形で無念のご馳走様。
今はなき父がこの残飯を見たら・・・おぉ怖っ。
もちろん、私が食べ辛いサンドウィッチと戦っている間、見えない隣の席からはカレーの香りが漂っておりました。
主人、行きも帰りも朝食はカレー。
そんなご機嫌な筈だった主人。
飛行機を降りてから何の気なしに尋ねました。
『そうそう、わらび餅美味しかった?
キャビンアテンダントさんが、朝食の後言ってたもの。
食後のわらび餅などいかがですか?ご主人さまも召し上がっておいででしたよ。』
主人、旅の最後に驚きの暴言。
『ちっ、あいつ、チクりやがって』
・・・主人の暴言で幕をひく 『カリフォルニア ワイナリー巡り 2017』 、長い長い備忘録でした。
主人は早くも次の旅に想いを馳せております。
そしてお盆中の我が家は、主人が段ボールで取り寄せたインド食材のおかげで、異国情緒に満ち満ちた香りが昼夜問わず消えることなく漂っております。
明日からは主人のお仕事も再開です。
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カリフォルニアワイナリー巡り、お疲れ様でございました。
本当にご主人さまのプランニング力、素晴らしいです!
我が家では旅行の計画、段取りは私の役割でして、夫にプレゼンの後、実行に移されます。
当然現地でのツアコン&コンシェルジュは私であって
微に入り細に入り、やって下さるご主人さまが羨ましいです!
まぁ!
うぃっきーさん宅ではうぃっきーさんがプランニング担当でいらっしゃいますか!
旅行前の主人の情報収集作業といったらブラック企業並み。
私が寝コケているその間も、グーグルマップにかじりついての情報収集・・・
それをうぃっきーさんが!
本当にお好きなんですね、ご旅行。
ご主人とのプレゼン風景が目に浮かぶようです♪
我が家はプレゼンなしで即実行ですけどね(笑)
でも何にしろ旅行は楽しいですね。