リッツ・カールトンのチェックインまでの時間、Fisherman's Wharf (フィッシャーマンズワーフ) に寄って昨年叶わなかった主人念願のクラムチャウダーにパクつき、 宿泊しておりますリッツ・カールトンのバーには見向きもせず、近所のインターコンチネンタルの最上階 “Top of the Mark” に繰り出し、アイリッシュコーヒーとサンフランシスコでいちばんのマティーニと評されるマティーニを頂きして短いながらサンフランシスコを謳歌致しました。
残り僅かとなりました、カリフォルニア ワイナリー巡り 2017、お盆の暇に飽かせて備忘録。
今回の旅で楽しかったのは、ワインももちろん然ることながらスーパーマーケットでのお買い物。
行く先々にある “TRADER JOE'S(トレーダージョーズ)” は、日本では何となく高級スーパーのイメージを持っておりましたが、いえいえ、野菜不足になりがちな旅行客の味方でもあります。
そのまま食べられるサラダの類が特に豊富で、しかもその組み合わせが楽しい。 シルバラード・リゾート・アンド・スパを発つ日は、色合いも可愛らしいサラダとヨーグルトで朝食。
“マンゴーサラダプレート” ・・・へぇ、紅芯大根のこと、 watermelon radishっていうのね。
食材のちょっとしたお勉強にもなるし、何よりホテルの朝食よりずっとお手頃価格で私好みなのが嬉しい。
ドレッシングも日本のような強い味で野菜の風味を損なうものではなく、野菜に寄り添うタイプのもの。
ちなみにこのサラダには、実に控えめにmango ginger vinaigretteが合わせてありました。
さ、サンフランシスコまでは約60マイル、2時間弱といったところ。
数日前に寄った “The Olive Press ☆彡” の前を通り、国勢調査指定地域に指定されていBlack Point-Green Pointを抜け、101号線を南下してゴールデンゲートブリッジへと向かいましょう。
ゴールデンゲートブリッジは76年間続いた支払式のゲートを廃止し、2013年から電子式通行料支払いシステムを導入しています。
このシステムは珍しく主人の予習範囲には含まれていなかったようで、主人少々動揺するも何とか無事に通過。 少々お高い駐車場に見舞われてはしまいましたが、笑顔でフィッシャーマンズワーフに到着です。 タイミングよろしくランチ時。
フィッシャーマンズワーフに来たらクラムチャウダー、これは主人の昨年からの希望でありました。
昨年はホテルに着いた途端に結膜下出血を発症してしまい、初めての症状に加え白内障手術の後ということもあって大いに動揺してそれどころじゃありませんでしたものね。
主人、一年越しのサンフランシスコ名物クラムチャウダー、思う存分お楽しみあれ。
向かった先は “soup in a bread bowl” スタイル発祥の店とされる老舗ベーカリー、 “Boudin Bakery & Cafe (ボーディン) ”。
フィッシャーマンズワーフのど真ん中にある人気ベーカリーです。 お昼にはちょっと早いかな?という時間ではありましたが大盛況。
1Fのベーカリーカフェで気楽に頂くことに致しましょう。
ベーカリーだから当然と言われればそれまでですが、店内はパンがいっぱい。
いっぱいという表現では言い表せない程、その充実した可愛らしいパンには感動してしまいます。
分かるかしら?
画像の右の方、ちょうど “OLIVE” とある看板のした辺りに見えるカゴ。
店内の天井にレールが張り巡らされていて、パンの入ったカゴが常に循環しているの。 オーダーしたら名前が呼ばれるのを待ってピックアップコーナーへ。
ほら、天井をパンが巡回していますよ。 ちょっと酸味のあるパンを器に溢れそうなクラムチャウダー、クラムチャウダー in ブレッドボウル。
そしてタコス。
飲み物はウーロン茶なんて言わないでよね、主人。
甘い甘いチョコラテにバニララテ、うわぁ楽しい。 念願のクラムチャウダーですもの、当然主人は缶詰もお買い上げ。
実は帰国後、既にひと缶試飲 (試食?) 済みです。 しっかりとコクがあって美味しいクラムチャウダー、正にお店で頂いたあの味でした。
日本ではなかなかSourdough Bread (サワードウ・ブレッド) にお目にかかれないのだけが残念です。
しっかり食べた後はしっかり運動。
PIER 39 (ピア39) を時間が許す限りお散歩。
遠くに見えるAlcatraz Island (アルカトラズ・アイランド) を背景に記念写真。
行ったなぁ、アルカトラズ島、学生の時。 そうそう、アシカもいました。
学生の頃は生で見るアシカに大興奮したものでした。
さ、そろそろホテルのチェックインの時間ですよ。
カリフォルニア ワイナリー巡り 2017の旅、最後に宿泊するのは “The Ritz-Carlton, San Francisco (リッツ・カールトン サンフランシスコ)” 。
チェックインを済ませたら、私は予約してあったスパへと早々に移動。 すっきりと白を基調とした静かなロビーで必要事項を記入。
優しい香りと使い心地、L’OCCITANEを使ってのスパということで期待感は募ります。 この感じ、L’OCCITANEらしさが漂います。 もう言葉は不要でしょう、Zzz・・・
お部屋に戻ると、主人がこれからの予定を吟味しておりました。
どうやらまとまったようですので、着替えてお出掛けです。
先ずはホテルのロゴをバックに記念写真。 この直後、若い外国人カップルに声をかけられます。
『あなたたちふたり、昨日ナパのウエスティンホテルにいたでしょ?Barで見たわ』
行動パターンが似た者カップル、もうちょっとお話したかったけれど先に進みましょう。
宿泊しておりますリッツをUberで出発し、向かった先はインターコンチネンタルホテル。
1939年から続く老舗のバー、 “Top of the Mark” へと向かいます。
地図で見ると500mの距離なので歩くことも考えましたが、着物だからとUberで。
・・・大正解。
サンフランシスコは坂の街、歩いて向かえば大喧嘩は確実でしたでしょうね。 大変な強風ではありましたが、無事難なくインターコンチネンタルホテルに到着。
陽気なドアマン、ご自分のお気に入りのアングルで写真撮影役を買って出て下さいました。
インターコンチネンタルホテルの最上階、Bar “Top of the Mark” 。
その眺めもあって大人気のようで窓際は全て満席ですが、19階から臨む360度大パノラマは窓際でなくても十分な壮観。
メニューのロゴも素敵。
主人は悩むこともなく自慢のマティーニに即決。
私は、そうね、アイリッシュコーヒーに致しましょう。 失礼ではありますが、私たち二人とも驚いたのがマティーニでもアイリッシュコーヒーでもなく、白いお皿にたっぷりと盛られたナッツ。
空きっ腹にマティーニは危険だからとオーダーしただけのナッツではありますが、これが最高に美味しい。
日本に持って帰りたい、山ほど買って帰りたい、そんな欲望が黙々と沸き起こり、思わずスタッフを捕まえて聞きました、このナッツはホテルで買えますか?業務用でも何でも良いから欲しいのだけど。 優しそうな初老の女性スタッフさん。
嬉しそうに、そしてどこか誇らし気に教えて下さいました。
このナッツ、お店のオリジナルですって。
シーズニングをまぶした後、オーブンで軽く焼いて仕上げる自家製なんですって。
山ほどあったはずなのに、アッという間にナッツのお山は平らに。
マティーニが自慢のバーでナッツに感動する私たち。
さ、この後はナッツで満たされたお腹を労わりながら、最後のディナーへと向かいます。
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