モントレー湾を望む “Monterey Plaza Hotel & Spa (モントレー プラザ ホテル & スパ) ” が本日のお宿です。
この日宿泊したMarina del Rey Hotel (☆彡) でスパの予約代行をして頂きましたので、予約時間に遅れないよう慎重に時間を割り振っての出発です。
パソ・ロブレスから101号に乗ってひたすら北上し、先ずはカーメル・バレーに向かいましょう。
道中国道に沿って油井(ゆせい)ポンプが並びます。
油井ポンプを見るなんてこと、日本ではあり得ませんものね。
国道101号線を降りたらしばらくは山の奥へ奥へと進みます。
パソ・ロブレスからカーメルバレーまでは120マイルほど、2時間ほどで本日最初の目的地 “Talbott Vineyards ☆彡” のテイスティングルームに到着致します。
ですがパソ・ロブレスと言い、こちらカーメルバレーと言い、日本未入荷の小規模ワイナリーをテイスティングして回るというのも今回の旅の醍醐味です。
特にこちらカーメルバレーは7,700ha程の小さな村で、葡萄の栽培地は121haほど。
多くの葡萄はカチャグア・バレーの断崖で栽培されているため、昼夜の気温差が大きくなり、葡萄がゆっくりと熟すことから複雑なワインに仕上がるのだとか。
こちらTalbott Vineyardsは、ピノノワールとシャルドネ種のみでワインの醸造をしているそうです。
急カーブ急こう配の山道を経て、ピノノワール好きの主人が来たがるのも大いに納得。
小さな小さなカーメルバレーにある小さな小さなテイスティングルームですもの。
敷地内を建物に向かって歩いていくと、目の前をニワトリが横切っていくようなのどかなところです。
サンタ・ルチア・ハイランズのピノとシャルドネを使ったワイン2本をしっかり抱え、ランチに向かいます。
カーメルバレーでのお昼はCafe Rustica (カフェ ラスティカ ☆彡) 。
小さな町ですので、Talbott Vineyardsからは車でほんの数分・・・ですがちょっと寄り道。
Talbott Vineyardsのスタッフさんに教えて頂いたテイスティングルームへと向かいます。
ピノ・ノワールが好きな主人に是非と教えて下さったのは、Chesebro Wines (☆彡) のテイスティングルーム。
・・・がどうも様子が変、残念、本日定休日。
どうもこちらのテイスティングルーム、木曜から日曜、しかも正午から夕方5時までのオープンだとか。
ムスっとむくれながらも、主人、ランチに向かいます。
レストラン “Cafe Rustica” は、野菜をふんだんに使ったメニューが自慢の人気店。
可愛らしいカップに入った濃厚なトマトスープ、すっごく私好み。
シェアする、ボリューム満点の付け合わせ、こられを考慮しての適量オーダーにも慣れてきました。
ですので主食のサンドウィッチも半分こ。
何でもどぅみぃ (私のこと) の好きなものをオーダーして良いよ、と主人。
すかさず私が選んだのは、 “Rustic Vegetable Sandwich” 。
まぁ!なんて美味しそう!
・・・どうかしたのかしら?
満面の笑みを浮かべる私に対し、プレートを持つ主人のその顔がどこか不満気。
『肉、食べたくない?』
嫌だわ、主人。燃料切れですか?
私、こっちに来てからすこぶる体調も気分もよろしいのは、野菜寄りの食事のおかげかしら。
味の濃い葉野菜のサラダを山盛りは、もうイヤなんですって。
こっちのホウレン草は味が濃くて口の中がヌキヌキするんですって。
可笑しいわね、主人。
お肉不足でご機嫌斜めな主人。
本日の宿泊ホテルまでの道中、先日訪れたBig Surの南側 (☆彡) に続いて今日はBig Surの北側を目指す予定でいたようですが、スパの時間の都合でそれは断念。
ホテルの方向に向かって30分ほど車を走らせ、Carmel-by-the-Sea (カーメル・バイ・ザ・シー) で車を止めます。
クリント・イーストウッドが市長を務めたことでも知られるこの小さな街は、芸術家や詩人の集まる街とも呼ばれ、観光客にも大人気な可愛らしい街並みが魅力的。
白を基調にしたアンティークな雰囲気が漂う本当に可愛らしい店内。
スタッフの女の子も兎に角可愛い。
Talbott Vineyardsに続き、ここでも主人はサンタ・ルチア・ハイランズのピノとシャルドネを購入。
小さなCarmel-by-the-Seaの街で、主人が寄りたかったテイスティングルームがもう一軒。
まだまだカリフォルニアワインの魅力を熟知していなかった頃の主人が出会ったワイン、Pelerin (ペルラン) のテイスティングルームがある “Trio Carmel ☆彡 ” までは歩いてたったの3分。
ですがそこは雰囲気に流されやすい主人のこと。
結局は全てテイスティングをし、サンタ・ルチア・ハイランズのピノを1本、大満足のお買い上げ。
こちらのお店 、“Trio Carmel” さん。
スタイリッシュな入口に少々圧倒されて店内に入ると、そこはキッチングッズ・オリーブオイル・バルサミコ酢がずらりと陳列する広々した空間。
今こうして画像を見ていてもちょっと残念。
興味深いお店でした。
・・・なんて悠長なことは言っていられません。
本日の最終目的地はモントレー。
宿泊先の “ Monterey Plaza Hotel & Spa ”までは車でものの20分。
ぎりぎりスパの予約時間には間に合います。
・・・Carmel-by-the-Seaを出てすぐ、軽く道を間違えたものの何とかホテルに到着。
少々急ぎ足ではありましたが、スパの予約時間に遅れることもなくぐっすり寝入って参りました。
私がスパに行っている間、主人はワイン巡りのイメージストラテジーを練り直し。
勧めて頂いたChesebro Winesが気になって仕方がないのでしょう。
余談ではありますが、こちらのホテル “Monterey Plaza Hotel & Spa” は敷地もひろい上に構造がややこしいことややこしいこと。
通りを横断する連絡路まであるものですから、スパからお部屋に戻るのも一苦労でありました。
スパで体も軽くなったことですし、夕食までの時間モントレーのホテル周辺をお散歩致しましょうか。
昨日までいたパソ・ロブレスが最高気温43℃に対し、こちらの最高気温は17℃。
主人は半袖のポロシャツ一枚、寒さでオカシくなったのか、笑いがこみあげてきます。

沖に何かがいたんです。
ラッコなのかイルカなのか、はたまた小さなクジラなのか。
兎に角何かがいたんです。
今宵のディナーは、ホテルのメインダイニング “Schooners Coastal Kitchen & Bar” 。
窓際の眺めの良い席に通されて大満足。
皆さまきっちりジャケットを着こなした見るからに富裕層。
現金なもので、大騒ぎするそのお声がBGMにも思えるから人って分からない。
主人は昼間に訪ねたTalbottがよほど気に入ったのか、ビールを一杯飲んだ後、厳かにTalbottのシャルドネ Sleepy Hollow Vineyardの2013年ををオーダー。
ワイナリーで見た価格と、レストランの価格がほぼ変わらないことに感激しておりました。
サンタモニカではあれほどこちらの牡蠣の悪口を言っていたくせに、今ではすっかりカリフォルニアオイスターの大ファン。
昼間、お肉を食べてないとブツブツ言っておりました主人ですがようやくの満足顔。
それでいて量が多めだから、私としては願ったり叶ったり。
後ろに見えるデザート、何だっかな?
ちょこんっと頭に乗せたクラウンがたまらなく可愛い。
イタズラでちょっと吹きだしを書きたくなっちゃう美人スタッフさん。
『何よぉヘイヨォ』 といったところかしら。
夜のモントレーは更に冷え込みます。
明日はSanta Rosa (サンタローザ) に向かいますよ。
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