男女・国籍問わず面倒見の良い彼女ですので、多国籍で幅広い職業のお客さまが集まります。
お店の奥にはそんなお客さまからのお土産、世界各国のお菓子や食材が揃っています。
先日お邪魔した時は、地元 岐阜のワイナリーの白ワインを出して頂きました。
そして、お裾分けねと持たせてくれたのがベトナムのお菓子。
帰宅し、地味な見た目に正直あまり期待せずつまんでみたところ・・・主人と顔を見合わせました。
初めて食べるホロホロした食感、そして絶妙で穏やかな甘味、なにコレ?なんてお菓子なの?
Googleさんで検索してみたところ、すぐにヒット致しました。
ベトナム北部の名産で、バイン ダウ サイン (Banh Dau Xanh) という伝統的なお菓子だそう。
基本的な材料は緑豆・お砂糖・植物油、シンプルです。
材料を見て、むくむくと好奇心が湧き上がってきましたよ。
お家にあるものでほぼ賄えそうですもの。
そして早速・・・
材料も私好みですし、これは習得する価値のあるお菓子です。
大事に大事にちまちまと食べておりますオリジナルのBanh Dau Xanhと並べてみました。
参考にさせて頂いたレシピはこちら ⇒ Banh dau xanh (Mung bean cakes
ベトナム語のレシピにはいくつかヒット致しましたが、残念、ベトナム語は見当がつきません。
でも、最初から上手くいっては面白くありませんものね。
もともとダメモトで挑戦したのですもの、初回はこのくらいの完成度が丁度良いというものです。
幸いムングダル (緑豆) は常備してあることですし、少しずつ納得いくまで作り込んで参りましょう。
約19.5cm四方のスクエア型にぴったりな量です。
参考にしたレシピでは米粉を使用していましたが、今回は片栗粉で代用。
香料もレシピ通りには在庫がありませんでしたので、バニラエッセンス単独で。
お砂糖はココナッツシュガーを控えめに使いましたが、もう少し増やした方がらしく仕上がるかも。
もとより、ココナッツシュガーより和三盆糖の方が食感が近づくような気が致します。
- 挽き割りムングダルは200g。
さっと洗い、たっぷりのお水にひと晩浸しておきます。
これをザルにあけ、圧力鍋で10分蒸しましょう。
指で簡単につぶれるくらいやわらかく蒸します。 - ムングダルをフードプロセッサーに移し、ココナッツシュガー 140gを加えて攪拌します。
滑らかな生地になるまで丁寧に攪拌します。 - 2をテフロン加工のフライパンに移しましょう。
絶えず木べらで混ぜながら、ぽってりとするまで中火で煮詰めます。
この時点で生地の水分がやや不足していたのが “芋羊羹風” になってしまった原因かと。 - 片栗粉 大さじ1・太白胡麻油 大さじ2を合わせてよく混ぜ合わせ、フライパンに加えます。
更に混ぜながらなじませ、オーブンシートを敷いた型に移しましょう。
しっかりと押しかためて冷まします。
完全に冷めたところで型から出し、包丁で切り分ければ出来上がり。
ベトナムのお菓子、バイン ダウ サイン (Banh Dau Xanh)。
想像以上にヘルシーだし、何よりその印象的な味にすっかり魅了されてしまいました。
香料はともかく、米粉をバイン ダウ サインの為だけに調達してこようかしら。
ひと口サイズのバイン ダウ サインは、ちょこっとつまむのにも嬉しいお菓子。
きっと主人が仕事の合間合間にちょこちょこ楽しむのではないかしら。
ほど良い甘さがお仕事の疲れを癒してくれますよ、きっと。
今朝のように初挑戦のレシピだと、お弁当のお菜にまで頭が回らないのが実のところ。
ムングダルを蒸すのに使った圧力鍋を有効的に使って、手間のかからない簡単な一品を。
容器ごとオーブンにポン、具沢山オープンオムレツなどいかがでしょうか。
収穫前にネギ坊主が出来てしまい、収穫した玉ねぎは花茎部分が肥大化してしまった状態。
ですがそんな出来の悪い玉ねぎだって、圧力鍋で最初に蒸してしまえばやわらかくなります。
- 玉ねぎ、キャベツ、人参は大きめに切って圧力鍋で蒸します。
しっかり加圧してしまうとやわらかくなり過ぎてしまうので、圧がかかったらひと呼吸おいてすぐ火を止めます。そのまま圧が抜けるのを待って蓋を開けましょう。 - 琺瑯製の容器に薄く油をぬり、蒸した野菜とトマトを並べます。
溶き卵にセロリをたっぷり刻んで加え、タイムの葉をしごき入れましょう。
粉チーズとスパイスソルトで味付けをし、野菜の上から回しかけます。
上にも粉チーズをふり、200℃に予熱したオーブンで20分強焼けば出来上がり。
今朝の主食は、久しぶりに “鯖へしこの出汁茶漬け” と致しました。
薄切りにしてさっと炙った鯖のへしこを炊き立てご飯の上に並べて、たっぷりのお出汁を注ぎます。
そのままではちょっと塩気が強くて食べ辛いへしこも、お出汁とご飯が加われば無敵の味に。
甘く仕上げるムングダルの下で、流石に野菜を茹でることは致しませんが小豆なら問題なし。
お砂糖を加えず水煮にした小豆、今朝は和三盆と一緒にヨーグルトに添えてみました。
明日はお砂糖を加えて煮直して、そうね、久しぶりに蕎麦がきぜんざいでも拵えましょうか。
掻きたての温かな蕎麦がきに甘さを控えた小豆餡、今の季節なら常温の小豆餡が良いかしら。
明日のメニューが早くも決まりました。
明日は専業主婦でも楽しみな金曜日ですものね。