2017年06月02日

おぉ怖っ・・・大誤算、見事な貫入 (かんにゅう) ウサギでございますこと

以前からちょっと気になる和菓子がありました。
“桃山” ・・・ 黄身餡を白餡と卵黄を合わせた生地で包み、優しい焼き色で仕上げる半生菓子。
しっとりとした生地にほろっとした黄身餡が特徴の見た目も上品な和菓子です。

そんな上品な和菓子、何故わたしはこう不器用なのかしら。
桃山とも黄身時雨とも違う、和菓子とも言い難い、新種の食べ物を拵えてしまいました。

見事なほど全体に入った貫入、ひびの隙間に何となく認識出来る目と耳と尻尾。
何かで見かけたそれはそれは可愛らしいウサギさんの桃山を夢見ておりましたのに、出来上がったのはコレ、無残な新種のウサギ。

元々は “晒よし飴 ☆彡” の寒梅粉をどうにか有効利用したくて思いついた桃山。
いつもそうなんです、着眼点は悪くないんです、そうしようもなく不器用なだけで。
ですが、ここまで不出来だと反って備忘録したくなるのもヒトでなくて?
気力があればもう一度、今度はしっかり材料や手順をお勉強して出直すことと致します。





そもそも、今朝は寝起きからダメなスタートでした。
いつもより40分以上も遅い起床。
昨晩は9時前に就寝したというのに、それはそれはぐっすり寝入ってしまいました。
お酒を控えた昨晩、明日の金曜日は主人と何を飲もう、肴は何?なんて考えていたのがその原因。
まぁ、そのおがけで今夜の宴会の肴は決定済みですけどね。





これだけの失敗作を細かく備忘録しても仕方ないので、あくまでざっくりと。
  1. 白花豆をひと晩お水に浸して茹でこぼします。

    ・・・いえ、この段階で早くも失敗しました。
    茹でこぼすところを、重曹を加えて加圧してしまいました。
    すぐに気付いたものの、おそらく数十秒は圧がかかってしまったでしょう。
    圧が自然に抜けるのを待って蓋を開け、とりあえず薄皮をむいてみました。

    ひたひたのお水と共に10分加圧し、フードプロセッサーでピュレ状に。

  2. 1をお鍋に移し、てんさい糖とお塩を加えてぽってりとするまで煮詰めます。

  3. 生地用に2/3弱をフードプロセッサーに移し、少量の卵黄・晒よし飴の粉 (落雁粉とあります) を加えて攪拌しましょう。
    4等分して丸めておきます。

  4. お鍋に残った白餡はフィリング用です。
    卵黄を加えてぽってりと煮詰め、粗熱をとって丸めたら3の生地で包みます。

  5. 残った生地で耳と尻尾を作って貼り付け、爪楊枝の柄で目を作ります。

    200℃に予熱したオーブンで先ずは8分、その後160℃に下げて2〜3分。
    見事な貫入入りのウサギが焼き上がりました、とほほ。

    でも、まぁ良いか、楽しかったから。











実は紆余曲折ありまして、金曜日だというのに本日主人は理不尽な山をひとつ越えねばなりません。
そんな主人にせめてお昼、ウサギさんで和んでもらおうと目論んだのですが・・・撃沈。
主人はウサギさんとも気付かず、昨日一緒に食べたベトナム菓子を再現したのかと思ったとか。

ウサギさんはこんなだし、もう恐れることはありません。
  • 白餡を拵えた際にむいた白花豆の薄皮、これも有効利用してしまいましょう。
    同じく白餡で使った卵黄、残った白身もいっしょに。

    鯖缶・戻した干しシイタケ・生姜・極少量の片栗粉と一緒にフードプロセッサーで攪拌し、韓国海苔をペタッと張ってごま油で両面焼きます。
    一旦取り出し、ざく切りトマトやオイスターソース等を合わせて煮詰めます。
    戻し入れて絡めれば、やけっぱちつくね風の出来上がり。











自棄を起こして朝から日本酒・・・ではありません。
昨日、だったかな?テレビで見かけた氷出しの緑茶を早速実践してみました。

失敗する時はとことん失敗するようで、茶葉が足りなかったのかしら?





兎にも角にも金曜日。
きっと主人はクタクタにくたびれて帰宅することでありましょう。
日本酒の肴を用意して、後は何も考えずに飲みましょう、飲みましょう。
金曜日ですもの、飲みましょう。

posted by しんさん at 14:37 | Comment(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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