いわゆる “おしりパン” というものです。
全粒粉 100%ですので、当然 “おしりパン” に求められる真っ白な佇まいとは程遠い焼き上がり。
少々色黒なおしりではありますが、それはそれ、健康的でよろしいのではなくて? ふんわりとした食感ではなく、ちょっと素朴なポソっとした “おしりパン”。
ですがそこはお豆腐の底力とも申しましょうか、もっちりむっちりとした食感は健在です。
うん、この食感、なかなか面白い。
全粒粉 100%に最低限のベーキングパウダーでこれだけ頑張ってふくらんでくれたのですもの。
私の出来としては充分です、御の字です。 そろそろ使い切ってしまいたかったパセリをたっぷり挟んで、本日のお弁当に致しましょう。
ズッキーニの自家製ピクルスも一緒に刻んでたっぷりとね。
我が家はマヨネーズを常備致しておりませんので、茹で卵が “つなぎ” の役割です。 お豆腐パン生地はもちろん、フィリングもフードプロセッサーにお任せですのでとても簡単。
近頃なぜだか健康意識が急上昇中の主人も、これなら満足してくれるのではないかしら。
手の平サイズの小ぶりなお豆腐パンですので、頑なに増加しようとする主人の体重対策にも・・・ね。
以下の分量で小ぶりなお豆腐パン4個分です。
- 全粒粉タイプの強力粉 120g
てんさい糖 大さじ1
ベーキングパウダー 小さじ1
お塩 ひとつまみ
以上をビニール袋に合わせ、口をしっかり持ってふり混ぜます。
これをフードプロセッサーに移し、お豆腐 100gを加えて高速で小刻みに攪拌しましょう。
お豆腐は充填タイプでない極普通の絹ごし豆腐を、特に水切りせずそのまま使っています。 - 全体がそぼろ状になじんだところで、太白胡麻油 大さじ1を加えて更に攪拌します。
いつもの材料ですと、じきに生地がひとつにまとまってきます。
が、お豆腐効果なのかなかなかひとまとまりにはならず、側面につく生地はなくなりません。
スパチュラで寄せてフードプロセッサーから出し、手で滑らかになるまで捏ねます。
打ち粉をしなくても、案外うまくまとまってくれました。
包丁で4等分しましょう。 断面を包み込むようにしながら生地を丸めます。
極々少量のお水で手のひらを湿らせながら作業すると、生地が手につかず上手くいきます。
オーブンシートを敷いた天板に並べ、茶こしで蕎麦粉を薄くふりかけましょう。
もちろん蕎麦粉でなくて普通の強力粉でも。
菜箸を押し付けて溝をつくり、乾燥防止のラップをふんわりかけて10分間のベンチタイム。
その間にオーブンを160℃に予熱しておきましょう。 - ベンチタイムが終わったら、もう一度蕎麦粉を茶こしでふって菜箸で溝をつけます。
溝の両端を親指と人差し指でそっとつまんで尖らせましょう。
予熱したオーブンに移し、設定温度を140℃にして焼くこと15〜18分。 赤ちゃんのおしりのようなふんわりおしりパンではありません。
が、素朴なおしりパンの焼き上がりです。 網に並べて冷まし、サンドウィッチに仕上げましょう。
- パセリの葉先部分
ズッキーニの自家製ピクルス (その時の備忘録です ⇒ ☆彡)
茹で卵の白身
オリーブオイル
お好みのスパイスソルト
以上をフードプロセッサーに合わせて攪拌し、後で茹で卵の黄身を加えて混ぜます。 お豆腐パンに切れ目を入れ、室温に戻しておいた醗酵バターをたっぷりぬりましょう。 パセリのサラダをたっぷりと挟み、胡桃とレーズンをトッピングして出来上がり。
小ぶりな可愛らしい人参をスーパーの店頭で見かけました。
丸ごとお料理出来るサイズの人参を見かけると、結婚前、主人のお誕生日にリクエストされた “野菜のフルコース” という難易度の高いお料理をいつも思い出します。
当時は圧力鍋も持ち合わせておらず、丸ごと人参とひよこ豆のスープをことこと煮込みました。
主人は憶えていてくれるかしら、あの苦労したお野菜フルコース。
今は圧力鍋でほんの5分。
小ぶりな人参を丸ごと、ひよこ豆と一緒にうんと薄味で煮て常備菜に致しましょう。 味付けはその時々の気分。
今日はペコリーノローマーノとアンチョビを効かせたフェンネルと新玉ねぎのソースを添えて。
ひよこ豆はひと晩お水に浸して調理するのが普通ですが、急に食べたくなることもありますもの。
気にせずそのまま圧力鍋で加圧し、ちょっと歯応えのあるひよこ豆を楽しむのもまた良いものです。
- ヘタを落とした人参は皮つき、ざっくり大きく切ったキャベツ、ひよこ豆を圧力鍋に合わせ、ひたひたにお水を注ぎましょう。
クローブ・ミックスペッパー・出汁パックに入れたパセリの茎部分を加え、少量のお塩をふって5分間加圧します。
圧が自然に抜けるのを待って蓋を開け、今日使わない分は保存容器に移して冷蔵庫へ。 - フェンネルの鱗茎部分・新玉ねぎ・アンチョビ・ペコリーノローマーノをフードプロセッサーに合わせて攪拌し、黒胡椒とお塩でやや濃い目に味を調えます。
人参とひよこ豆と一緒にソース感覚で召し上がれ。
今朝は何かと大活躍したフードプロセッサーですが、もうひと頑張りしてもらいましょう。
極少量残っておりました大根を一気におろし、大根おろしたっぷりの炊き粥を主食に。
- 大根おろしを炊き粥の仕上げに添えるのではなく、お米と一緒にじっくり炊きます。
大根の甘みが増して、いつもとひと味違うお腹に優しそうな炊き粥になりましたよ。
青紫蘇と木の芽の佃煮 (☆彡) をトッピングして。
今週ヨーグルトに添えているのは、お値打ち価格になっておりましたリンゴを使ったジャム。
てんさい糖と結晶化してしまった蜂蜜を使い、ほんのりとラベンダーの風味を効かせたジャムです。
これも圧力鍋でちょちょいのちょいなのですが、相当主人はお気に入りのご様子で毎朝褒め殺し。
さて。
明日はお弁当はうんと簡単に済ませ、美容院でフルコース。
気心知れた美容師さんとおしゃべりに没頭致しましょう。
そして迎えにきてくれた主人と何か買って帰りましょう。
ささやかな予定ではありますがちょっと楽しみなんです。