“ramazan pidesi ” で検索すると、多種多様なレシピにヒットします。
ムスリムがラマダン期中に食するラマダン限定、且つ特別で神聖なパンのよう。
カロンジ 〜kalonji ( 英語名ではニゲラ 〜 nigella、ブラック クミン 〜 black cumin とか、イギリスでは オニオン・シード 〜 onion seed なんて様々な名前で呼ばれるスパイスです) を使ったレシピを検索していて偶然出会ったパンです。
先ずはその姿にひとめ惚れしてしまいましたので、早速挑んでみました、妄想ラマザン・ピデ。
手順も実にシンプル。
表面の模様がいかにも美味しそうで、そして何よりカロンジ消費のため試さずにはいられませんでした。
天板いっぱいに生地をのばして大きく大きく焼くのが、本来ラマザン・ピデのあるべき姿のよう。
ですがそこは大目に見て頂いて、直径20cm弱の小ぶりなサイズに。
いつもの手前味噌ではありますが、なかなかの焼き色ではありませんか。
もちろん味にも大満足。
カロンジのほろ苦さが、パン生地のほの甘さを引き立てて本当に美味しい。
もっちりではなく、フカっとした軽い食べ心地もお気に入り。
こちらのレシピを参考にさせて頂きました。 ⇒

ちなみに、成形も含めた表面の模様のつけ方はこちらの動画を参考に致しました。
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醗酵時間をしっかりとって、ゆっくり過程を楽しみましょう。
時間はしっかりかかりますが、生地はフードプロセッサー任せですので簡単です。
以下の分量で小ぶりな妄想ラマザン・ピデ 1枚分。
妄想だけでなく、少し残っていたスキムミルクやココナッツオイルを生地に混ぜ込む等の暴走も。
- 先ずは牛乳 100tを湯せんにかけて人肌程度に温めます。
ハチミツ 小さじ1
インスタントドライイースト 小さじ1/2
と合わせてよく混ぜ合わせ、室温で15分ほどおきましょう。
その後、ココナッツオイル 15gを加えて混ぜておきます。 - 全粒粉タイプの強力粉 115g
ノーマルな薄力粉 20g
スキムミルク 20g
以上をビニール袋に合わせ、よくふり混ぜてからフードプロセッサーに移します。
1を一気にすべて加えて攪拌しましょう。
相当にゆるめな生地です。
水気が多過ぎて、いつも作るパン生地のようにそぼろ状にはなりません。
全体がなじんだところでお塩をひとつまみ加え、更に攪拌を続けましょう。
失敗かとも思いましたが、動画の生地も最初は相当ゆるめでしたから大丈夫。
根気よく速度を調節しながら、小刻みに攪拌するとやがて何となくまとまりを帯びてきます。
なんとなくまとまりそうな状態になったら、スパチュラでフードプロセッサーから出します。
手の平で軽く捏ね続けると、艶やかにまとまりました。
打ち粉も必要ありませんでしたよ。 - 金属製のボールに生地を移し、生地の表面全体に薄くオリーブオイルをぬります。
人肌程度のお湯を張ったお鍋にボールを浮かべ、ぴったりとお鍋の蓋をして40分強。
生地が倍になるまでゆっくりと1次醗酵を促します。 - 生地のガスを抜いて丸め直し、ふんわりとラップをかけて15分間休ませましょう。
天板の大きさに合わせてオーブンシートをカットし、生地を直径20cmほどにのばします。
成形の仕方は動画をご参照、楽しいですよ。
再度ふんわりとラップをして室温で40分ほど、第2醗酵タイムをとります。 - 第2醗酵を経た生地に、もう一度模様をしっかりとつけます。
刷毛で溶き卵をそっと表面にぬり、カロンジをたっぷりとふりかけましょう。
オーブンシートごと網の上に移して天板に乗せ、天板にお湯を注ぎます。
210℃に予熱したオーブンに移し、13〜15分蒸し焼きにしましょう。
もう少し高い温度で焼きたかったのですが、家のオーブンの構造上こうなってしまいました。
ですがこの色、この艶、大満足な焼き上がりです。
週末ですので、本日は在庫食材のお片付けを念頭に置いたメニューです。
夏が近づきお手頃価格になってきたからとつい買ってしまうトマト、そしてまだまだ安くはないけれどその見た目の可愛らしさについ買ってしまったミニトマト。
ラマザン・ピデの艶出しに使った溶き卵を有効利用し、全部卵でまとめてしまいましょう。
色合いも可愛らしいでしょ?
とっても簡単。
- 主人のお腹周りを考慮して油をあまり使いたくないこと、そして何より洗い物が楽になることを目論んで、琺瑯型に合わせてオーブンシートを敷いておきます。
- ラマザン・ピデで残った溶き卵にもうひとつ卵を足し、刻んだパセリ・玉ねぎ・ペコリーノローマーノをたっぷり加えて牛乳を注ぎ、黒胡椒を挽き入れます。
パセリも玉ねぎもペコリーノローマーノも、フードプロセッサーで刻むので簡単簡単。
よく混ぜ合わせ、用意した容器に流し入れましょう。 - 適当な大きさに切ったトマトとアボカド、ヘタを除いたミニトマト、小房にほぐしたマイタケをを散らし、200℃に予熱したオーブンへ。
表面に綺麗な焼き色がつくまで25分ほど焼きましょう。
粗熱をとり、オーブンシートからつるりと容器に移せば出来上がり。
パイ生地のないキッシュのようなイメージかしら。
ラマダン期限定だなんて、このパンを待ち遠しく思うムスリムもいらっしゃるのではないかしら。
パンの生地を捏ねる為だけにフードプロセッサーを使うなんそんな非効率的なこと致しません。
お菜に使ったチーズ・パセリ・玉ねぎだけでなく、朝食の大根おろしもフードプロセッサーで。
むしろフードプロセッサーを使うため、今朝のこのメニューに落ち着いたというところかしら。
そんな今朝の主食は、たっぷりの大根おろしを添えたおろし蕎麦。
そろそろ冷たいお蕎麦が美味しい季節となりました。
大好きな組み合わせです。
朝食に添えるひと匙分の小さなお菓子、晒よし飴は今日でおしまい。
主人がホワイトディに買ってくれた晒よし飴、随分と和ませてもらいました。
さぁ金曜日です。
ゴールデンウイーク明けから1ヶ月間続ける予定でおりました我が家のラマダンは、第1週目の週末で破られました。
何事もなかったかのように、ほぼ毎日ワイン、日本酒を嗜んでおります。
さ、今夜はどのワインを主人は選ぶのかしら。
その前に食材調達に出かけないとね。