ウズウズと作りたくなるのは、スパイスをたっぷり使ったカレー、主人の大好物です。
ピュレ状にして冷凍保存してあったホウレン草のお片付けも兼ねて、今朝は久しぶりのカレーです。
キッチンの外にまで溢れるスパイスの香りに、主人が大喜びでキッチンに顔を出しましたよ。
これらがもっと店頭に並び始めれば、カレーの登場頻度もぐんと上昇することでしょう。
夏の先駆け、今朝はトマトと自家製フェンネルを使ったホウレン草のカレーです。
順調に育っておりますプランターのホーリーバジル。
畑に植え替えてしっかりと根付いたら、タイ料理にも着手しないとね。
夏生まれですので、夏の到来漂う今頃はつい気分が盛り上がります。
・・・実際の夏の暑さには辟易しますけどね。
じっくり煮込むカレーも魅力的ですが、今朝はささっと中〜強火で仕上げる最短カレー。
すぐに火が通る夏野菜を使ったカレーの醍醐味です。
のんびりしていると焦げてしまうので、材料は予め全て切ってスタンバイ。
- お鍋に油とスタータースパイスを合わせ、徐に加熱して香りを立たせます。
ここで使うスパイスは、クミン・カスリメティ・ブラウンマスタード・ブラックペッパー・カルダモン・クローブといったところ。
後半3種のスパイスは、粗く砕いてから使います。
そうそう、夏野菜によく合うコリアンダーシードも今日はここで加えてみましょう。
スパイスが弾けて香りが立ってきたら、みじん切りにしたニンニク・フレッシュ唐辛子・生姜も加えます。
豪快な音と共に一気に香りがひろがる大好きなシーンです。 - 粗みじんにした玉ねぎもたっぷりと加えます。
ここでターメリックパウダーも加えてしっかり油となじませましょう。
油で炒めることで、ターメリックパウダー特有の土臭さが消えて風味が増す気が致します。 - ターメリックパウダーがしっかり油になじんだら、ざく切りトマトを加えます。
トマトを崩すようになじませ、ひよこ豆の茹で汁を加えましょう。
ひよこ豆は後ほど登場するサラダ用に茹でたものです。
ひと晩お水に浸さずとも、圧力鍋で10分加圧すれば程よく茹で上がります。
しかもその茹で汁が美味しいのです、ひよこ豆。
軽く煮てトマトが崩れ始めたら、粗く刻んだフェンネルの鱗茎部分・凍保存してあったホウレン草ピュレを加え、同時にパウダースパイスとお塩を加えます。
ここで加えるスパイスは、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・カイエンペッパー。
グリーンコリアンダーパウダーはたっぷりと。
お塩を控えると味がぼやけてしまいますので、ここではしっかりお塩を効かせます。
ホウレン草のピュレが溶ければ出来上がり。
フェンネルの存在感がスパイスに負けるかと思っておりました。
が、意外や意外、フェンネルは意外とその存在感を保つ頼もしい野菜でした。
- 十六雑穀を混ぜ込んだバスマティライス、今朝は土鍋で。
多めのお水で “茹でる” ように調理することもありますが、やっぱりそこは日本人。
茹でこぼすお湯にお米の栄養が流れ出ている気がして、適量のお水で “炊く” 方が性に合っているんですね。
- 主人お待ちかねのカレー、夏野菜の本格的な旬が待ち遠しいこと。
カレーの日はお弁当も全く同じメニューです。
結婚前、主人にプレゼントしたカレー用のお弁当箱は今も現役。
私の分は琺瑯容器に詰めて。
カレーにも使った “ひよこ豆の茹で汁” 、肝心のひよこ豆は付け合わせのサラダに。
- お水・カレーリーフ・極々少量のお塩を圧力鍋に合わせ、洗ったひよこ豆を加えて10分間加圧します。
お水でも戻さずいきなり煮てしまうひよこ豆、市販の水煮ひよこ豆より食感がしっかりしています。 - 鶏胸肉は予め室温に戻しておき、脂肪部分を丁寧に取り除きます。
お水 600t・お酒 大さじ3・お塩 少々・たっぷりの千切り生姜を合わせて煮立て、200tのお水を加えて少し温度を下げたところに鶏胸肉を皮面をしてにして加えましょう。
強火をキープし、縁が沸々としてきたところですぐ火を止めて蓋をします。
そのまま30分以上おき、予熱で火を通せば茹で鶏の出来上がり。 - ひよこ豆・茹で鶏・コリアンダーをボールに合わせ、胡麻油・ナンプラー・ひねり胡麻を加えて和えれば出来上がりです。
それにしても今朝はお鍋を沢山使いました。
圧力鍋に土鍋、カレーに使った大ぶりな十得鍋に小ぶりな片手鍋。
今日の朝食やお弁当とは全く関係のない “いわしのお酢煮” を拵えたのがそもそもの原因ですが、保存食は勢いで作ってしまわないとつい後回しになってしまいますからね。
主人は家のカレーを食べると、俄然仕事欲が向上するんですって。
あら、嬉しい。
夏野菜が旬を迎える ⇒ カレーの登場頻度アップ ⇒ 主人の仕事欲向上
・・・そして8月、私の誕生日。
とは上手くいかないわね、はい。