2017年05月12日

ちょちょいのちょいのベーグルサンド

不摂生を心置きなく楽しんだゴールデンウイークが明け、現在我が家ではラマダン実践中。

もちろんムスリムのそれとは思考が明らかに異なってはおりますが、主人も私もかなり真剣です。
連休明けの5月8日から1ヶ月間は一切のお酒を断ち、狙うは体の活性化と主人の体重減少。
食事は朝・昼の炭水化物はしっかり摂り、夜は野菜中心・炭水化物抜きメニューを1ヶ月間続けます。

やることがないので就寝も早め、まだ1週間も経過しておりませんが体調もすこぶる良い調子。
・・・だったのですが、私、昨晩主人が先に寝たのを良いことに、残っていた安ワインを空けてしまいました。

いつもより30分以上も遅く起床致しました本日、お弁当の主食でございます。

ラマダン期間の飲酒という後ろめたさからでしょうか。
お寝坊して手を抜いたとは決して主人に悟られたくない、そんな心情からベーグルを焼いてみました。
全粒粉をたっぷり使った色黒パツパツベーグルで、昨日拵えた緑豆餡をサンドしてみましたよ。

醗酵時間を必要としないベーグルは、時間のない時でも気力さえあれば出来ちゃう素敵なパン。
その上生地はフードプロセッサー任せですので手間要らず。
主人に断飲(?)破りを見透かされることも、これならないでしょう。

・・・もちろん朝いちばんに主人には素直に白状しましたけどね。
笑って罪を聞き流してくれた主人、なんて懐の深い人。
これを機に、せっかくの週末なのに断飲かとグズっておりました自分を断ち切れそうです。





以下の分量で、やや小ぶりなベーグルふたつ分です。
  1. 全粒粉タイプの強力粉 90g
    ノーマルな強力粉 50g
    吉野の本葛粉 10g
    てんさい糖 小さじ2
    インスタントドライイースト 小さじ1/2

    以上をビニール袋に合わせ、口をしっかり持ってふり混ぜます。
    これをフードプロセッサーに移しましょう。

    吉野の本葛粉を少量使ってはおりますが、これはもちろん全粒粉 100gに置き換え可です。
    消費期限が近づいておりましたので、力技で加えただけのお話ですので。
  2. 牛乳 70〜80tを少量ずつ加え、様子を見ながら高速で攪拌します。
    全体がミンチ状になじんだところで粗塩をひとつまみ加え、更に様子を見ながら攪拌しましょう。

    粒の大きなそぼろ状になったところで、ココナッツオイル 大さじ1を加えます。
    高速でなじませた後、速度を落として生地がひとつにまとまるまでじっくりと攪拌します。

    フードプロセッサーから出し、手で軽く捏ねて丸めましょう。
    包丁で2等分し、断面を包み込むように丸めます。
    ラップをかけ、室温で10分ほど生地を休ませましょう。
    その間にオーブンを210℃に予熱し、ケトリング用のお湯をたっぷり沸かしておきます。

  3. 休ませた生地を手の平で平らにのばします。
    手前からきつめに巻き、更に両手で転がしてひも状に伸ばしましょう。

    片方の端を手の平で平らにのばし、生地を軽くひねりながらドーナツ状に整えます。
    平らにした方の端でもう片方をしっかりと包んで留めましょう。

    煮立ったお湯 1ℓに対し大さじ1程度のお砂糖を溶かし、ぐらぐらと煮立たせない程度に火を弱めベーグル生地を鍋肌からそっと滑らせます。
    片面 30秒ずつ両面茹で、さっと表面の水気を拭いて素早く予熱したオーブンへ。

    設定温度を200℃にし、綺麗な焼き色がつくまで20〜25分。
    パツパツベーグルの焼き上がりです。

    手で触れられる程度に冷めたら、表面に極少量のオリーブオイルをぬって仕上げましょう。

    ざっくり刻んで乾煎りしたアーモンドと胡桃、昨日の “里芋ぜんざい (☆彡) ” 用に拵えた緑豆餡を少し煮詰めてサンドします。

    吉野の本葛粉を少量加えた効果は定かでありませんが、もっちりとしたベーグルに仕上がりました。
    ほんのり甘いもっちりベーグルに、甘さをぐっと控えた緑豆餡、そしてアーモンドと胡桃のアクセント、毎度毎度の手前味噌ではありますが、うん、美味しい。











ケトリング用に沸かしたお湯、このままむざむざ捨てるようでは貧乏性を名乗ることは出来ません。
そうね、これを使ってとりあえず茹で卵でも拵えましょう。
茹で時間と放置時間を合わせれば、ベーグルの焼き時間とほぼ同じですから都合も良いですしね。

固ゆでに茹で上がった卵を使って、野菜たっぷりのサラダを拵えましょう。
ドレッシングは最近の大ヒット作、 “いわしの糠漬け” で拵えたドレッシング (☆彡)
これだけで本当に美味しいサラダに仕上がりました。

義父母の旅行土産に頂いた “いわしの糠漬け” 、所謂いわしのへしこ。
塩気が強いところをシメシメとばかり逆手にとって拵えたこのドレッシング、本当に使い勝手の良いこと良いこと。





本日はキャベツ、茹で卵、アボカド等と合わせてサラダに。
  1. お湯を沸かし、オリーブオイルとお塩を少量加えます。
    ざく切りキャベツ、短冊に切った人参を加えてさっと茹で、水気をしっかり切っておきましょう。

    フェンネルの葉っぱは、茎部分は細かく刻みます。
    葉先は適当に食べやすい大きさにちぎっておきましょう。

    アボカドにはレモン汁をまぶし、固ゆで卵は適当に切っておきます。
    新玉ねぎはみじん切りに。
  2. 以上を全てボールに合わせ、いわしの糠漬けドレッシング (☆彡) で和えれば出来上がり。






今週最後のお弁当は、大好きなベーグルサンド。

先程主人から “ごちそうさまメッセージ” がスマホに届きました。
『うちのベーグルは美味しいよね』 と。
ふと思ったのですが、そういえば私、多分主人も、 『うち以外のベーグル』 って食べたことあったかしら。
・・・ないわね、多分。じゃ、これは妄想ベーグルってことね。










ラマダン中でお腹を空かせております主人の為、朝食はしっかり炭水化物を摂取する貴重な場。
ラマダン破りの罪滅ぼしの為にも、しっかりご用意致しましょう。

主人が楽しみにしております具沢山の朝のお味噌汁、今日もばっちり具沢山です。
鰹節と煮干し出汁をベースに、酒粕、赤味噌、白味噌配合はいつものこと。
お豆腐、マイタケ、とどめのアオサと具沢山。





  • 登場頻度が極端に高いしめ鯖、今朝は定番のアボカドと合わせて。
    只今すくすく鱗茎部が育っておりますフェンネル、その葉っぱ部分を摘んではお料理に使っております。
    もちろんしめ鯖とも好相性。

    今朝は胡麻油と香酢をちろりと回しかけて頂きます。






昨晩、ラマダン期間であるにも関わらずひとり断飲破りをしてワインを口にしてしまった罪。
この罪を償う為、今夜は金曜日ではありますが例外を作らないと決めました。

先程再度届きました主人からのメッセージ。
帰りに豚肉を買ってくるからね、と。
今夜は金曜日、ラマダンも断食は日没までのお話、と。
お酒を飲む害よりストレスの方が害だ、と。

・・・今夜はふたりでワインってことですね。
ベランダのローズマリーを摘んでローストポークでも拵えましょうか、金曜日ですものね。

posted by しんさん at 13:37 | Comment(0) | 手作りベーグル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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