その分、と言うのも変ですが、菜の花を例年以上に多く摘んだような気が致します。
多分、母親の職場リタイアに伴い、平日も畑に行くことが増えたからというのも一因でしょう。
冬野菜も終わり、夏野菜に向けて畑の土を起しなおすこの時期。
収穫物がないので、菜の花のような可愛らしい副産物には心が和み、そして踊ります。
和みついでに、こんな可愛らしいおいなりさんはいかがでしょう。 菜の花と土筆、正に萌えいなり寿司でございます。
いなり寿司のことを、実家ではコンコンさんと呼んでおりました。
今でも “いなり寿司” なんて都会的な言葉 (ん?) 、母親からは聞きません、いつもコンコンさん。
じんわり鰹出汁をお揚げに煮含めるので、ちょっと気合の入った時でないと作らないもののひとつ。
圧力鍋に頼ったり、何かと時間短縮を試みたりも致しましたが、やはり地道なのがいちばんかと。
面倒ならばたまにしか作らなければ良いのですものね。
ほんの数本の土筆ではありますが、先日畑に行った際に摘んで参りました。
本日は菜の花と一緒に、色白お浸しに仕上げましょう。
- 土筆はしばらくお水に浸しておき、袴を丁寧に取り除きます。
熱湯に極少量のお酢を垂らし、土筆を茹でて冷水にとりましょう。
これを2〜3回繰り返します。 - 菜の花はお塩を加えた熱湯でさっと茹でて冷水にとります。
適度にしぼり、食べやすい長さに切り揃えます。 - 鰹出汁・白醤油・お酒・みりんを合わせて煮立て、土筆と菜の花を加えます。
再度煮立ったら火を止め、そのまま冷ませば出来上がり。 お行儀よく並んだ菜の花、そして土筆。
どうしましょう、楽しくなってしまいます。
お揚げさんを煮含めて参りましょう。
- 油揚げの一辺を細く切り落とし、菜箸を転がしてそっと袋状に開きます。
熱湯でさっと茹でてザルにとり、冷めたら手の平でそっと挟んで水をしぼりましょう。 - 油揚げが出来るだけ重ならないようお鍋に並べ、全体が十分浸かる量の鰹出汁を注ぎます。
中火で煮立てたら弱火にし、中央に穴をあけたオーブンシートを落し蓋にして15〜20分ほどことことと鰹出汁を煮含めましょう。 - てんさい糖 大さじ1強・白醤油 大さじ1弱を少量ずつ小分けにして加えながら、更に落し蓋をして15分程。
時々油揚げの上下をそっと返しながら、ゆっくりゆっくり味をなじませていきます。 - 最後に白醤油を小さじ 1/2程追加し、落し蓋をとって煮汁がなくなるまで煮含めます。
そのまま冷ませば、じんわりお揚げの出来上がり。
彩り具材も準備完了、お揚げも準備完了、後はご飯だけ。
今朝はふと思い立って、在庫豊富な “酒粕” を炊き込んでみました。
ほんのり甘くてむっちりした酒粕ご飯、ちょっともち米のような食感に仕上がります。
- お米をいつも通りに洗って土鍋に移し、十六雑穀を加えていつも通りの水加減でスタンバイ。
干しむき海老、マイタケ、小さくちぎった酒粕を散らしてひと混ぜし、いつも通り吸水させます。
土鍋の蓋をして強火にかけ、煮立ったら極々弱火にして10分間。
火を止める直前に強火にして10秒ほど数え、後はそのまま蒸らすだけ。
寿司酢 (お気に入りの配合 ☆彡) をさっと混ぜ込んで酢飯に仕上げます。
お揚げさんの煮汁を適度にしぼり、軽く俵型に握ったご飯を詰めましょう。 錦糸卵、菜の花、土筆を飾って出来上がり。 この色合いったら。
どうしましょう、楽しいわ。
今週は主人の帰宅が連日いつも以上に早かったこともあって、一日も休むことなく夕方5時からふたり飲んでおります。
ビン缶の回収日は、ワインのビンが大量で主人が一苦労しておりました。
そんな荒んだ1週間、これだけ飲めば残念なワインにも当たります。
期待して抜栓したのに残念なビオニエ、在庫食材ではありますがコンポートを作ってみました。 残念なワインの為に食材調達に行くなんて、ちょっと悔しい気が致しますもの。
常備しておりますドライフィグ、残念なビオニエではありますが、こうしてしまえばなかなか美味。
来週はこれを使って何か拵えましょう。
- ドライフィグとワインを合わせてひと晩漬けておき、落し蓋をして15分程弱火で煮るだけ。
オレンジ色の物体は “メース” 、ナツメグを包んでいる薄皮 (だったかな?) です。
一緒に漬けこんで一緒に煮ると、香りにぐっと深みが増します。
週末に向け、ささっと何かしらお酒の肴が出来るよう、鶏胸肉の紹興酒漬けを仕込んげおきました。
今朝は味見がてらこれを使って、春キャベツのロールキャベツをもう一品。
週末ですので、常備菜にしておりました “山葵菜の醤油漬け” のお片付けも兼ねて。
- 胸肉の紹興酒漬け、以前拵えた (☆彡) ものよりうんと簡略版です。
鶏胸肉の皮を除き、少量の蜂蜜・お塩を順にしっかりすり込んで10分程おきます。
これを重ならないようお鍋に並べ、全体が浸かる用のお水を注ぎましょう。
紹興酒・薄切り生姜・八角の欠片を加え、ぴったりと蓋をして中火にかけます。
煮立ったら弱火にして10分間、その後20分ほど蒸らせば出来上がり。
茹で汁ごと保存容器に移して冷蔵庫へ。 - 春キャベツをやわらかく下茹でし、芯の部分を切り落とします。
ほぐした胸肉・山葵菜の醤油漬けを並べ、くるりと巻いて切り分けましょう。
今週最後のお弁当です。
主人のコンコンさんは3つのつもりでしたのに、幸か不幸かお弁当箱は2個で満席御礼。 少々手間ではありますが、やっぱり美味しいコンコンさん。
また気合が入った時に。
朝食には酢飯仕様でない酒粕ご飯を。
しめ鯖に添えてあるのは、柚子胡椒ではなく手作りの “ライム胡椒” 。
柚子の代わりにライムの皮で仕上げます。
柚子胡椒の素 (☆彡) を用意しておけば、色々な柑橘類の皮で楽しめて重宝致します。 ・・・と、以上、昨日UP直前にダウンしてしまった金曜日の備忘録でありました。
近頃、どうもPCのご機嫌がよろしくなくて、あとほんのひと言ってところでダウンしてしまうのです。
さ、週末です。
今週は以前から主人と約束致しておりましたジャパニーズカレーを拵えることになっております。
人参とじゃが芋、玉ねぎが入ったカレーに、白いジャパニーズライス。
賞味期限不明な粉末カレーパウダーの消費も兼ねて・・・ね。
これは主人には内緒の話。