2017年04月03日

つくしの天ぷら、菜の花ご飯、気分華やぐ春の食卓

桜の開花に心躍ります昨今。
思うようにビーツが育たず、やや億劫に感じ始めておりました畑作業も、桜の開花に助けられました。
そうね、いちど凝り固まった土を掘り起こして、土の再活性化を図りましょう。

そんな訳で昨日は収穫するものは何もないと思っておりましたが、畑では何かしら手に入るものです。
所々に小さな頭を覗かせておりましたのが “つくし” 。
そして塔立ちしてしまった白菜の先端には、見るからにふんわりやわらかそうな菜の花。

薄く衣をつけて、サクサクの天ぷらに致しましょう。

昨日は久しぶりにピアンタを地下室から畑に連れ出し、フル稼働させて参りました。
あ、ピアンタを操るのはもっぱら主人のお仕事ですけどね。
その後のお手入れが面倒だとボヤく主人ですが、閑散とした畑が息を吹き返したようで気分爽快。

力仕事が嫌いな主人がピアンタと格闘している姿を見ると、自ずと活力も沸いて参ります。
ここ数日、今一歩力の入らなかった食事の準備も、春の恵みを前に持ち応えたようです。
可愛らしい菜の花、天ぷらだけでなく菜の花ご飯も拵えましょう。

干しエビと干し貝柱の旨味を含んだ押し麦入りのご飯に、やわらかな菜の花とそぼろ卵。
緑と黄色の組み合わせってワクワクしません?

さっくりと揚がった菜の花、つくし、ゴボウ 3種の天ぷら。
実はこの衣、主人がホワイトディにくれた “晒よし飴 ☆彡” の副産物料理でもあります。

晒よし飴の破損・湿気防止のため、缶に充填してある “らくがん粉” 。
先日はこれで落雁 (2017年03月31日) を拵えてみましたが、今朝は天ぷらに挑戦。
うん、なかなか良い使い勝手で気に入っております。





晒よし飴のらくがん粉を有効利用した春の天ぷら。
そして菜の花ご飯。
4月最初のお弁当、期せぬ自然の賜物で彩り鮮やかにスタートです。










つくし・菜の花の加えて少し残っておりましたゴボウも、晒よし飴の粉をまぶして一緒に揚げましょう。
  1. 先ずはゴボウの下茹でを。
    ゴボウは皮を薄くこそげ落とし、3〜4cm長さに切り揃えます。
    更に縦4等分し、鰹出汁と一緒に火にかけましょう。
    煮立ったら弱火にし、落し蓋をしてことこと10分弱茹でます。
    火を止めてそのまま冷まし、鰹出汁の風味を充分に含ませてから茹で汁を切ります。

  2. つくしは袴を丁寧に取り除きます。
    ボールに水を張って丁寧に振り洗いをし、しっかりと水気を切っておきます。

    菜の花も丁寧に振り洗いをし、お花のついた先端を切り落として水気を切っておきます。
    お花を切り落とした残りの部分は、菜の花ご飯に使いますのでご心配なく。

    ゴボウ・つくし・菜の花をキッチンペーパーの上に並べ、しっかり水気を押さえておきましょう。

  3. 薄力粉 大さじ2.5
    片栗粉 大さじ1
    炭酸水 50t
    お塩 ひとつまみ

    以上をしっかり混ぜ合わせて衣を作り、水気をしっかり押さえたゴボウ・つくし・菜の花を優しく和えます。
    ここに晒よし飴の粉 (らくがん粉) を大さじ2程度加え、全体にからめましょう。

  4. 太白胡麻油を熱し、比較的低めの温度で先ずは菜の花をじっくりと揚げましょう。
    ゴボウ、つくしと順に揚げます。

    つくしは油が汚れそうなので最後に。かき揚げの要領で数本まとめて揚げてみました。
    袴を取って揚げるだけで、アク抜きは不要です。
    揚げ物と春の食材の相性の良さでしょうか、苦みは感じません。

    揚げたてに粗塩をちろりとふって召し上がれ。











春らしい色合いの菜の花ご飯、私でなくとも心躍るハズ。
  1. お米 1合弱を洗って水を切り、土鍋に移します。
    押し麦を加えて1合分にし、お水を1合・お酒を大さじ1強加えて干しむき海老・ほぐした干し貝柱を散らして吸水させます。

    蓋をして強火にかけ、吹きこぼれないよう気をつけながら煮立ったところで極々弱火に。
    10分間弱火を保ち、火を止める数秒前に強火にして水分を飛ばします。
    そのまま蓋を取らず10分間蒸らしましょう。
  2. ご飯を蒸らしている間に菜の花・卵そぼろの準備をします。

    菜の花はお塩を加えた熱湯で色よく茹で、冷水にとります。
    熱が取れたらすぐ根元を揃えて引き上げて絞り、白だし醤油で醤油洗いをしましょう。
    1〜1.5cm程度の長さに切り揃えておきます。

    卵 1個をそっとほぐし、寿司酢 小さじ1を加えてよく混ぜます。
    雪平鍋に極少量の太白胡麻油を丁寧にすり込み、弱〜中火とぬれ布巾の上を往復させながら、ゆっくり卵をそぼろ状に仕上げます。

  3. 土鍋の蓋を開けた時のこの香りったら。
    うん、この香りが楽しめるってことはまだまだ元気。
    菜の花と卵そぼろをさっくり混ぜ込み、ふんわりお茶碗に盛りましょう。

    少し残しておいた菜の花の先端を飾り、白胡麻をひねって出来上がり。











可愛らしい菜の花ご飯。
お弁当用には、つくしの天ぷらをふわりと一緒に握って天むす風に。
揚げたてのつくしにだし醤油を少量からめて握ります。

ゴボウや菜の花の天ぷらも、お弁当用にはだし醤油をほんの少しからめて。
天ぷらとおむすびさん以外は常備菜ですけどね。











ルッコラーの脇芽を畑で摘んで参りました。
しめ鯖とルッコラーのサラダは主人も私も大好きな朝の定番。
胡麻油かオリーブオイルをちろりと回しかければ、きっと鯖が苦手な人でも受け入れられるのでは?

納豆・チアシード・刻み玉ねぎは朝食のレギュラー選手。
いつもはお出汁をとった後の鰹節で拵えた佃煮を添えるのですが、今朝はお土産で頂いた海苔の佃煮を。
このトッピングを毎朝考えるのも結構楽しいものです。





今朝の一品にもなったルッコラー、畑ではこの暖かさで開花しておりました。
既に葉がかたくなっておりますので、ほんのわずかな脇芽しか食用にはできませんが、間もなく種を採取出来ることでしょう。

荒れ放題だった菊芋ゾーンも掘り起こし、来シーズンに向けて規模は縮小化する予定。
ただし、日当たりのあまりよろしくないこの菊芋ゾーン、今後は “茗荷ゾーン” へと変換予定。
只今質の良い茗荷の苗を物色中でございます。

さ、今週も始まりましたよ。
つい緑につられて買い込んでしまった春の葉野菜、無駄なく美味しく頂きましょう。

posted by しんさん at 15:42 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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