2016年12月05日

冬の京都に行って参りました、俵屋さんの冬のお味を堪能して参りました。

12月の俵屋さんにお邪魔するのが主人の念いでありました。

数年前の12月のこと。
大おくさまとO奥さまにくっついて女3人で俵屋さんに宿泊し、夕食に頂いた鴨鍋が美味しかったという私の報告を、主人は奥歯を噛みしめながら聞いていたとかいないとか。
随分と前から予約致しておりました12月の俵屋さん、主人、ようやくその日がやって参りましたよ。

・・・でもちょっとその前に寄り道。

京都は先斗町、京都らしい町並みの中ひっそり佇む 『茶香房 長竹 (ちゃこうぼう ながたけ) 』 さん。
お茶をこよなく愛するご主人が営むお茶屋さんです。

ちょうどお昼時でしたので、店内は焼き魚のお昼を楽しむ方でいっぱい。
ですが私たちのお目当てはお茶。
ご主人が淹れてくださるお出汁のような玉露をお目当てに、俵屋さんの前にちょっと寄り道。
出して下さった玉露と同じ茶葉を手に、ご機嫌な主人。

長竹さんの玄関先には、小さな虫たちもティータイム。
写真では “竹” としか写っておりませんが、奥には “長竹” の暖簾まで。
90歳のおじいさんがお作りになった 『茶香房 長竹』 さんの再現だとか。

お茶を楽しむ。
温度を色々とかえてお茶を楽しむ。
自分の好きな温度、気分に合ったお茶の淹れ方を楽しむ。
僕はどんぶりにお茶っ葉入れて、何度もお湯を足して、読書しながら楽しみますよ。

ガハハと笑うご主人がカッコいいのです。





お茶を頂いたら車で俵屋さんへ。
俵屋さんで車と荷物を預け、もう少しだけ、今度は私のお買い物。
夏に続き、分銅屋さんで主人が足袋を買ってくれるというので、てくてく歩いて行って参りました。

分銅屋さんの前で主人が撮ってくれた写真。
主人が可愛いと何度も言ってくれるのでつい・・・ね、自分しか写っていないのにアップしちゃった。
さ、寄り道はこれくらいにして俵屋さんに向かいましょう。

・・・そう思ったのも束の間。
あら、同じ道沿いにHelen Kaminski発見。
今まで何度も通った道なのに気付きませんでした。
先日神戸に行った際、主人に連れていってもらったMAXIMですが、当初の予定は夏帽子でしたもの。
ここでHelen Kaminskiに気付いたのも何かのご縁、という訳で、定番の帽子を手に俵屋さんへ。
京都から帰ったら我が家は自己破産申告かしら。










さて。
自己破産のことはこの際忘れて・・・って、いやですわ、致しませんってば、俵屋さんにようやく到着。
今回のお部屋は 『常盤』 、主人とは初めてのお二階のお部屋です。
京都は紅葉も終わった頃らしいのですが、このお部屋からの紅葉は抜群のタイミング。

紅葉をふたり占めしながら頂くわらび餅、いつもに増して満たされた気分です。

ひと息ついたら先ずはお風呂。
俵屋さんのお風呂は主人には少々熱めですので、いちばん湯は私の特権。
深めの湯船につかりながら、湯冷め防止に窓を開けてみました。

あら、素敵。
夕食の支度時だからかしら、真下からちょうど美味しそうな香りが漂っております。

お二階のお部屋のこれまた特権。
熱い湯船に長時間つかる力技が好きな私です。
お風呂から出たら、待ちくたびれた主人がソファでうたた寝しておりました。
主人がお風呂から上がるのを待って、お部屋の小さなビールで小さな乾杯。





さ、いよいよ俵屋さんの冬の味が始まりますよ。
お部屋係のさやさんとも夏以来です。
最初にお会いした時は先輩と一緒だったさやさんですが、今はもう立派な中居さん。
さやさん、写真を撮るのがとってもお上手なんです。

私の顔が真っ赤なのはお酒のせいではありません、長湯のせいです。

先付は柚子の器に盛られた小さなお菜たち。
小さな慈姑 (くわい) だから豆慈姑なんて、まぁ愛らしい名前。
餅麩の安倍川に、手前の青い野菜は千社塔 (チシャと呼ぶのですって!) の軸部分を味噌漬けにしたものだとか。
初めて食べるくらいにプルプルの大きな蛤がお茶碗に潜んでおります。

ヒラメのお造りにサヨリの昆布〆、山芋の下はカワハギです。

お豆腐のすり流しに浮かんだ穴子の巻繊 (けんちん) 蒸し。
“霞仕立て” だなんてなんて美しいお料理でしょう。

ふわりとした鰤の山椒焼き、頬ずりしたくなる美味しさです。
焼き野菜は白い海老味噌、赤い隊味噌のふたつのお味噌で。
冷酒とご飯のお供にも、とさやさん。可愛い悪魔のささやき。

『あら、今日は鴨鍋ではないんです』 というのを実は少々期待しておりましたが・・・鴨鍋です。
鴨の旨味でやわらかくなった蕪、白葱、壬生菜、主人は物も言いません。

強肴に甘えてお酒をもう少し。
鱚に人参葉、もちろん鯛味噌もまだ鎮座致しております。

とろけてしまいそうにくつろいで、いよいよお開きも間近。
ご飯のお代わりを主人によそいながら、普段の自分の余裕の無さをちょっと恥じてみたりして。

ため息で波打ちそうな蜜柑のゼリー。






ソファでお茶とお干菓子を頂きながら、食事の余韻を楽しみます。
枕元にはお水・時計・懐中電灯の心遣い、この水差しの水切れがお気に入り。

ワンピース型のパジャマが気に入った主人。
翌日、俵屋グッズを販売する 『ギャラリー遊形』 さんに行くことになるのですが・・・





それはまた明日。

posted by しんさん at 15:15 | Comment(0) | 京都 俵屋さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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