お昼にお邪魔した 『さか本』 さんのカリカリサクサクのおじゃこご飯 (☆彡) が忘れられなくて・・・
時間の都合で予定致しておりました錦糸卵は省略致しましたが、うん、なかなか上出来です。
地味な佇まいを加藤 委 (つぶさ) さんのお茶碗で引き立ててみました。
さか本さんで頂いたサクサクのおじゃこ、乾煎りかしらと思いきや、ご主人曰く揚げております、と。
はてさて、本当に素揚げしただけであれほどカリカリの食感に仕上がるものかしら。
半信半疑ながら挑んでみましたところ、家庭の味ながら大成功です。
冷めても、ご飯の上に乗せてお弁当に持っていっても、その食感は変わらずサクサク、嬉しい。
登場頻度トップテン入りは間違いなしです。
本当に簡単です。
但し、当然ではありますがオリジナルには 『劣るとも勝らぬ』 仕上がりですからね。
- 雪平鍋に2cm弱高さまで太白胡麻油を注ぎます。
箸の先を入れて小さな泡が沸々と立つ程度まで、弱火で1〜2分温めましょう。 - しらす干しを加え、お箸で混ぜながら5分以上かけてゆっくりゆっくり揚げます。
火加減はずっと弱火で。
少し色付いてカリカリになったらザルにあけ、更にキッチンペーパーを敷いたバットにひろげて油を切りましょう。これでサクサクおじゃこの出来上がりです。
油をしっかり切ったところで保存容器に移します。
時間が経ってもサクサク。
ご飯だけに添えるなんて勿体ない、色々試してみたくなる食感です。
ふたり分のささやかな量のご飯ですので、普段は粗品でもらった土鍋を愛用致しております。
以前は、吹きこぼれるのが嫌で蓋を開けて沸騰させご飯を炊いておりました。
が、やはり人は変わるもの、そして古人の教えは理にかなっているもの。
蓋をして強火で煮立てて炊いたご飯に勝るものではありません。
- 最近は、土鍋の蓋をして煮立てても、吹きこぼれることがあまりなくなりました。
艶々の十六雑穀入りの新米、炊き立てのご飯には毎度ながら心が躍ります。
カリカリのおじゃこをたっぷり盛って、切り海苔をたっぷり、白胡麻をひねります。
もっちりしたご飯とサクサクおじゃこの食感、そしておじゃこの存在感、委さんのお茶碗。
今朝も幸せのため息、ほっ。
主人が鶏胸肉好きですので、鶏胸肉を使ったお料理をよく拵えます。
ちなみに私は豚肉派。
大抵の鶏胸肉料理の際は皮を取り除くのですが、貧乏性ですもの、その鶏皮を1回分ずつラップに挟んでは冷凍しております。
ある程度の量が溜まったら、大好きな鶏皮煮込みの登場です。
鶏皮のとろとろ食感のアクセントに、大豆は戻さずそのまま圧力鍋で煮込んで食感を楽しみます。
自家製の蒸し干し大根 (☆彡) や干しシイタケ、こんにゃく、人参、銀杏、茹で卵等々、在庫食材を使って拵える鶏皮煮は、お片付け料理としてだけでなく実際にとても美味しいものです。
以前の備忘録はこちら ☆彡
- 野菜を切ったりする前に、先ずは圧力鍋で茹で卵を拵えます。
圧力鍋に2〜3cmお水を張り、卵を並べて強火にかけます。
ピンが上がって錘が揺れ始めたら、ひと呼吸して火を止めましょう。
そのまま圧が抜けるまで・・・と言うより、野菜や鶏皮の準備ができるまで放置します。 - 鶏皮は半解凍の状態で大きめに切って圧力鍋へ。
蒸し干し大根はさっとお水で洗って。
大豆は前述の通り戻さずそのまま、洗って圧力鍋に移します。
こんにゃくは片面に細かな格子状の切れ目を入れ、ひと口サイズに切り揃えて圧力鍋へ。
人参は厚めの半月〜いちょう切りにして。
戻した干しシイタケは食べやすく切り揃え、戻し汁ごと圧力鍋へ。
鷹の爪・たっぷりの千切り生姜・お酒・全体が充分にかぶる量のお水を加えてひと混ぜし、強火で煮立ててアクを除きましょう。
野菜の甘みを楽しみたいので、みりんやお砂糖は加えません。
その後20分弱加圧し、圧が抜けるのを自然に待ちます。 - 圧力鍋の蓋を開け、煮汁を少量とって酒粕をふやかしてのばしましょう。
これをお鍋に加え、白だし醤油を数回に分けて加えながら味を調えます。
煮汁が程よく減ったところで火を止め、茹で卵と薄皮を除いた銀杏を鍋底に忍ばせます。
そのまま粗熱をとれば出来上がり。ネギを散らし、七味を添えます。
鶏の脂がかたまるので、翌日は火を入れ直して召し上がれ。
カリカリのおじゃこにトロトロの鶏皮、根菜が内から体を温めてくれます。
朝ご飯って大切なんだと体が納得する瞬間でもあります。
うん、今日は良い日です、きっと。
朝食とまったく同じ内容ではありますが、ささやかなお弁当。
もちろんしめ鯖とアボカドをあしらってね。
そして気付けば明日は12月、寒いはずです。
明日の朝食は蕎麦がきにしましょう。
優しい甘さの熱々ぜんざいを従えてね。