1996年の開館以来、行ったことも行く気もなかった 『かかみがはら航空宇宙科学博物館』。
・・・ですが、2018年に控えたリニューアルオープンのプレオープン事業として、第二次世界大戦期に作られた戦闘機 『飛燕 (ひえん) 』 の現在展示を行っております。
収蔵庫に展示されているのは、国内に1機しか残っていない 『飛燕』 、しかも川崎重工業による修復を施され、胴体や主翼、エンジン等のパーツに分かれた組み立てられる前の姿。
施設のリノベーション工事終了後は組み立てられて展示されるので、これは貴重な姿です。
そんな訳で平日の午後、主人とのこのこお出かけなんてしているものですから、金曜日の備忘録が本日、日曜日になってしまいました。
お弁当の主食は、我が家の定番料理でもあります “しめ鯖のおから寿司” です。
ぎゅうぎゅうに押しかためられた鯖寿司のご飯。
以前の主人ならこれも好意的に受け止めていたのでしょうが、この頃は少々疑問を抱き始めたとか。
ぎゅうぎゅうの酢飯が何なんだ、と。
だったらどぅみぃ (私のこと) が拵えるホロホロ儚いおから寿司の食感の方が勝るのではないか、と。
・・・単に翌日の体重激増が怖いってだけのお話かとも思いますが、そう言われて悪い気は致しません。
いつもの “しめ鯖+アボカド” のおから寿司に、本日はおぼろ昆布を加えたver.で参りましょう。
- おからは100g強。
溶き卵 (全卵 1個分) と寿司酢 (お気に入りの配合はこちらです ☆彡) 大さじ 2を加えてよく混ぜておきます。
これをサラサラの状態になるまでフライパンで乾煎りし、粗熱をとってお団子にしましょう。 - ラップの上におぼろ昆布をふわりとひろげます。
削ぎ切りにしたしめ鯖 (市販品) ・くし型に切って少量の寿司酢をまぶしたアボカドを並べ、この上に1のお団子を置いてぎゅっと絞ります。
形を整えてクリップ等で留め、しばらくおいて形を落ち着かせれば出来上がり。
そっとラップを外し、梅肉を添えます。
梅肉の代わりに柚子胡椒や柴漬け等々、ささやかなバリエーションが楽しいおから寿司。
食べ過ぎても罪悪感は生まれませんものね。
過去に何度拵えたかも分からない程に定番化したおから寿司に対し、冒険した結果ちょっと残念な出来に終わったのがデザート。
先日畑で収穫した大きなさつま芋と、在庫豊富な黒きな粉・和三盆を使ったデザートです。
色黒なのは黒きな粉使用なので致し方ないとして、問題なのはその手間。
本来簡単な筈のこの類のデザートなのに、本葛粉を使った為か想像以上の手間にがっかり。
今後の改善策を探るためにも備忘録、と。
- さつま芋は厚めに皮をむきます。正味340g。
適当に切ってお水に晒してアク抜きをし、やわらかく蒸してザルにとります。
自然に水を切ってお鍋に移しましょう。 - 吉野の本葛粉 20g・お水 大さじ1.5を合わせてよく溶き混ぜます。
牛乳 大さじ5・蜂蜜 20gと共に1に加え、弱〜中火でさつま芋を崩しながらよく練り混ぜます。
ぽってりとした状態になったら粗熱をとり、手のひらに少量のココナッツオイルをまぶしながら棒状にのばしましょう。さつま芋生地を軽く乾燥させる為にしばらく置きます。 - その間にきな粉の準備を。
黒きな粉 20g・和三盆糖 18g (半端な数ですがこれでちょうどひと袋使い切りでしたので) をビニール袋に合わせてふり混ぜておきましょう。 - 2のさつま芋生地を包丁で切り、3のビニール袋に移してきな粉をたっぷりまぶします。
以上、簡単そうですが、2の工程で相当手間がかかりました。要改善です。
牛乳で葛粉を溶くってのはどうかしら。
さつま芋のデザート、過程はともかく前述の通り味は私好みですよ。
粉吹き銀杏を添えて、金曜日のお弁当となりました。
- 粉吹き銀杏、いつもは殻付き (☆彡) ですがお弁当用には殻をむいて。
食べやすいので主人にはこちらの方が喜ばれます。
お鍋に少量のお湯を沸かしてお塩を煮溶かします。
ここに殻をむいた銀杏を加え、ころころと転がして薄皮をむきながら塩が結晶化するまで煮立たせます。多少残った薄皮はご愛敬ですが、主人が嫌がるので取りますね。
そして朝食にもおから寿司をひとつ。
梅肉ver.でまとめたお弁当に対し、朝食にはホタルイカの沖漬けver.です。
蕎麦がきは最近手順をかえ、よりもっちりふんわりとした蕎麦がきに生まれ変わりました。
これも近々備忘録せねば。
お味噌汁は、さつま芋のデザート用にうんと厚くむいた皮を有効利用して。
うんと厚くむいたさつま芋の皮、そしてきのこ数種を使った粕汁仕立てのお味噌汁。
本日日曜日は朝から雨が降っております。冷たい雨です。いよいよ寒さも本格化してきました。
折角なので、金曜日に行ったかかみがはら航空宇宙科学博物館、収蔵庫の飛燕の写真を。
収納家具を処分して棚を取り付けてもらい、随分すっきりして気に入っております。
週明けには粗大ゴミとして処分される収納家具、結婚以来のお付き合いにピリオドです。
お世話になりました。
知恵をしぼって収納するなら加齢とともに物を減らそう、またひとつ我が家が暮らしやすくなりました。