そのきっかけは先日の松茸ご飯 ⇒ 終盤にて ☆彡
実家の母親が季節になると炊いてくれるのですが、母が望む状態で取りに行くのは難儀なこと。
事前にいついつに炊くよ、と言ってくれれば有り難いのですが、サプライズ好きな母のこと。
こちらの朝食時に電話があり、 『メール見た?松茸ご飯炊いたから取りに来て』 なる無謀な提案。
母の期待を裏切りすっかり冷めた松茸ご飯を前に、ふと思いついた松茸ご飯の出汁茶漬け。
熱々の昆布出汁を冷めた松茸ご飯に注ぐと、ふんわり漂う松茸の香りにお出汁との好相性。
文字通り味を占め、出汁茶漬けブーム到来の運びとなったのであります。
そして今朝は銀杏ご飯ver. 出汁茶漬けと並んで目下お気に入りの茹鶏ですが、銀杏ご飯に合わせるのは大冒険。
しかも鶏の茹で汁+鰹だしなんて、お料理のいろはから相当外れた力技ですものね。
ですが主人の反応は上々。
味音痴と笑わば笑えの備忘録でございます。
先ずは何はさておき銀杏ご飯。 毎年頂く立派な銀杏。
今年はいろいろと状況も変わり、相当にご苦労されて収穫されたと聞く貴重な銀杏です。
我が家に里子に出して良かったと思って頂ける程に、この銀杏、楽しみましょうぞ。
- 頂く直前に注ぐお出汁には、優しく塩気が効かせてあります。
ですので、ご飯に味付けは致しません。
お酒を少し加えるのみに止めていつも通りに炊きましょう。
我が家は1合程度の少量のお米を炊きますので土鍋を使うのが常。
以前は鍋蓋を開けて炊くこともしておりましたが、最近になってようやく吹きこぼれないタイミングを習得致しましたので土鍋の蓋をしっかりして炊き上げます。
お米を充分に給水させた後、強火で煮立ててから弱火で10分。
その間に銀杏の殻を除き、極少量の熱湯の中でお玉の背で転がしながら薄皮を除きましょう。
むっちりとした実が特徴の大ぶりな藤九郎銀杏、感謝して頂きます。 土鍋の火を止める直前に強火にして10秒ほど数え、このタイミングで薄皮をむいた銀杏を素早く放り込みます。そのまましばらく蒸らして出来上がり。
近頃お気に入りの茹で鶏、本当に簡単です。
- ささ身を使います。
ささ身がかぶる程度のお湯を沸かしてお塩を少々。
全体がしっかり煮立ったところでささ身をお鍋に並べ入れ、すぐに火を止め蓋をしましょう。
ささ身の筋はそのままで。
ここがいちばんの私のお気に入りポイントかも。
そのまま冷めるまでおけば出来上がり。
夕食用にお昼頃仕込み、今朝のように冷蔵庫でひと晩おいて朝使い切ることも多々。
鶏の茹で汁に濃いめにとった鰹出汁を足し、白だし醤油を1滴2滴。
銀杏ご飯を器に盛ってほぐした鶏ささ身を添えましょう。筋はこの時に取り除きます。
熱々の合わせ出汁 (・・・と言うのかしら、これも) をたっぷり注ぎ、自家製柚子胡椒を添えましょう。 ちなみに、昨晩の茹で鶏の使い道はこんにゃくうどんでありました。
主人のダイエットの為、基本夜だけは炭水化物にご遠慮願っております。
鶏の茹で汁に極少量の白だし醬油を足し、トマトのお浸しやネギを添えて満腹ダイエット。
お菜はお刺身こんにゃくのキノコペースト和えです。
昨晩のこの食事で何故主人の体重は増えたのかしら。
しっとりした鶏ささみの茹で鶏、そして大ぶりなもっちり銀杏。
銀杏の収穫にご苦労された夫人は、このジャンキーなお料理を嘆くかしら。 でもごめんなさい、美味しいんです。
主人も私も大のお気に入りなんです。
さて、朝食ばかりだけでなくお弁当のことも考えないとね。
当初の予定では、昨日拵えたムングダルのスープをリメイクしてのお菜をと考えておりました。
が、諸事情によりあっさり断念。
ふと熟したアボカドが目に留まりましたので、急きょ予定を変更してのアボカドフライと相成りました。 銀杏に負けず劣らず美しい色合いを誇るアボカド、野菜の色ってなんて美しいのかしら。
- 鰹だし・薄力粉・極少量の片栗粉・レモン汁を合わせ、合わせ衣を用意します。
ホットケーキの生地よりちょっとゆるいくらいが目安かしら。
ここに食べやすくカットしたアボカドを加え、優しく全体に絡めておきましょう。 - ビニール袋にパン粉を用意し、フォークでアボカドをそっとすくいながらパン粉をたっぷりまぶします。中温に熱した太白胡麻油でからりと揚げれば出来上がり。 油はねも少ないアボカドのフライ、トロトロのアボカドも美味しいものです。
お弁当用には銀杏ご飯をお結びに。
おぼろ昆布をふんわり巻いて仕上げます。 新米で拵える銀杏ご飯、そしてしっとり纏ったおぼろ昆布。
お弁当ならではのお結びさんです。
明日は・・・あら、翌日に文化の日を控えた休日前の水曜日ですね。
休日前の夕食に何を飲もうかしら、これを考えるだけでもワクワクするのはきっと主人も同じでしょう。
ぐっと秋も深まったことですし、そろそろ押入れの奥からストーブを出そうかしら。
アラジンで熱燗をつけながら粉吹き銀杏・・・あぁ、考えただけでワクワクが止まりません。
コメントありがとうございます。
大好きな銀杏。
そのお料理を褒めていただけるととても嬉しいです。
出来れば年中食べたいものですが、
旬があるから美味しいのでしょうね。
天水窯さん、良いお年をお迎えください。