2016年10月03日

久しぶりのお料理備忘録、再開は里芋とさつま芋の茎

先週1週間かけ、楽しかったサンフランシスコ 〜 ロスアンゼルスの旅もしっかり備忘録致しました。
さぁ、今週からは今まで通りのお料理備忘録に戻りましょう。

再開第一弾は、ずばり 『茎 2種』 です。

スーパーに行こうも、これぞと思う野菜になかなか出会えぬ昨今。
季節の変わり目が原因なのかは定かでありませんが、野菜から季節感を感じ取れず買い控えること多々。
一応帰国後もそこそこのお料理はしておりましたが、イマイチ気合が入らなかったのも実状。

そこで頼もしいのが主人の食欲。
私のテンションをどうにか向上させようと、市内で人気の野菜直売所に週末連れていってくれましたよ。

そこで見つけたのが上の画像。
里芋、特に八つ頭等の赤種芋の茎で私の大好物 『赤ずいき』 と、さつま芋の茎。
2種類の茎野菜を手に入れ、ホコホコと帰宅してお料理に挑みます。
1束100円でこれ程楽しめるなんて、つくづく私は幸せ者。





ずいきの甘酢漬けは根尾の伯母の得意料理のひとつ。
伯母は “酢炒り” と言います、“素炒り” かもしれませんがそれは不明。
以前にも挑戦したことはありますが、出来栄えは今一歩 ⇒ ☆彡

ですが今回の出来は我ながら大満足。

元のどす黒いずいきからは想像つかない程の鮮やかな紅色、なんて美しい。
もちろんシャキシャキの食感にも大満足。
お料理備忘録再開は、ずいきの甘酢漬けとさつま芋の茎の煮浸しを冒頭に。
この茎料理2種を主役と致しましょう。





ずいきの甘酢漬け、意外と手間もかかりません。
私は酸っぱい味付けが好きなのでこの分量ですが、もう少し甘みを強くした方が一般的かも。
おそらく指先が真っ黒になる類ですので、ゴム手袋着用で挑みます。
  1. ずいきは1mほどの長さで売られています。
    とにかくこの長さでは洗うこともままならないので、洗いやすい長さにカットしましょう。
    あまり短くしてしまうと皮をむくのに手間がかかりますので、そこは程々に。

    綺麗に洗って水を切り、ボールにたっぷりの酢水を用意しておきましょう。
    皮をフキの要領でするっとむき、食べやすい2〜3cm長さに切り揃えます。
    太い側から包丁で皮をひっかけるように途中まで皮をむき、後は一気に引っ張ってつるりと。

    切ったそばから酢水に浸していきましょう。
    ナスのようにぷかんっと浮かんでしまうので、ザル等で押さえながら作業を進めます。

  2. たっぷりの熱湯を沸かし、お塩を適量溶かします。
    10分程酢水に晒したずいきの水を切り、さっと茹でて冷水にとります。
    熱湯に加えた時もやはり浮いてしまうので、落し蓋を使う等して対策を。
    あぁ、木の落し蓋が欲しいな。

    熱が取れたら両手でぎゅっと水気をしぼり、保存容器に移します。

  3. お酢 200t
    てんさい糖 大さじ 5 (大さじ6〜7程度に増やした方が一般的な味に仕上がるかと)
    お塩 小さじ2/3

    以上を火にかけ、てんさい糖とお塩をしっかりと煮溶かします。
    煮立たせなくとも、調味料が溶ければOKです。
    熱いうちにずいきの上から回しかけましょう。

  4. これで出来上がり、見る見る間に赤く染まっていきます。
    粗熱がとれたら冷蔵庫に移し、ひと晩おいたら召し上がれ。
    心躍る紅色のずいき、あぁ楽しい、やっぱりお料理はこうでなくっちゃ。











さつま芋の茎は、昨年もチャレンジした食材です ⇒ ☆彡
昨年は酒粕和えに致しましたが、今年は量も多いことですから煮浸しに致しましょう。
薄味に仕上げておけば常備菜としてはもちろん、酒粕和えや白和えにリメイクも可能ですものね
こちらもゴム手袋着用でどうぞ。
  1. さつま芋の茎は綺麗に洗い、丁寧に皮をむきましょう。

    細いのでさぞ難儀かとお思いでしょうが、意外と簡単です。
    太い方からむきたくなるのが心情でしょうが、細い方からむくのがお勧め。
    細い側に包丁をひっかけ、少し先端を切るようにして皮をするりとむきます。
    素直な茎なら、1回でするりとむけてしまいます。

  2. たっぷりの熱湯にお塩を加え、皮をむいた茎を長いまま茹でましょう。
    私はシャキシャキの食感が好きなので、さっと茹でるに止まりますがそこはお好みで。

    冷水にとり、熱がとれたら引き上げて食べやすい長さに切り揃えましょう。
    鼻歌が思わず出てしまうほど美しい茹で上がりではありません?

  3. お鍋にお出汁・お酒を煮立たせ、白醤油で薄めに味を調えます。
    煮立ったところに2を加え、再度煮立ったら火を止めましょう。
    保存容器に移し、粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
    ひと晩おいて味が充分なじんだところを召し上がれ。






以上、簡単ですので昨日のランチ時ワイン片手に仕込んでおきました。
常備菜を週末準備しておくと、先の1週間が楽々ですからね。










そして今朝は、主人が食べたいといって猛アピール致しておりました “鯖の味噌煮” を拵えました。
こってりとした赤味噌に半熟卵、そしてお豆腐。
主役の鯖がくすんでしまう程の名脇役揃い、文字通りの手前味噌ですけどね。






  • 大体の手順は以前の備忘録にて ⇒ ☆彡

    鯖の切り身は両面の少量のお塩をふって10分程おき、ざっと洗ってから次の作業に。
    当時は大量の焼酎消費の為に焼酎を使っておりましたが、今はやはり日本酒に落ち着いております。
    赤味噌は少し量を減らして35g程度。

    面取りした人参と昆布・煮汁を煮立たせたところに下処理した鯖を加えて加圧します。
    昆布は煮立たせないのが一般的ですが、やわやわの昆布も好きなので私はこれで。
    人参と昆布を取り出してからお味噌を加え、落し蓋をしてある程度煮詰めたところでお豆腐を加えて仕上げます。

    半熟卵はお水から茹で、煮立ったら4分間。
    すぐに氷水にとって冷ませば、黄身うるうる私好みの茹で上がり。






今朝のお味噌汁はお茄子とマイタケ。
お茄子は大ぶりの乱切りにし、胡麻油で炒めてから煮干し出汁で仕上げるのがお気に入りです。











面取りした人参の切れっ端を使って、ツナそぼろのお結びさんなんてどうかしら。
小ぶりなお結びさんが本日のお弁当です。






  1. 人参の切れ端をみじん切りにし、ツナ缶の油と一緒に炒りつけます。
    ここにツナを加え、お醤油・お酒・お砂糖を加えて炒りつけましょう。
  2. 少し水気が飛んだところで、刻んだマイタケ・鯖と一緒に煮た昆布も刻んで加えます。
    程良く水気が飛んだら出来上がり。
    炊き立てのご飯に混ぜてお結びさんに。






ここ数日、夜になるとどこからかギターの弾き語りを練習する声が響きます。
最初は確か真夜中でした。
寝る直前に心霊スポットのテレビ番組を見ていた私は、恐怖に戦き隣で眠る主人を起こしましたっけ。

弾き語りは昨晩も聞こえましたが、申し訳ないけれどちょっと吹きだしてしまう程下手っぴ。
夜は意外と声が響くので最初は迷惑とも思いましたが、ちょっと・・・この下手っぴ君 (ちゃんかな?) に腹を立てる気にもならず、今では密かに主人と応援する始末。

特にあのヤマ場の高音箇所が・・・ふふ、酷い。

あら、そうしましたら日中ど真ん中の今もどこからか聞こえてきましたよ、弾き語り。
私が聞いても分かる程、相当ギターは練習しないとね。
文化祭か何かで披露するのかしら。
今日はどのくらい上達するのかしらね。
主人とふたり、上達を楽しみにしております、頑張れ。

posted by しんさん at 14:21 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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