毎朝食に登場する納豆やヨーグルト、牛乳の類については、流石に週末主人と調達に参ります。
が、それ以外は極力買い控えております昨今。
在庫食材整理とは建前で、単にこの猛暑の中出かけたくないというのが本音でしょう。
それで日々どうにかなってしまうものですから、益々その傾向に甘んじてしまうのが恐ろしい。
さて、今朝はいよいよどうにもならないかと思いきや・・・ 生春巻きが出来ました。
ライスペーパーの在庫はあれど、生憎ビーフンや春雨の類の在庫はないので素麺で代用。
ライスペーパーに包むとなると、使用する素麺はほんの少量。
最近やや体重がリバウンド気味の主人には、ちょうど良い主食なのではないかしら。
少量のココナッツオイルをまぶした千切り人参、鶏胸肉の蒸し鶏、錦糸卵、青紫蘇を巻けば、有り合わせとは言えまぁそこそこに彩り鮮やかな生春巻きに仕上がりました。
スィートチリソースは、昨日も登場致しましたベトナム風ラー油 “サテ・トム” を使って。
ナンプラーや蜂蜜等の調味料を足し、むき干しエビとデーツを混ぜたらそれらしく仕上がりましたよ。
うん、有り合わせ生活もなかなか楽しいものです。
圧力鍋を使った鶏胸肉の蒸し鶏は我が家の定番。
お料理によって生姜やスパイスを散らしたり、もみ込むお塩を増やしたり、応用自在な一品です。
- 鶏胸肉は皮と脂肪を丁寧に取り除きます。
皮は平らにして冷凍し、溜まったところで “もつ風の煮込み” に有効利用するのが常。
胸肉全体をフォーク等で丁寧に突き、少量の蜂蜜・お塩を順にすり込み20分程おきましょう。 - 圧力鍋にお水を張って蒸しすを置き、その上に1の胸肉を蒸しカゴに入れて乗せます。
張ったお水には洗ったひよこ豆を忍ばせておきます。
ひと晩お水に浸して戻して料理するのが一般的ですが、戻さずそのまま茹でても問題なし。
市販の茹でたひよこ豆のようにはいかないかもしれません (市販の茹でひよこ豆を食べたことがないので・・・) が、私はどちらでも受け入れ態勢整っております。
胸肉にアルミホイルを覆うようにかぶせ、5分加圧して圧が自然に抜けるのを待ちましょう。 - 蒸し鶏はジューシィに、ひよこ豆は食べ心地よろしく仕上がっております。
蒸し鶏は粗熱が取れたらざっくり大きく裂いておきます。 ひよこ豆は茹で汁に浸したまま粗熱をとっておき、後ほど登場するスープに使います。
生春巻きの具を準備して、一気に仕上げてしまいましょう。
- 極少量の水溶き片栗粉を溶き卵に加えてよく混ぜ、丈夫な薄焼き卵を焼いて錦糸卵に。
人参は極々細い千切りにし、少量のココナッツオイルをまぶしておきます。
青紫蘇は綺麗に洗って水けをしっかり拭き取り、縦に2等分しておきましょう。
素麺は表示通り茹でて冷水でしっかり洗い、水気を切っておきます。 - スィートチリソースを作りましょう。
サテ・トム (コストコで大量買いした方からひとつ分けて頂きました) 適量
ハチミツ・ナンプラー・穀物酢 各適量
を混ぜ合わせたところに、細かく刻んだ干しむき海老・デーツを加えます。
丁寧に混ぜ合わせれば出来上がり。 - 水で湿らせた晒布をきつく絞ってひろげ、さっとお水にくぐらせたライスペーパーを置きます。
青紫蘇・素麺・人参・錦糸卵・蒸し鶏をお行儀良く並べ、きつめに巻きましょう。
以前はお水で湿らせたキッチンペーパーを使っておりましたが、晒布の使い心地は抜群です。
食べやすい長さに切り分け、ソースを添えて出来上がり。
生春巻き同士がくっついてしまわないよう、お弁当箱に詰める際は生春巻きの間に常備菜を。
こんな時、ミニトマトなんかがあれば愛らしく仕上がるのに・・・自業自得ですけどね。
本日は生春巻きがお弁当の主食です。
蒸し鶏の副産物を使って、お肌に良さそうなスープを作って添えましょうか。
ひよこ豆と胡桃のポタージュです。
- 茹で汁に浸したまま粗熱をとったひよこ豆をザルにあげます。
- 胡桃・絹ごし豆腐・カボチャのそぼろ煮 (白内障術後にと主人が取り寄せてくれた冷凍お総菜です) ・酒粕・極少量の葛粉を茹で汁に加えてひと煮立ちさせましょう。
- バーミックスでピュレ状にし、ひよこ豆を加えて出来上がり。
当初はココナッツミルクで拵える予定でしたが、思いのほか茹で汁が多かったので予定変更。
苦し紛れの力技料理ではありますが、なんとも心休まるスープに仕上がりました。
朝食の主食はお蕎麦と参りましょう。
・・・但し、生春巻きに巻き切れず残った素麺と合盛りでね。
- 素麺と十割蕎麦を盛り合わせた上には、モロヘイヤとオクラのおつゆを。
さっと塩茹でにしたモロヘイヤを適度に絞り、白だし醤油を加えてバーミックスで攪拌します。
ピュレ状にして冷凍保存してあるオクラをここに加え、更にバーミックスで攪拌しましょう。
ちょちょいのちょいのネバネバおつゆ、夏バテなんてどこ吹く風です。
結局、今週は平日に食材調達することもなく金曜日を迎えることと相成りました。
食材調達拒否は今回に限ったことではありませんが、毎回キッチンに立つ度実感する達成感が心地良くもあるのでついつい回を重ねてしまいます。
今朝多めに拵えた蒸し鶏を使って、今夜は何を拵えようかしら。
・・・主人が出勤時に言いました。
『今夜は久しぶりにフランスワインでも飲もうね』 と。
蒸し鶏でフランスワイン、うーん、まぁ何とかなるでしょう、得意の力技でね。