2016年04月12日

うっとりする程の口中香をお楽しみあれ・・・木の芽の佃煮

畑の脇に、ほぼ野生化した山椒の木が植わっております。

まだ主人は参加しておらず、実家の母親・その妹 (私からしてみれば叔母) ・私の3人で畑作業を始めた頃に叔母が植えたこの山椒、まぁ伸びたい放題でお行儀悪いこと悪いこと。

ですが季節になれば、わんさと新芽を芽吹いてくれます。
そして拵えてみましたよ、木の芽の佃煮。

湯掻いた時のあの香り、目まいがしそうなくらいに魅力的です。

そして佃煮をほんの一口召し上がってみて下さいな。
鼻に抜ける山椒の香りに、思わずうっとりすること請け合いです。

山椒の木は鋭い棘がありますので、新芽を摘むのは根気を要する作業ではあります。
ですがそれに充分価値のあることは、佃煮を食べたことがある方なら承知の助でありましょう。
木の芽の佃煮、とても簡単ですので是非是非お試しあれ。





木の芽はたっぷり用意します。
とは申しましても、前述の通りやわらかな新芽だけを摘み取る作業はなかなか難儀するもの。
今回、どうかな・・・両手にもりもりいっぱい、といったところかしら。






  1. 大きなボールにたっぷりと水を張り、木の芽を丁寧に洗います。
    ボールの底に汚れや小枝が溜まるので、木の芽をすくい取ります。
    ボールの底に汚れが溜まらなくなるまで、数回お水を変えて丁寧に洗いましょう。
  2. たっぷりの熱湯を沸かし、ここに1の木の芽を加えます。
    30秒強茹でてザルにあけ、団扇であおぎながら水を切りましょう。
    水は無理に絞らず、自然に切ります。この時点で香りにうっとりしますよ。

  3. 調味料を加えて煮詰めます。

    白だし醤油 大さじ2
    お酒 大さじ2
    みりん 大さじ1

    木の芽の量にも寄りましょうが、今回はこの分量で。
    木の芽と調味料をお鍋に合わせて強めの中火にかけましょう。
    水気が少々上がってきたところで、やや火を弱めて優しく混ぜながら水気がなくなるまで。

    見栄えの良い小ぶりな木の芽は、綺麗に洗って水気を拭いてから冷凍保存しましょうか。
    必要枚数だけをラップごとハサミで切り、ちょっとしたあしらいに使います。

    作ったばかりの佃煮、今朝は冷奴と木の芽ご飯に。
    冷奴には削りたての鰹節と一緒に。
    木の芽ご飯は炊き立ての十六雑穀米ご飯に混ぜ込みます。

    そうね、炒飯とかにしても美味しそう。











炊き立てご飯に佃煮を混ぜ込んで、お弁当用に小さな俵型結びを拵えました。
これに合うお菜は・・・ほろほろに煮込んだ甘辛い鶏手羽中なんてどうかしら。

間違いなく主人が飛びつく仕上がりに、今朝の気分は上々です。
これが “甘酢漬けラッキョウの漬け汁のリメイク料理” だと、主人は気付くのかしら。

根尾の伯母が漬けてくれる甘酢漬けラッキョウ。
その漬け汁がもったいなくて我が家の定番料理となりました “イワシのお酢煮” ではありますが、当然骨付き肉を煮ても抜群に美味しゅうございます。
圧力鍋で簡単ですよ。





  1. 鶏の手羽中肉を圧力鍋に並べ、ひたひたにお水を注ぎます。
    焼酎を少量加えて千切り生姜を散らし、強火で煮立ててアクを丁寧にすくいましょう。

    焼酎はもちろんお酒でも。
    口に合わない焼酎がありますので、お料理に使っているだけのお話しですから。

    10分加圧し、圧が自然に抜けるのを待って蓋を開けます。
  2. 甘酢漬けラッキョウの漬け汁
    白だし醤油
    少量の濃い口醤油
    少量のてんさい糖

    以上をお鍋に合わせておき、1の手羽中肉を熱いうちに漬け込みます。
    手羽中肉の粗熱が取れた頃、徐に火にかけて煮詰めましょう。

    半熟卵を一緒に煮込んでみました。お弁当用に彩が良くなりますものね。






そしてお弁当の主食は、前述のように木の芽の佃煮を混ぜ込んだ小ぶりな俵お結びさん。

・・・だと言うのに、手元が狂ってお弁当の写真を削除してしまいました。
あーぁ、備忘録が。










そして朝食です。

朝のほうじ茶の準備をする際、主人がちょこんっと木匙に乗せてくれるお菓子が嬉しい昨今。
それが嬉しくて、最近は木匙に乗るサイズのお菓子に興味津々であります。

今週末、お世話になる方へのちょっとしたお礼に “都鳥” なるメレンゲ菓子を買って参りました。
近所 (でもないか、車で10分程) の老舗和菓子屋さんの看板菓子で、主人も大好きなお菓子。

運が良いと、 “割れ” と呼ばれる器量の悪い子らが袋売りされているのを見かけます。
家用に “割れ” の都鳥と雪たる満を買ってきましたので、本日のおめざはこれと致しましょう。
木匙の上に程よく収まった都鳥、可愛らしいでしょ?





さてさて。
問題なのは都鳥の右手に鎮座致しております今朝の主食。
  • 鶏の手羽中肉を茹でた時の茹で汁。
    小ぶりとは言え、骨付き肉と生姜の旨味漂う茹で汁を捨てるなんてこと出来ませんものね。

    十六雑穀入りご飯の上にたっぷりのアボカド、そして熱々の鶏の茹で汁を回しかけて。
    アボカドの鶏スープ茶漬けとも申しましょうか。
    トリュフ塩をちろりとふって召し上がれ。

    ・・・主人曰く、斬新過ぎて評価不可だそうです。





今日も少しだけ緑内障予備軍についての備忘録。

緑内障予備軍とは言え、緑内障発作の危険が常に伴う現状態です。
レーザーで虹彩に小さな穴をあける予防策では万全ではないということで、白内障手術を行うことと相成りました。
只今、緑内障に次ぐ白内障についてのお勉強中であります。

主人には面倒をかけっ放し、散財させっ放しの妻です。
明日も美味しいご飯を主人に拵えないとバチが当たりますわ。

posted by しんさん at 16:39 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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