2016年03月24日

もち米不要、うるち米と切り餅で作るお手軽おはぎ

蕎麦がきだ、どこどこのバゲットだ、いやいや今度はうどんだ蕎麦だ、お次はプンパニッケルだ・・・
とまぁ、主人の主食に関しての移り気には呆れるやら、はたまたそれを通り越して感心するやら。

そんな訳でひそかに楽しんでおります、在庫米を使った実験料理を勤しむ 名付けて “お米ラボ” 。
おかげさまで、そろそろ在庫のお米も許容範囲と相成りましたので、お米ラボも解散かしらね。

あ、でも最後にこれは作りたい・・・あら?でも待って・・・しまった!昨日がお彼岸明けでありました!

お彼岸は明けてしまいましたが、可愛らしい小ぶりなおはぎです。
春だからぼたもちかしら・・・
でも、おはぎと言った方が何となく耳の響きが好きなので、 “おはぎ” で通すことと致しましょう。

1日遅れの小ぶりなおはぎ。
うるち米と切り餅、そして餡は圧力鍋という簡略版おはぎではありますが、春到来の雰囲気は満載。
今までに拵えたういろう桜餅お花見団子に比べれば、実践済み料理ですのでうんと気楽です。





昔祖母が拵えてくれたように、大きなお重に詰め切れない程沢山拵えるお彼岸のおはぎがきっと抜群に美味しいのでしょうが、そこはそれ、時代の流れ。
ほんの1合分のお米を使って、慎ましやかに1日遅れのお彼岸を尊びましょう。

お米 1合分で、小ぶりなおはぎが8つ出来ました。
  1. 先ずは餡の準備をしましょう。
    100g前後の小豆を使い、気軽に圧力鍋で仕上げます。

    小豆を洗い、たっぷりのお水と共に強火にかけて煮立てます。
    そのまま2〜3分煮立ててザルにあけ、渋抜きをしましょう。これを2回繰り返します。

    渋抜き完了した小豆を圧力鍋に移し、お水が小豆の3〜4cm上にくるように注ぎましょう。
    強火で煮立て、カップ1杯程度のお水を加えます。
    再度煮立ったら圧力鍋の蓋をして、20分間加圧しましょう。

    圧が自然に抜けるのを待って圧力鍋の蓋を開け、必要ならばお水を足してお好み量のお砂糖・お塩ひとつまみを加えて10分程弱火で煮ます。

    通常ここで加えるお砂糖は、てんさい糖を40gといったところ。我が家好みの甘さです。
    が、今回はちょっと変化球。
    随分前に拵えた “紫芋の芋納豆 (☆) ” 、この煮汁を保存しておいたのでこれを使います。

    朝のぜんざい用を少し除けておき、おはぎ用の餡に煮詰めます。
    冷めると幾分かたくなります。
    木べらの跡が鍋底に残るようになったら火を止め、粗熱をとっておきましょう。

  2. 切り餅とうるち米、十六雑穀を使ってご飯を炊きましょう。

    お米を1合分計り、大さじ3杯分を除いていつもの通りに洗います。
    20分程ザルにあげて水切りをし、土鍋に移して十六雑穀大さじ3を加えましょう。
    お水 1合分+αを注ぎ、20分程吸水させます。
    この上にさいの目に切った切り餅を散らし、いつも通りにお米を炊きましょう。

    私の炊き方、邪道ではありましょうが吹きこぼれが嫌なので蓋は途中まで致しません。
    土鍋を強火にかけ、全体が煮立ったら軽くひと混ぜ。
    出来るだけ弱火にして徐に土鍋の蓋をし、蓋が浮かないよう重石をして10分間。
    最後に強火にしてゆっくりと10秒数えて火を止めます。
    蓋を開けることなく15分程蒸らして出来上がり。

    本日はこれをお好みの状態になるまで、お水ですりこ木を湿らせながら丁寧に搗きます。

  3. 餡とご飯を等分してそれぞれ丸め、きつく絞ったぬれ布巾の上に並べましょう。

  4. 餡でご飯を包んで仕上げます。

    晒布をお水で湿らせてきつく絞り、お団子にした餡を包んで手の平で平らにのばします。
    餡の中央にご飯をおき、ご飯全体を包みながら餡を沿わせてあげましょう。

    形を整えて出来上がりです。

    我が家では蕎麦がきぜんざいをしばしば拵えますので、その流れで粒餡もよく作ります。
    本日炊いたご飯は、お団子の段階でひとつずつラップに包んで冷蔵庫へ。

    更に気楽な安直おはぎが気楽に食べられると、甘党の主人はきっとお喜びでしょう。
    これならきな粉ver.や創作おはぎver.も思いのままですものね。











終わりなきダイエットに勤しんでおります主人。
某マダムからのお誕生日プレゼント、彼のお弁当箱は減量を見越して相当小ぶりタイプであります。

小ぶりなおはぎをふたつ、ぴったりと収めて本日お弁当の主食と致しましょう。

どうやら私は、主食が何であろうと兎にも角にも野菜をたっぷり添えたいらしい。
おはぎにお菜も何もありませんが、小豆を煮た後の圧力鍋を使って在庫食材の白煮を添えましょう。





白煮とは言いつつ、それはそれは大胆な工程であります。
  • 早煮昆布は水中でふり洗いして戻し、結び昆布にします。
    干しシイタケはお水で戻して食べやすい大きさに切りましょう。
    人参・大根は厚めのイチョウに切り、面取りをしておきましょう。

    これらを全て圧力鍋に合わせます。
    全体がかぶる量のお水・干しシイタケはの戻し汁・お酒少々・極々少量 小さじ1/2よりも少量の白だし醤油を加えてひと混ぜし、5分加圧して圧が自然に抜けるのを待ちましょう。

    蓋を開けて白だし醤油で味を整え、食べやすい大きさに切り揃えた水菜を加えます。
    お鍋を傾けながら水菜を煮汁に浸し、ひと煮立ちさせて火を止めましょう。
    そのまま粗熱をとって出来上がり。

    キッチンペーパーの上に並べて煮汁を切ってから、お弁当箱に詰めましょう。
    多めに拵えましたので、今夜のお酒の肴に致しましょう。

    ちなみに面取りした人参と大根の切れっ端は、スルメと共に漬け込んで更なる常備菜に。
    本来ならば人参とスルメで作る “イカ人参 (☆彡) ” は、主人も私も大好きな常備菜。











そしてシュールな朝食の時間。

昨日拵えた生米からのお花見団子、1日冷蔵庫に入れておいてもやわらかなまま。
温めなおす必要もなく、今朝二人のお腹に納まりました。

そしてひとつの切り餅を半分こして、甘さも量もうんと控えめなぜんざい。
まだまだ温かいものが嬉しいですものね。

そしてそのお隣にイワシって・・・

良いのです、良いのです。
幾度となく主人に “三角食べ” を促してみたところで、一向に改善の気配はないもの。
だったらそこを逆手にとって、意の向くまま気の向くままにお皿を並べられるというもの。
主人は素早くお皿に順位をつけ、どうでも良いものからお腹に収めていきます。





それにしても今日のこの強風は何かしら。
畑に植えようと先日購入致しました2本のオリーブの木、この強風では根ごと煽られてしまいますわ。

posted by しんさん at 14:59 | Comment(0) | お弁当日記 〜 お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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