そして勝手に名付けた “お米ラボ” 。
米粉ではなく生米から、 “ういろう” や “桜餅” やら力技で拵えては自己満足に浸っております。
先日拵えてしまった米ラボ最大の駄作、 “生米から作るお花見団子”
何とか最終的には無理やり形にしたものの、その途中経過はそれはそれはひどいものでした。
でも実のところ、生米で拵えてみたかったもののいちばんはこのお団子でもあったのよね・・・ 出来ました!
生米から拵えるお花見団子。
時間が経ってももちもちの食感を誇る生米のお花見団子、出来ましたよ。 嬉しいので、お弁当用の佇まいも大きく一枚。
酒粕・お豆腐入りの生地は、お砂糖控えめでもふわりと甘さが漂います。
緑色がお抹茶味ではなく、在庫の青汁パウダーってところが高ポイントでしょ?
いちど大失敗しておいて何ですが、案外簡単ですよ。
以下の分量でやや小ぶりなお花見団子4本分です。
- お米 80gはいつも通りに洗い、ひと晩たっぷりのお水に浸しておきましょう。
ザルにあけ、5分程おいて水を切っておきます。水を切った状態で112gでした。
充填絹ごし豆腐 80g・酒粕 40g・上白糖 15gを加え、バーミックスで丁寧に攪拌します。 - 蒸し布と晒布をお水で湿らせて重ね、1の生地を包みます。
充分に蒸気の上がった蒸し器に移し、最初は強火で、蒸し器内の温度が高温に落ち着いたら中火にして合計15分程蒸しましょう。 - 蒸し上がったら晒布の端を持って蒸し器から取り出します。
とても熱いので気をつけながら、晒布の上から捏ねて生地をまとめます。
生地が滑らかになったところで棒状に伸ばし、包丁で3等分して氷水に浸しましょう。
包丁も手の平もお水で湿らせながら作業すると、べたつくことなく楽に進みます。 - 3等分した生地にそれぞれ色を付けていきます。
色の薄いものから作業していくと、ささやかではありますが後々楽であります。
先ず白色はそのまま。
生地を4等分し、手の平をほんの少しお水で湿らせながら丸めます。
ピンクはお水で溶いた食紅を極々少量加え、お水で湿らせた手のひらで生地を伸ばす・畳むを繰り返してムラなく着色しましょう。4等分してお団子に。
緑色は前述の通り青汁パウダーで。
主人が何の目論見か大量に買った青汁パウダー、極少量のお水で溶いてピンクと同様に。 - 予め竹串はお水に浸けて湿らせておき、生地を丸めたところで布巾に並べて水切りを。
手の平に極々少量の太白胡麻油をぬりながら丸め直し、それぞれ串に刺していきます。 はい、本日もお米 80g・・・えっと 1/2合強といったところかしら・・・米櫃から減らすことに成功致しました。
お弁当用に持ち運ぶには、透明セロファンでくるりと巻いて。 自己満足の念に浸るお花見団子、竹串が桜でないのが少々残念ではありますけどね。
生米から拵えるお花見団子。
うまくいったと喜んでおりましたらば、基本のプリンにびっしりスが立ってしまいました。大失敗。 お団子生地を蒸すだけの為に蒸し器を使うなんて、全く以って効率的じゃぁないものね。
こんな理由と、卵と牛乳ならば常備してある背景が相まってプリンを拵えてはみたものの・・・あれ?
火加減が強すぎたかしら。
全卵 1個で拵えるシンプルなプリン。
牛乳の量に作るその都度多少の差はありますが、基本的には分量も含めていつも似たようなもの。
本日失敗したのは、いつもと違う “低脂肪乳” を使ったからだと責任逃れをして・・・と。
いえいえ、スの原因は単に火加減ですよ、低脂肪乳ではありませんよ。
- てんさい糖 15g・お水 大さじ1を小鍋に合わせ、中火でとろみがつくまで煮詰めます。
ここに熱湯 大さじ1/2を加えて素早くなじませ、耐熱容器に分け入れておきます。 - 1の小鍋を洗わず牛乳 250tを注ぎ、ココナッツシュガー 30gを加えて弱火で煮溶かします。煮立てる必要はありません、ココナッツシュガーが溶けたら火を止めます。
これをよく溶きほぐした卵 (全卵1個) に少量ずつ加えながら、優しく混ぜ合わせましょう。
卵 1個に対してこの牛乳の量は、かなり多めではありますが一応かたまります。 - 容器に注いで表面に浮いた泡をスプーン等ですくい取ります。
ひとつずつアルミホイルで蓋をし、充分に蒸気の上がった蒸し器に並べましょう。
最初は強火、蒸し器内の温度が落ち着いたら極弱火にし、蒸し器の蓋にお箸をかませて隙間を作ってゆっくり蒸すこと30分・・・・・・・あーぁ、スが・・・・・しかも尋常でないスが・・・
スだらけのプリンだけを添えるわけにも参りませんので、急きょもう一品。
市販の燻製鴨を使った簡単なサラダを添えることと致しましょう。
- 予めレモンで和えたアボカド・ルッコラー・水菜・刻んだ菊芋の味噌漬け (自家製です、よいアクセントになりますよ、味噌床も一緒に) ・さいの目切りにした燻製鴨。
ボールに合わせ、オリーブオイルをふって和えるだけ。アクセントにパンプキンシードも。
今日もお弁当にお米を使いましたので、朝食は主人お気に入りの蕎麦がきと参りましょう。
蕎麦がきもすっかり創作料理化致しております昨今。
そろそろ本来の蕎麦がきとやらを食べてみたいものであります。
私、思えばまともに蕎麦がきって食べたことのある記憶がないのよね。 イワシのお酢煮は、秋分の日の振り替え休日だった月曜日に拵えておいたもの。
ばっちり味がなじんで、我が家好みの仕上がりです。
お米ラボの活躍著しい昨今。
今となっては、正直それ程お米の消費に躍起になる必要もないのよね。
それでもお米の実験料理は折を見ては楽しみますけどね。
明日は久しぶりに普通のご飯でも炊こうかしら。