その際、お茶菓子にとお出し致しましたのが手作りの甘納豆 2種。
それは我が家に紫花豆と紫芋の在庫があったから。
それに甘納豆ならば前日までに余裕で準備完了してしまいますからね、当日はお皿に盛るだけ。
これならお客様と一緒にゆっくりお喋りが楽しめますものね。
甘納豆 2種、時間は相当にかかりますが手順はシンプルなもの。
おそらくいちばんの手間は、ザルに並べることぐらいかしら。
こんな風に並んだお豆さんとお芋さんを眺め、ふむふむ自己満足の念に浸ったりしてね。
- 紫花豆の豆納豆、詳しい手順は以前の備忘録にて ⇒ 2012年01月28日 ☆彡
今回は300gの紫花豆を使い、圧力鍋で拵えました。
いちど茹でこぼした紫花豆を圧力鍋で10分間加圧し、それからゆっくりとシロップをしみ込ませて参ります。10分間の加圧時間ですと、私好みのややかための仕上がりとなります。
紫花豆がこの量ですと、通常500g程度のお砂糖で煮含めて参ります。
が、今回は更にお砂糖を控えて350g、しかもてんさい糖で。
お豆さんの味がしっかり前面に秀でた仕上がりです。
お豆さんを除いた茹で汁にてんさい糖を3回に分けて加え、その都度お豆さんを軽く煮ては冷ます、この工程を繰り返してしっかりお豆さんに甘みを浸透させます。
甘みを充分に含んだお豆さんをキッチンペーパーを敷いたザルに並べ、半干し状態になったところでグラニュー糖をまぶして干します。
余裕があれば再度グラニュー糖を2度まぶし、キッチンペーパーを取り換えて干します。
グラニュー糖で綺麗にお化粧をした豆納豆、冬のお茶菓子にはぴったりです。
意外とワインとも相性が良い、これはあまり知られていないことかもしれませんけどね。
今回初の試み、紫芋を使った芋納豆の方は圧力鍋を使いません。
基本的な工程は豆納豆と同じ、お砂糖を加えて軽く煮ては冷ますを繰り返します。
- 紫芋は皮つきの状態で1.5〜2cm厚さの輪切りに。
通常さつま芋を調理する際に致しますあく抜きは、紫色が落ちてしまわないようお水にさっと晒す程度にとどめ、次のお砂糖で煮る工程へと参ります。
今回、皮つきの状態で紫芋が290gほどでしたので、てんさい糖は80gに致しました。
このお砂糖も相当控えた量で、保存を考えるのならばこのお砂糖の量では無謀というもの。
紫芋をお鍋に並べてひたひたにお水を注ぎ、分量のうち大さじ2杯程度のてんさい糖を加えて弱めの中火にかけます。煮立ったら弱火にして5〜7分煮ましょう。
後は残りのてんさい糖を2回に分けて加え、そっとお芋さんの上下を返してはその都度3分程煮てゆっくりとお砂糖を煮含めて参ります。
最後に蜂蜜 大さじ2を加え、煮汁にややとろみがつくまで煮含めそのまま冷まします。
しっかりお砂糖の甘みを含んだお芋さんをザルに並べて煮汁を切り、天日に干します。
半干し状態のところでグラニュー糖をまぶして再度干します。
こちらも余裕があればグラニュー糖の2度付けすれば、なお器量の良い仕上がりに。
豆納豆と芋納豆、そしてキッシュをお茶菓子にし、日曜日はほのぼのとした午後を堪能致しました。
当日の写真が1枚もないのは、お喋りについつい夢中になってしまった結果です。
日が変わり本日月曜日。
昨日は大変だったね、有難う、今日くらいはお弁当をお休みしてゆっくり寝ていてね、と主人。
お言葉に甘え、うんとお弁当は簡略版に致しました。
- 冷凍してあったパンをスライスし、アボカドとしめ鯖のディップ・市販のザワークラウトを添えただけのお手軽なお昼。
アボカドとしめ鯖のディップは、玉ねぎ・しめ鯖・アボカドをフードプロセッサーで攪拌し、レモン汁・フルールドセル・ミックスペッパーで味付けをしただけ。
これに粉寒天でかためたコーヒーと牛乳 2色のゼリーを添え、本日のお弁当は完了。
朝食は最近お気に入りの蕎麦ぜんざいと致しましょう。
圧力鍋を使った少量の小豆、詳しくはこの日の備忘録にて ⇒ ☆彡
- 加熱しながら仕上げる所謂 “鍋がき” も、要は慣れです。
言うほどお鍋の後片付けも大変ではありませんよ。
スパチュラをお水で湿らせながら作業するのがポイントです。
鍋がきの場合は、お水 100ccに対して蕎麦粉 大さじ4、この分量がお気に入り。
器に盛り、最後に黒ゴマをひねって熱々を召し上がれ。
雨の月曜日となりました。
そしてなんてまぁ早いこと、明日からはもう3月に突入だなんて。
主人曰く、この後韃靼蕎麦粉も到着予定とのこと。
我が家の蕎麦粉ブーム、まだまだ衰える様子はありません。
先程、在庫のお米を極少量残して真空パック致しました。
我が家の食材ストックは目下のところ上り調子であります。