自慢のワインをご持参下さる殿方に、肩ひじ張らないワインのお供をご提供下さる女性陣。
ワイン会とは言いつつ、誰かが独りよがりのうんちくを傾けるでもないこのワイン会は本当に楽しい。
・・・特にワインの知識が豊富でない私にとっては居心地抜群。
このワイン会に持参するワイン選びが主人の楽しみならば、ワインのお供を考えるのは私の楽しみ。
食材調達をすることなく、お家にあるもので失礼ないように拵えるワインのお供。
普段ならば常備してあるハード系のチーズを使うことが多いのですが、今回年末も近いということで食材を極力買い足さないよう主人にキツく言って聞かせてあります。
はてさて、チーズに頼ることは出来ないとなると・・・こりゃなかなかの難問ですわね。 冷凍ドライトマト・乾燥ポルチーニを使ったひと口パイなんてどうかしら。
今年の夏は、とにかくミニトマトが大豊作でありました。
畑に行く度に収穫出来る山ほどのミニトマト、その使い道に困ってドライトマトをよく拵えました。
(自家製ドライトマトの工程は過去の日記にて ⇒ 2015年09月21日☆ 2012年08月12日☆)
干したミニトマトを冷凍してあったのを思い出し、乾燥ポルチーニと合わせてパイにしてみました。同じく冷凍保存してありましたエスカルゴバター (☆) も合わせてみたら、あらら、なかなか上出来。
主人、つまみ食いは許しませんよ。
とっても簡単なワインのお供、ドライトマトとポルチーニのひと口パイ。
ちょっと焼き色が過ぎたのはご愛嬌。
- 冷凍保存してあるドライトマト、カチカチには凍らないので冷凍庫から出してすぐに細かく刻んでオリーブオイルに浸しておきましょう。
乾燥ポルチーニは、ぎりぎり戻る程度の少量のお水に浸して戻しておきます。 - ポルチーニの水気をほんの軽くしぼって刻みます。
トマトのボールに加えて合わせておきましょう。 - 冷凍パイシートを扱いやすい状態に軽く戻します。
もちろん今回もお気に入りのBELLAMY'S (ベラミーズ) 製冷凍パイシート。
正方形にカットして成形し、中央部分にピケして2を盛ります。
エスカルゴバターをちょんと乗せ、極少量のフルールドセルを散らします。
水溶き卵黄をパイ表面にぬって後は焼くだけ。
簡単でパイシートの切れ端も出ないこの形、詳しい手順はこの日の日記をご参照⇒ ☆ - 210℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を200℃にして焼くこと10〜15分。
さくっとふくらんだ小さな小さなおつまみパイ。
網の上にお行儀良く並べて冷ましておきましょう。 完全に冷めたらワックスペーパーに包み、お出掛けの準備は完了。
チーズがなくても、それらしいおつまみが焼き上がりました。 我が家の冷凍庫には、問題を先送りした結果の干し野菜がまだまだ沢山眠っております。
野菜の使い道に困ったら先ずは干す・・・これがどうやら今のところ私のいちばんの解決策のよう。
でもこのミニトマトのパイ、我ながらではありますが美味しかったな。
このようにして挑みました週末土曜のワイン会。
主人も私もご機嫌で、明らかに飲み過ぎました。
その場でへたっと寝こける私と異なり、自宅に到着してから本気で酔い始める主人。
翌日の日曜日、畑作業は私ひとりで済ませて参りました。
そんな主人も本日月曜日には復活し、いつも通りの朝食風景。
昨日、いつものお魚屋さんまでひとりで行く気力がなく、近所の西友さんで買い求めたイワシ。
正直、西友さんにお魚の品質は期待していなかったのですが、なかなかどうして立派なもの。
甘酢漬けらっきょうの漬け汁を有効利用した月曜恒例イワシのお酢煮 (⇒ いつもの作り方です ☆) 多めに拵えて2日目、3日目と味がどんどんなじんでいく様を楽しみます。
そんなイワシのお酢煮を従えて本日の朝食。 主食は自家製の里芋を入れて炊いた炊き粥です。
ゆっくり火を通すとホコホコに仕上がる親芋を使いました。美味しい。
皮を全部むいて柚子胡椒を拵えた後、残った柚子で拵えたジャムが目下主人のお気に入り。
ヨーグルトに添えていただきます。
- 今回初めて作ってみた “菊芋のぬか漬け”
綺麗に洗った菊芋に少量のお塩をすり込み、1日ぬか床につけておくだけ。 『これ何?』 不思議な顔でひと口かじる主人の第一声は、 『梨?』 でありました。
確かに、その食感は梨。
しかもほんのりと甘くて、その味は二十世紀梨に本当そっくり。
深漬けにもして、その味の違いを研究すると致しましょう。
そろそろ畑の菊芋も全部掘ってしまった方が良さそうです。
全部掘ってから土の中で保存するとしましょうか。
お次のワイン会は忘年会もかねての25日、クリスマスです。
しかもワインでなく日本酒?うしし、それはそれで楽しみ。
年末年始の声をちらちら耳にするようになりました。
まだそんな気分になれないのは気温のせいかしら。