2015年11月04日

今年も拵えました、スパイスを効かせた柿チャツネ

秋の深まりを益々実感致します昨今。
昨日の文化の日を利用し、我が家でもいよいよ冬支度を開始致しました。

リビングの真ん中にちんと鎮座するアラジン、見ているだけでほのぼのとした気持ちになります。
熱燗、焼きミカン、お餅、焼き芋・・・これからアラジン (ちなみに石油ストーブですよ) 大活躍の候。
手間のかかる可愛いアラジンで今年も冬を越すのでしょう。

さて。
ぐっと気温が下がるこの時期、楽しみにしておりますのが 『柿』
岐阜と言えば柿ですもの、どこに行っても道端の無人販売にありつけるお土地柄。
どっさり買い込んで、恒例の 『柿チャツネ』 を今年も拵えましたよ。

今年の柿は、正味1.5キロほど。
今年は特に上白糖を使わずてんさい糖を使っておりますので、色合いはやや濃い目。
ですが、てんさい糖の穏やかな甘味がとても食べ心地の良い仕上がりと相成りました。
  • 詳しい作り方はこの日の日記にて ⇒ 2011年11月29日
    材料等に多少の違いはありますが、基本的な作り方は同じです。

    今年は前述の通りてんさい糖で。
    日持ちさせるつもりは毛頭ございませんので、柿の分量に対してんさい糖は4割。
    柿 正味1.5キロに対し、600gのてんさい糖をまぶして丸っと一日おきます。

    たっぷり水気が上がってきたところを中火にかけてアクを除き、スパイスその他を加えます。
    今回使ったスパイスは、ナツメグ・カルダモン・クローブ・黒胡椒・シナモンといったところ。

    ナツメグはすりおろして、クローブと黒胡椒はスパイスボールで砕いて加えます。
    カルダモンは莢を割って中の種を加え、莢はシナモンと一緒に “だし袋” に入れて加えましょうか。すりおろしきれずに残ったカルダモンが溜まっておりましたので、これもだし袋の中に。

    今回は、赤ワインビネガーとバルサミコ酢は使っておりません。
    代わりに、7月頃に “らっきょ酢に漬け込んだ青梅” の漬け汁を50cc強、そしてポートワインを大さじ1強加えてみました。
    “らっきょ酢に漬け込んだ青梅” は、青梅煮 (☆) を拵えた際、残った小ぶりな青梅の救出策として実験的に拵えたもの。評判は散々でしたので来年は作りません。
    漬け込んだ梅は、後日ウスターソース (☆) にでも致しましょう。

    スパイス・酸味調味料・ポート・お塩を加えたら、後は弱火でことこと根気良く煮込むだけ。
    煮詰まってお好みの状態になれば出来上がりです。

    煮沸消毒した瓶に詰めは致しますが、糖分も長期保存用の量ではございませんので冷蔵庫にて保管し早々に食べ切ってしまいます。











ちなみに、そのままの状態の柿を保存する際。
我が家では、いつぞやクックパットでご伝授頂いたこの方法を実践致しております。
  1. 柿のヘタ部分の大きさに合わせ、お水で湿らせた新聞紙を貼り付ける。
  2. ひとつひとつ丁寧にラップで包み、ビニール袋やその他密封容器に入れて野菜室にて保存。

すぐに熟してしまう柿、これは素晴らしい保存方法です。
お料理に使うなら、ややかたい柿の方が使い勝手が良いものね。
これで1ヶ月ほどなら難なく保存出来ます。











今朝はもうひとつジャムを拵えてみました。

今が旬、そのまま食べても香り高くて美味しい洋ナシ。
これで拵えたジャムですもの、不味くなろう筈がございません。

ミントを効かせた仕上がりにするつもりでしたが、ふと思い立ってカルダモン風味にしてみました。
高貴な香りの洋ナシにカルダモン、この相性は無敵です。





  • 洋ナシの美しい色を引き立てる為、こちらはてんさい糖を使わず蜂蜜で。
    蜂蜜の量は適量ですが、洋ナシ2個に対して20g強といったところかしら。極少量です。

    洋ナシ・蜂蜜・縦半分に切ったカルダモンをお鍋に合わせ入れ、最初は蓋をして中火にかけます。煮立って水分が充分に上がってきたら蓋を取り、弱火にして煮詰めましょう。
    20分も煮詰めれば良い状態になってきます。

    瓶に詰めて冷蔵庫で保存し、早々に使い切ることを前提に。











実は、ここしばらく歯の調子が芳しくありません。
歯医者さんに通いつつも痛みに耐え、相当に体力を消耗しておりましたのでありましょう。

9時前には消灯体制に入り、ぐっすりとまぁ寝入ること寝入ること。
そんな訳で歯の状態は別として、睡眠時間に関しては十二分に健康な状態を保っております。
いつもに増しての早起きですから、しっかりお弁当も準備出来ておりますよ。

但し、ジャーサラダですけどね。





  • 容器の底には、こんがりと焼いた白ネギ。
    火を止めて極少量の白だし醤油をからめ、粗熱を取ってから容器の底へ。

    この上にはたっぷりのみじん切り玉ねぎを散らし、市販の燻製鴨をひろげましょう。
    そう、ネギと鴨の黄金コンビってやつです。

    この上には、粉吹き銀杏 (もちろん殻は除いて) 、ミニトマト、グリーンオリーブ、柿等々。
    最後にたっぷりのルッコラーで覆って胡桃を散らし、蓋をすれば出来上がり。






小さな小さなお握りさんを添えて、本日のお弁当と致しました。











そして朝食。

歯の調子が悪いことを良いきっかけに、主人にダイエットを強要致しております。
昨日はお腹が空いてなかなか寝付けなかった、と主人。
『こいつ、なんて性格が悪いんだ』 とまで優しい主人に言わせた鬼嫁です。

だからね、朝はしっかり召し上がって下さいな。

寝言なのか何なのか、半分寝ぼけ状態の主人が昨晩呟いておりました。
『明日の朝食はね、お味噌汁と新米の卵かけご飯・・・』
たかが夕食を抜いただけなのに、そんなに辛いものかしら?





  • アボカドの状態が宜しくないのが残念ですが、主食はアボカドご飯。
    全卵を使うとどうしてもご飯の量が増えてしまいますからね。
    卵黄だけで主人が大満足出来るご飯を拵えてみましたよ。

    適当な大きさに切って白だし醤油に漬け込んだアボカド・卵黄を炊きたてご飯の上に。
    白胡麻をひねって召し上がれ。





どぉ、主人。
性格の悪い鬼嫁が拵えた朝食は。










最後に、どうしても昨日の昼食風景をお見せしたく存じます。

昨日の文化の日、休日はお昼から宴会がお約束。
頂いた2種の銀杏、藤九朗銀杏と久治銀杏を粉吹き銀杏にして食べ比べ。
お酒はお気に入りの 『高勇 (たかいさみ』 。

この後、簡易版ではありますが自家製の鯖寿司を頬張っておりました主人。
これだけお昼に食べて飲んでした後、夕食のひとつやふたつ省いたって何の罪があり得ましょう。





歯の調子が最悪な状態で、これだけ楽観的になり得る私も相当ではありますけどね。
今日も早々に消灯して明日に備えよう。
歯の不具合がある意味健康には役立っているかも・・・前向きなのが取り柄ですもの。

posted by しんさん at 15:32 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。