ご家族の高齢化、人手の不足等々悪い条件が重なる中、無理して収穫されるのは重々承知。
『きっと今年が最後だからね』 と主人に念を押されつつも、ついつい毎年この時期には期待してしまいます。だって本当に美味しいのですもの、K邸銀杏。
銀杏ご飯はもちろんですが、毎年この銀杏で拵える何を一番楽しみにしているかと申しますと・・・ 何をおいても 『粉吹き銀杏』 です。
ほの苦い銀杏の風味、もっちりとした質の良い銀杏ならではのお料理です。
パキパキと自分で殻を除き、時々は指先についたお塩をぺろり舐めながら召し上がれ。
もちろんこれ、晩酌の肴ではありませんからね。
今朝の朝食の一品です、悪しからず。
- 詳しい作り方は、この年の日記にて ⇒ ☆
銀杏の量は15〜20粒とありますが、もっと多くてもよろしいかと存じます。
ただ、栄養のあり過ぎる銀杏ですので食べ過ぎには要注意。 お塩がびっしりとこびり付いたお鍋は、ぬるま湯でするりと綺麗になりますからね。
美しくて美味しい粉吹き銀杏、とっても簡単ですもの、是非お試しあれ。
そして、今朝の主食は菜飯と致しました。 調子よろしく成長しております畑の大根たち。
立派な大根を育てる為の間引きは、少々可哀想ではありますが重要な作業。
但し、間引いた大根葉も美味しく食べてあげましょう。
ですので、この時期は大根葉のお料理が連続致します。主人、宜しくね。
- 大根葉を一端下茹でしてから乾煎りしたり、そのまま乾煎りしたり、我が家の菜飯はその時の私の気分次第で工程が異なります。
ですが新鮮な大根葉、どう拵えても美味しい菜飯にしか仕上がりません。
今朝は塩茹でした大根葉を醤油洗いした後、細かく刻んで炊きたてご飯に混ぜ込みました。
使用したのは主に茎の部分。 やわらかな葉先部分は別にして、後日お味噌汁やちょっとした彩に使用します。
色鮮やかな大根葉をたっぷり押し麦入りご飯に混ぜ込む、色合いも楽しい質素なご馳走。
間引いたのは、大根だけでなく小松菜も。
この時期、本当に青菜には不自由致しません。
巷の野菜高騰を横目に、我が家には大根葉・小松菜・ルッコラー・チンゲン菜等々の青菜ラッシュ。
小松菜は定番の胡麻和えに。
そして、お味噌汁の具にも致しましょうか。
小松菜には油揚げがとっても好相性。ほんの少し収穫した金時草も加えて風味豊かなお味噌汁に。
少々の虫食いもご愛嬌。
自分で育てた野菜は、器量が悪くても愛おしいもの。
ナンとかな子ほど可愛いってね。
- 乾煎りした白胡麻を粗めに擂ってスタンバイ。
小松菜は根元に十文字の切れ目を入れ、大きめのボールに水を張ってしっかりとふり洗い。
根元に入り込んだ土や汚れを綺麗に洗い落とすことがとっても大切。
お塩を加えた熱湯で程よく茹でて冷水にとり、醤油洗いをして食べやすい長さに切り揃えます。すり鉢にほぐしながら加え、丁寧に胡麻で和えれば出来上がり。
朝食と同じ品ではありますが、ささやかなお弁当も持っていって下さいな。
根性で実っておりましたミニトマトを彩りに。 以上。
今朝は歯が痛くて痛くて、なかなか品々に入魂出来ませんでした。
それでもお料理している時は痛みが軽減される気が致します。
痛みから逃れる為、知らず知らずソファで寝こけた昨晩。
気付いたら洗濯が終了し、なんともひん曲がった姿で洗濯物が干されておりました。
へったくそなお洗濯、主人に感謝。
さ、歯医者さんに行ってきましょ。