朝食の一品としてフルーツが添えられると、それだけで頑張れる気がするのですって。
あら、お安い方。
先日一緒に西友さんに行った時も、バナナやら洋ナシやらの前から動かない。
スィートスポットたっぷりの見切り品バナナを嬉しそうに見ている彼。
買っちゃダメとは言えないでしょ?
だけどそこはバナナ。
主人が今日は洋ナシ 明日は柿なんてモタモタ選っている間に、あっという間に熟してしまいます。
ほらね、彼が無計画に買った食材をお片付けするのはいつもこの私。
完熟バナナのパウンドケーキは彼の大好物、もしかしてこれは知能犯かしら。 バナナのパウンドケーキに限って強力粉を使うことが多いのは、“non・noお菓子基本大百科” の影響でありましょう。
私のお菓子作りの出発点とも言える “non・noお菓子基本大百科”
この本に載っていたバナナケーキの基本が、未だ私の中には君臨しているのでございます。
特徴は薄力粉でなく強力粉、そしてレモン汁でなく仕上げにお酢を生地に混ぜ込むって点かしら。
重曹とベーキングパウダーを使って膨らませるのも特徴的。
今回はこの基本を踏まえ、全粒紛・てんさい糖・香酢を使って焼き上げてみました。
全粒粉を多く使っておりますので、ふくらみは地味です。
ですが香酢の効果かしら、抜群に風味良くしっとりしたバナナケーキに仕上がりましたよ。
主人お気に入りのバナナケーキ。
以下の分量で、やや大きめの18×9×8センチパウンド型 1個分です
■下準備
- 無塩タイプの醗酵バター 100g
卵 2個
香酢 大さじ1
以上は室温に戻しておきましょう。 - 全粒紛タイプの強力粉 120g
強力粉 80g
ベーキングパウダー 小さじ2
重曹 小さじ1/2
以上は合わせて2〜3回ふるっておきます。 - 完熟バナナは丁寧につぶしておきます。
今回はやや小ぶりなバナナを3本使いました、正味260g弱。 - パウンド型に合わせ、オーブンシートを敷いておきましょう。
- タイミングを見計らい、オーブンを210℃に予熱しておきます。
■作り方
- 室温に戻したバターをクリーム状になるまで攪拌します。
ここにてんさい糖 80gを少しずつ加え、しっかり攪拌して空気を含ませましょう。 - 次に卵を1個ずつ加えては混ぜ合わせます。
何分てんさい糖使用ですので、上白糖の類のようにはうまく馴染んでくれません。
人肌よりぬるめのお湯で湯せんをしながら攪拌すると、滑らか艶々に仕上がります。 - 次いで、合わせておいた粉類の1/3量を加え、ここからはスパチュラに持ち替えてさっくりと混ぜ込みます。粉っぽさがなくなったところで、つぶしたバナナの1/2量を加えて同じくさっくりと混ぜ込みましょう。
この要領で、粉類の1/3量 ⇒ バナナの残り ⇒ 粉類の残りといった順で混ぜ込んでは、その都度さっくりと混ぜ込んでいきます。 - 最後に香酢を加えて混ぜ込み、型に流し入れます。
型の底を数回打ちつけて空気を抜き、表面を平らにならして210℃に予熱したオーブンへ。
設定温度を200℃にし、先ずは表面に焼き色がつくまで様子を見ながら焼きましょう。
その後設定温度を170℃にし、合計して40〜50分焼きます。
竹串をさしてみて、どろりとした生の生地がついてこなければ焼き上がり。 熱いうちに型から出し、網の上で冷まします。
バナナの香りに心もお腹も満たされます、いや、お腹は満たされません。食欲が募るばかり。
お好みの厚さに切り分けて召し上がれ。
ふくふくと鼻腔をくすぐるバナナの香り。
バナナケーキが主食のお弁当には・・・やっぱり最近お気に入りのジャーサラダを添えましょう。 あれだけ少々バカにもしておりましたジャーサラダは、私の大好きなお片付け料理にぴったり
こうも画期的なアイデアだったとは、食わず嫌いはよろしくありませんね。
本日のジャーサラダも貧乏性魂が炸裂です。
- 先ずは最下。
後ほど登場致します人参と大根、面取り致しましたその切れっ端を細かく刻み、自家製ゴーヤのピクルス液と混ぜ合わせます。
イエローマスタードや白ワインビネガー、ハチミツ等々を使った贅沢なピクルス液ですもの。
有効利用しない手はございません。 - お次はミニトマトやオリーブ、戻したチアシードで安定させます。
- 柿・洋ナシ等を小さめに切って散らし、塩茹でしたブロッコリー・モロッコいんげんをこの上に散らしましょう。たっぷりのルッコラーで蓋をして出来上がり。
フルーツとルッコラーって、おそらくご想像以上に相性が良いのです。
今シーズン初めて栽培致しておりますルッコラーの成長がすこぶる良好です。
ますますジャーサラダの登場頻度が向上することでありましょう。
バナナの香りから180度目線をかえ、朝食へと参りましょう。
朝食にはカワハギの煮付けを拵えてみました。 昨日お味噌汁にしたカワハギ。
既に霜降りにして下準備は済ませてありましたので、今朝はちょちょいと煮付けるだけ。
圧力鍋も使わず、フライパンで気楽に煮付けます。
- お酒と水、1:1の割合で合わせて150cc
白だし醤油とみりん 各大さじ2
たまり醤油とてんさい糖 各大さじ1/2
以上、煮汁の材料をフライパンに合わせ入れて煮立てます。 - ここに下処理したカワハギを盛り付けた状態の方向で並べ入れ、隙間にぶつ切りにしたネギ・お豆腐を散らしましょう。
再度煮立ったらお魚ホイルで落し蓋をし、時々煮汁を回しかけながら5分程。 - 千切りにした生姜を散らし、再度落し蓋をして同じく時々煮汁を回しかけながら2分ほど。
最後に落し蓋を取り、フライパンを傾けて煮汁を回しかけながら煮詰めます。
煮汁が減ってスプーンですくえない程になったら出来上がり。
常備菜として、圧力鍋でちょちょいと拵えた根菜煮。
- 冷ましてからタッパーに移し、煮汁をたっぷり注いで冷蔵庫へ。
きっちりと整列したその佇まいが愛らしかったので、つい1枚。
明日から数日、ちょっとだけ楽が出来ます。
主人の大好きなジビエの季節が到来ですもの。
今夜は久しぶりに主人とデート。
車でないと都合の悪い郊外の小さなレストラン。
いつもは私が運転手ですので、ワインを飲むのは主人だけ。
ですが今日のメニューは雷鳥ですもの、これでワインを飲むなとは残酷極まりなし。
夕方頃ゆっくりお家を出て、ピクニック気分でお散歩を楽しみながらお店に向かいましょう。
長距離になりますもの、こんな時はヒールはやめてお草履にしましょうね。
デートデートデート、心躍ります。