教科書通りに拵えたので、決して悪い出来ではありませんでした。
が、主人はこの手のお魚料理を食べるのが兎に角苦手。
全神経を集中して丸ごとの煮魚に挑むも、時間がかかる割に食べ終わったお皿は無残そのもの。
それでも何ヶ月にいちどかは食べたくなるらしい・・・丸っと1匹の煮魚。
ただでさえ無器量なメバルの煮付け、更にその食後まで辱められては浮かばれません。
翌日の煮魚が大好きな主人ではありますが、彼がこのメバルに箸を付けるのを断固阻止致します。
その為、力技でリメイクしてみました。 メバルサンド。。。
当初の予定では、メバルの煮付けをフライにしてサンドすることになっておりました。
が、いともあっさり朝の忙しさに負けてムニエルに止まりました。
お魚嫌いの方には残酷な画像でありましょうが、意外とお魚臭さはありません。
たっぷりパンにぬった 『自家製グリーンチャツネ』 のおかげか、はたまたルッコラーのおかげか。
我が家としては充分に満足な仕上がりであります。
食べやすくなったメバルの煮付けに、主人も心底満足でありましょう。
但し、ご馳走さまメッセージに 『サバサンド美味い!』 は止めましょうね。
- バターロールは横半分にカットし、断面を上にさっくりトーストします。
醗酵タイプの無塩バターを予めクリーム状に練っておき、断面にむらなくぬっておきましょう。 - メバルの煮付けをソテーします (先程も申し上げましたが理想はフライです) 。
メバルの煮付けの小骨等を綺麗に除いてフィレ状態にした後、茶こしを使って両面に小麦粉を薄く均一にまぶします。
レモングラスオイル ( 昨日の日記、後半に登場 ) をフライパンに熱し、レモングラスが焦げないよう弱めの火加減で両面をソテーしましょう。
少々身が崩れていても、小麦粉のおかげでまとまります。 - 1の上にグリーンコリアンダーチャツネ (この日の日記に “Hara Chutney” として登場) をたっぷりとぬり、ルッコラーをたっぷりと盛ります。
この上に粗熱をとったメバルを乗せ、更に上にもルッコラーを。
パンで挟めば出来上がり。
メバルの煮付けをやっつけたところで、どうせならその煮汁もどうにかしたいもの。
煮魚の煮汁を使って、我が家の定番の一品 “五目豆” をお弁当に添えましょうか。 具なんてその時お家にあるものでどうにでもなるもの。
本日は、大豆を筆頭に人参・カボチャ・エノキ (但し軸部分) ・ずいき・高野豆腐・・・
そんなところかしら。
- 乾燥大豆はひと晩たっぷりのお水に浸しておきます。
これを浸け水ごと圧力鍋に移し、人参・エノキ・必要ならばお水を足して5分の加圧。
ちなみにエノキは軸部分だけを1cmほどに刻んで加えました。
頭の部分は朝食のお味噌汁にでも使いましょう。 - 自然に圧が抜けるのを待つその間に、後から加える食材の準備を致しましょう。
ずいきはいつも通りに戻して (☆) 絞り、1.5センチほどの長さに切り揃えます。
高野豆腐はぬるま湯が濁らなくなるまで数回洗って絞り、一口サイズに切っておきます。
カボチャは小ぶりなイチョウ切りに。 - 圧が抜けた圧力鍋の蓋を開け、メバルの煮汁を加えます。
必要ならば調味料を足し、落し蓋をして充分に煮含めましょう。
味が馴染んでやや煮汁が減ったところで、ずいき・高野豆腐・カボチャを加えます。
煮汁がほぼなくなるまで煮詰めれば出来上がり。
お弁当にも添えた力技リメイク料理 3つ目は、これも我が家の定番であります “鶏皮煮”
鶏胸肉が好きな主人ですので、お料理の際に除いた鶏皮を冷凍保存して溜まるのを待っての一品。
冬に向けて根菜が美味しくなるこれからの時期、登場頻度が増すことは確実であります。 ちょっとしたモツ煮込みの感覚かしら。
- 詳しい作り方はこの日の日記にて ⇒
本日は定番のこんにゃく・干ししいたけ・人参・大根に加え、極少量残っておりました蓮根も一緒に煮込んでみましたよ。
蓮根は乱切りにし、さっと薄い酢水に晒してから煮込みます。
大根は厚い半月切りにし、両面に浅く格子状の切れ目を入れて煮込みましょう。
味がしみやすいだけでなく、お箸ですっと切れる食べやすさも嬉しいものね。
いつものチアシード+みじん切り玉ねぎがたっぷり入った納豆には、高品質のオリーブオイルをたっぷり回しかけるのが最近のお気に入り。
酒粕入りのお味噌汁、本日はキャベツとエノキを具に致しましょう。
獺祭(だっさい) の酒粕を最近使い始めたのですが、驚く程に甘い仕上がりになります。 先日頂いた “カマス” は開いて一夜干しにしてみました。
包丁捌きはとても自慢出来るものではありませんので、うんと後ろの方にね。
今週も早々と水曜日を迎えました。
明日は木曜、週末を感じる頃合であります。
そろそろHara Chutneyをお片付けしないといけない頃です。
明日は力技はやめておこう。