朝から土砂降りでありました日曜日、食材調達の為に農協を覗きましたところ・・・
あら!嬉しい! どす赤い色 (表現が情けない) をした赤芋種の茎、要するに “ずいき” が店頭に。
根尾の伯母の得意料理でもあり、私の大大好物 “ずいきの酢炒り” 。
良いチャンスですもの、自分で拵えてみましょうか。
根尾の伯母のそれは、まるで何かで着色したかのような濃い赤色だというのに、これでは・・・不満。
なにより、身上であるその食感がまるでなっておりません。
大いに不本意な出来ではありますが、これも成功への一歩だと受け止め、恥ずかしながら備忘録。
根尾の伯母が拵える “ずいきの酢炒り” に近づくまで。
千里の道も一歩から。
素直に根尾の伯母に電話して聞けば良いのですけどね・・・
なかなかそう簡単にはいかない複雑な事情があるのです。
月日というものは時にはなかなか厄介なもののようです。
まずはとことんジタバタして、そしてどぉにもこぉにもならなくなった時は・・・
そうね、あっさり伯母の助けを請うことにしましょう。
- これが赤芋種のずいき。
1メートル以上の長い状態で、数本束ねた状態で売られております。これで100円。
里芋の茎なのですが、このどす赤いものが食べて美味しい種類なのだそうです。
以前畑で育てた里芋の茎で試したことはありましたが、その時は今回より更に不本意な結果に終わりました ⇒ その時の日記はこちらです ☆ 今回とは工程も全く異なります。 - 先ずは合わせ調味料を準備しましょう。
お酢 200cc
てんさい糖 大さじ6
お塩 小さじ2/3
これを小鍋に合わせ入れて火にかけ、てんさい糖とお塩を煮溶かします。
沸騰させる必要はありません。
てんさい糖とお塩が溶けたら火を止めて冷ましておきましょう。 - ずいきが長いままですと、洗うこともままなりません。
扱いやすい長さに切り、綺麗に洗って水気を拭き取りましょう。
根元から葉先の方向に向かい、包丁の刃を引っ掛けるようにしながら皮をむきます。
茎が若い緑の葉を巻き込んでおりましたら、それは取り除いて皮をむきます。
指先がずいきのアクで真っ黒になりますので、手袋着用をお勧めします。
これを食べやすい長さに切り揃え、大きめのボールにお水を張ってばしゃばしゃと丁寧に洗いましょう。
今回はこの後すぐ調理に入ってしまったのですが、この後お塩でしんなりするまで揉んで水気をしっかり絞ってからという方法をお試しの方もいらっしゃいました。 - ずいきの水気を軽く切ってお鍋に移します。
合わせておいた調味料を適量加え (全部を加える必要はありません) 、全体がしんなりするまで炒り付けましょう。
今回、ここでちょっと火を入れ過ぎてしまったようです。 - 火からおろし、うちわで扇いで出来るだけ早く冷まします。
うろ覚えではありますが、以前根尾の伯母がこうすると色鮮やかに仕上がると言っていたような気が致しましたので・・・
残った合わせ調味料と一緒に保存容器に移し、冷蔵で味をなじませれば出来上がり。
うーん、やはり根尾の伯母の酢炒りに比べると味が薄い。
なにより食感が全く違う・・・来週農協を覗いてまた売っておりましたら、買って参りましょう。
相当に日持ちしますし、冷凍保存も可能ですので、常備菜にはぴったりですよ。
本日は月曜日です。
朝食に力を入れる代わりに、お弁当はうんと気楽に済ませる日でございます。
以前の日記を見返してみると・・・恐ろしい、この日のシフォンケーキですね ⇒ ☆
保存専用の冷凍庫には、この程度のものがゴロゴロしております。
そろそろこちらの方もお片付けを意識しないとね。
主食がシフォンケーキですから、それには野菜をたっぷり使ったお菜を添えたいもの。
甘くない牛乳寒・手当たり次第の在庫夏野菜・チアシードを使ったサラダ風の一品を添えましょう。
- チアシードはひと晩お水に浸しておきます。
我が家で実行しております目安としては、チアシード大さじ1に対してお水は100cc。 - お水 100cc・白だし醤油 適量を合わせて火にかけ、充分温まったところで粉寒天 小さじ1を振り入れます。1〜2分煮立てて粉寒天を完全に溶かしてから火を止めましょう。
ここに牛乳 200ccを加えて素早く混ぜ、型に流して冷やしかためます。 - ツルムラサキはさっと湯掻いて醤油洗いをし、食べやすい長さに切り揃えます。
アボカドは食べやすく切り、レモン汁・白だし醤油をまぶしておきましょう。
ズッキーニはやや厚めの輪切りにして網で焼き、これを食べやすく切りそろえます。
オクラは塩茹でにしてから小口切り、青紫蘇は千切りにします。
これらを全てボールに合わせ入れ、チアシード・軽く砕いたミックスペッパー・オリーブオイルを加えて丁寧に和え器に移します。
正方形にカットした牛乳寒を散らして出来上がり。
今週主人が選んだお魚は赤カレイ。
今朝は定番の煮付けに致しましょう。
- カレイはしっかりと水気を拭き取り、皮面に飾り包丁を入れておきます。
たっぷりの熱湯を沸かして火を止め、コップ1杯のお水を加えて80度程度にします。
ここにカレイの切り身をさっとくぐらせて冷水に取り、細かなところまで綺麗に洗いましょう。 - カレイが重ならずに並ぶお鍋を用意し、底に昆布を敷きましょう。
昆布は早煮昆布で充分、お鍋はフライパンで代用。
お水 300cc
お酒 60cc
てんさい糖 大さじ1/2
を煮立て、皮面を上にしてカレイを並べ入れます。
この時カレイがひたひた状態になるよう、もし煮汁が少なければお水を足します。
千切り生姜をたっぷりと散らし、クッキングシートで落し蓋をして10分ほど煮ます。
落し蓋にクッキングシートを使うのは、皮がくっつかないようにする為です。 - 10分煮たところで、
みりん 大さじ2
白だし醤油 大さじ1.5
濃い口醤油 大さじ1/2
を加え、落し蓋をして煮汁を全体に回しかけながら更に10分ほど煮て火を止めます。
網でこんがり焼いたネギ・さっと塩茹でしたオクラを、カレイの間に沈めて味をなじませます。
このまま冷まして器に盛り、青紫蘇をたっぷり盛って出来上がり。
卵もたっぷり抱いた赤カレイ、魚卵ってなんて美味しいのかしら。
今朝のお味噌汁は、エビの殻のお出汁が満ち満ちております。
野性に戻って頭もちゅうちゅうと吸い尽くした後は、殻を並べてオーブンへ。
- こんがり焼いたエビの殻でお出汁をとって、今朝は里芋とズッキーニのお味噌汁。
主人と食べたエビだからこそ出来る貧乏性のお味噌汁。
こうしてまた主人は、年末の旅行を秘かに計画しているのでありましょう。
エビの殻のお出汁はまだまだあります。
明日はこれを使って何を拵えましょうか。