そして、今後も最も多く訪れるであろうバンコク、タイ、マンダリン オリエンタル バンコク。
思い起こせば、結婚して数年が経った頃。
仕事関係で知人と行く予定だったバンコク行きが急きょキャンセルになった主人。
旅券を無駄にするのも何だからと、断られる事決め付け半分で私を誘ったところ、ふたり初のバンコク旅行に至ったという次第。
思いの外あっさりバンコク旅行を受け入れ、後すっかりオリエンタルバンコクの常連となり今に至る。
宿泊中に必ず参加するタイ料理教室もその楽しみのひとつ。
お盆休み中、偶然フレッシュタイハーブが手に入りましたので、タイ料理など拵えてみましたよ。 近頃、ファミレスやテイクアウト専門のお弁当屋さんでも人気メニューらしいガパオライス。
正直申し上げて、ガパオライスは日本ではもちろん、タイでも食べたことはございません。
タイ料理教室でも習ったことはございません。
ですが、何ヶ月か前にふとNHKの “谷原章介のザ・男の食彩” で紹介されていたのを見て以来気になっておりましたので。
もちろん、日本のよくあるそれのようにスィートバジルを使ったガパオライスではございません。
ちゃんとガパオ、ホーリーバジルを使用致しましたれっきとしたガパオライスでございます。
日本でなかなか手に入り難いタイハーブ。
実はちょっとお買い物に行く途中、とある小さなタイ料理屋さんの前で販売していたもの。
肝心のお買い物も忘れ、ホーラパー (タイバジル) ・メーンラック (ヘアリーバジルやレモンバジルとも) ・そしてガパオ (ホーリーバジル) 、これにフレッシュレモングラスを衝動買い。 なかなか日本では食べられぬタイハーブをがっつり使用致しましたタイ料理 2種。
長かったお盆休み、最後のお昼はタイの香りに満たされて。
食材についても詳しく教えてくれるオリエンタルホテルのお料理教室、実力発揮といったところです。
先ずはホーリーバジルをふんだんに使ったガパオライスから。
前述の通り、 “谷原章介のザ・男の食彩” も参考に致しましたが、料理はやはり動画がいちばん。
こちらの動画を参考に進めて参りました ↓ またホーリーバジルが手に入ることがありましたら、是非是非作りたい大成功のガパオライス。
決してレシピを忘れるものかと備忘録致しましょう。
- 先ずはフライパンに油を多めに熱し、目玉焼きを作ります。
日本の目玉焼きと佇まいが異なるのは、基本フライドエッグにするからだそう。
熱した油に卵を割り入れたら、油を回しかけながら半熟状に仕上げます。
予熱で火が通ることも考えて、早めに取り出してキッチンペーパーの上に。 - 同じ油を使い、薄切りにしたニンニクもかりりと揚げ焼きにしましょう。
ホーリーバジルも葉先を摘み取りさっくりと揚げておきます。
どちらもキッチンペーパーの上にひろげて油を切っておきましょう。 - 鶏胸肉は脂肪部分と皮とを丁寧に取り除き、フードプロセッサーで思い切り粗めのミンチに。
ミンチというよりは、細切れという程度に止めておくのが我が家の好みであります。 - ここからはスピード勝負です。他の材料も予め切って、バットに並べておきましょう。
フライパンの油を適量に減らし、みじん切りニンニク・小口に切った青唐辛子を炒めましょう。
香りがたってきたところで、用意した鶏胸肉を加えて炒め合わせます。 - 鶏胸肉の表面が白っぽくなったところで、チキンスープを少量加えます。
次いで、ナンプラー・オイスターソース・極少量の濃口醤油 (これはシーユーダムの代用として) ・同じく極少量のココナッツシュガーで味付けをしましょう。
同時に、赤・緑それぞれのピーマン (細切りに) ・薄切り玉ねぎ・インゲン (適当な長さに切り揃えます) を加えてさっと炒め合わせましょう。
仕上げにやわらかな葉先だけを摘んだホーリーバジル (揚げていない生のものです) をひとつかみ大胆に加え、さっとひと混ぜ。 - さらさらに炊き上げたジャスミンライスにたっぷりと盛り、目玉焼きを添えましょう。
サクサクに揚げたホーリーライス・ニンニクチップをトッピングし、更にフレッシュなホーリーバジルも添えましょうか。 3つの食感が異なるホーリーバジルを大胆に使ったガパオライス。
本格ガパオライスなんて図々しいことは申しません。
だって現地ですら食べたことはありませんもの。
ただ確実なことは、本格ガパオライスであろうがなかろうが、最高に美味しいってこと。
・・・またバンコクに行きたくなってしまいました。
残念ながら、オリエンタルのタイクッキングスクールでガパオライスを習ったことはございません。
しかし、通算3度も参加しているのですもの。
タイハーブを使って、ちょっと気の利いたタイ料理・・・作れますとも。
最初のタイクッキングスクールで習った、ポークボールとスィートバジルのスープを拵えましょう。 トマトを入れたり少々都合良くアレンジは致しておりますが、その美味しさは教えてもらった通り。
簡単でとても美味しいのです。
- 白胡椒・コリアンダールート・ニンニクを丁寧につぶします。
これを豚挽き肉に加え、少量のナンプラー・お醤油を足して粘りが出るまでよく捏ねます。
小さな小さなお団子を作り、バットに並べておきましょう。
まん丸でなく、少々いびつな器量悪しなお団子にするのがタイ料理っぽく仕上げるコツです。
・・・と、私は勝手に解釈致しております。 - スィートバジルはかたい茎の部分を除きます。
熱湯でやわらかくなるまで下茹でし、ザルにひろげて水を切っておきましょう。 - チキンスープ・ナンプラー・お醤油をお鍋に合わせ入れて煮立て、半分に切ったミニトマトを加えます。
再度全体が煮立ったら、1のポークボールを加えましょう。
ポークボールに火が通ったら、2のスィートバジルを加えて出来上がり。
根っこ付きのコリアンダーが手に入ったら、決して根っこを捨てたりなさいませんように。
葉っぱとはまた別のとても美しい香りが楽しめます。是非お料理に使ってあげて下さい。
お盆休みの最終日、早朝の畑作業で主人はヨレヨレ。
タイハーブをたっぷりと使ったスパイシーなタイ料理 2品、ぶるるいっと元気が出ます。 もちろんその脇にはSINGHA シンハービール。
とろっと卵黄をからめながら、スパイシーでホーリーなガパオライスを召し上がれ。 タイハーブ・・・ホーリーバジル、スィートバジル・・・良いなぁ。
まだもう一種、まだ使ったことのないメーンラックが出番待ちであります。
そうそう、フレッシュなレモングラスにもまだ手をつけていなかったわね。
只今の我が家、タイの残り香がまだ漂っております。