2015年07月28日

ひと晩じっくり寝かせた稚鮎の南蛮漬け + リメイク確実カポナータ

なかなか主人に好評だった昨朝食の主菜、 “稚鮎のから揚げ
ほんのり抹茶味に仕上げたかった目論見はもろくも崩れましたが、それでもまぁ良しと致しましょう。

さて。
その備忘録でもちらりと触れましたが、見切り価格につい見切られ3パックも購入してしまった稚鮎。
いちどの朝食だけで食べ切る量では流石にございませんので、多くは常備菜として南蛮漬けに。
ひと晩しっかり冷蔵庫で寝かせた稚鮎の南蛮漬け、最高に美味でございます。

キュウリ・茄子・茗荷・青紫蘇等々夏野菜も充実した稚鮎の南蛮漬け。
稚鮎より野菜豊富なところが、いかにも我が家の南蛮漬けといった佇まい。

キュウリから出る水分で味が薄まるかしらと思いきや、しっかり稚鮎に下味をつけてあるせいかしら。
味の物足りなさは全く感じず、浸け汁まで飲めちゃうマイルドな食べ心地。

日持ちするので、今週いっぱいは朝食の一品として大いに活躍してくれることでありましょう。
昨日ちょっと頑張ったおかげで、1週間丸っと楽が出来るなんて・・・うししの南蛮漬けでございます。
夏に嬉しいお菜です。










一部、昨日の備忘録とかぶりますがそこはご了承下さい。
  1. 稚鮎はさっと洗って水気を拭き取り、お水 1c・お塩 小さじ1をよく溶かした塩水に30分ほど浸しておきましょう。
  2. 浸け汁の用意を致します。

    お水 1c
    お酢 0.5c
    白だし醤油 大さじ3
    梅シロップ 大さじ2
    たっぷりの千切り生姜
    小口に切った鷹の爪

    以上を合わせてひと煮立ちさせ、冷ましておきましょう。
    熱々の浸け汁に揚げたての稚鮎を加えると、無理な余熱が入ってしまいますからね。

    私は在庫豊富な梅シロップを使っておりますが、もちろんみりん等でも。
    キュウリから水気がうんと出ますので、やや濃い目にしておくのがよろしいかと存じます。

  3. 1の稚鮎の水気をしっかりと拭き取り、全体に薄く片栗粉をまぶしてからりと揚げます。
    揚げた側から熱々のうちに、2の漬け汁に移しましょう。
    全体に細かな切れ目を入れた茄子も素揚げにし、浸け汁に浸します。

  4. 玉ねぎは極々薄切り、茗荷は繊維に沿って千切りにして浸け汁に加えます。

    キュウリは蛇腹にして極少量のお塩をふり、しんなりするまでしばらくおきます。
    これをぎゅっと握って適度にしぼり、食べやすい長さに切り分けてから浸け汁に。
    自家製のキュウリですので器量悪しですが、野菜だってバカな子ほど可愛いものです。

    これでひと晩冷蔵庫で寝かせれば、朝食時にうんと楽出切る嬉しい南蛮漬けの出来上がり。
    見た目野菜の酢漬けでありますが、この下には稚鮎がごっそり潜んでおります。

    大根おろし・千切りにした青紫蘇等々、お好きな薬味を添えて召し上がれ。

    今週1週間は、ご飯とお味噌汁だけでいいと言っていた主人。
    浸け汁まで飲み干して嬉しそう・・・











同時に仕込みをして2品・3品に仕上げたり、多めに拵えておいてリメイクしたり・・・
ちょっと頑張ればその後楽が出切る、そんなお料理が特に夏場は嬉しいもの。

リメイクの定番と申しませば、我が家ではカポナータは外せません。

我が家の畑、今年は例年になくミニトマトが大豊作。
ただしそこは素人畑の悲しさで、見るからに味に欠陥がありそうだったり パンクしてしまっていたり。
そのままでは食べるに値しないミニトマトでも、圧力鍋で煮込んでしまえば立派なカポナータ。

自家製のチビじゃが芋・大豆・押し麦・・・好きな物、何でも圧力鍋に放り込んでしまえばそれでOK。
主食 兼 おかずといった存在の具沢山カポナータ、本日のお弁当と致しましょう。





  1. 乾燥大豆はさっと洗い、ひと晩たっぷりのお水に浸しておきましょう。
    先日モナコのスーパーで購入して参りました乾燥ポルチーニ、これも一緒に戻します。

  2. 圧力鍋にオリーブオイル・クミン・ブランマスタードシード・軽く砕いた黒胡椒を合わせ入れ、焦がさないよう炒めて香りを立たせます。
    カレーの時よりうんと控えめに効かせたいので、これらスパイスの量は極々控えめです。

    みじん切りにしたニンニクと玉ねぎを加え、炒め合わせます。
    更にタイムの葉っぱをたっぷりと扱いて加え、焦がさないよう炒め合わせましょう。
    どんどんその領域を拡大致しております畑のタイムゾーン、夏の暑さにもへこたれません。
  3. ミニトマト・じゃが芋・ぶつ切りにしたゴボウ・大きめの乱切りにした茄子・乱切り人参等々。
    在庫野菜をじゃんじゃん加えて炒め合わせます。
    ミニトマトに火が入ってきたら、軽く木べらで崩すようにして炒めましょう。
  4. 1の大豆・ポルチーニを浸け汁ごと加えます。
    押し麦・干しむきエビもここで加え、トマトと相性の良い “タマリンド風味のコンソメパウダー”を控えめにふります。
    全体を丁寧に混ぜ、水気が足りないようなら水を足して3分間加圧しましょう。

  5. 自然に圧が抜けるのを待って圧力鍋の蓋を開け、再度加熱しながらオイスターソース・極少量のお醤油・お好みでタバスコを加えて味を整えます。
    市販のコンソメパウダーを使っておりますので、味付けは極々控えめに。

    たっぷりの千切り生姜・塩茹でにして小口に切ったオクラ・たっぷりのカシューナッツ・オリーブ (塩漬けにしたもの・市販品です) を加えてひと混ぜし、これで出来上がり。

    冷めても美味しい・・・と申しますより、冷蔵庫で冷やして食べるのも私は好きかな?

    お弁当箱に盛り、ペコリーノロマーノをすりおろして黒胡椒をちょこっと挽きます。
    残った分はパスタソースにするも良し、ピザ風にするも良し。











牛乳がたくさん余っておりますので、粉寒天を使って牛乳寒をデザートに。
お水は加えず、紅茶を牛乳で煮立てたロイヤル・ミルクティー風の牛乳寒。
甘味はココナッツシュガーを使っております。
  1. 牛乳は150cc強といったところ。
    小鍋に入れ、ここに紅茶葉 (小さじに山盛り2杯といったところかしら) ・ココナッツシュガーを加えて弱火にかけ、ゆっくりゆっくり煮出します。
  2. 煮立ったところに粉寒天 小さじすり切り 1/2杯を加えます。
    吹きこぼれないよう気をつけながら丁寧に混ぜ、1〜2分その状態を維持しましょう。
  3. 容器に漉し入れ、表面の泡を丁寧にスプーンですくい取ります。
    冷めたら冷蔵庫に移し、うんと冷やして召し上がれ。






押し麦やカシューナッツ、ゴボウまで入った何でもありのカポナータ。
紅茶葉をたっぷりと使った濃い紅茶味の牛乳寒。

やや物足りないくらいにして下さい・・・これがお弁当に対し、主人が目下要求する案でございます。

就寝時にくぅくぅお腹で会話するのが得意な彼、ダイエットって大変ね・・・
彼には体を動かすという発想は皆無ですからね。










本日の朝食はしっかりと味のしみた稚鮎の南蛮漬けを主菜に。
主食は、昨日の玉露と干し貝柱の炊き込みご飯を入れ粥にしてお片付け。

ネコの額より狭い実家のお庭。
ここで母がささやかな野菜を育てているのですが、今年は何故だか青紫蘇が大繁殖。
雑草のように小さな庭を埋め尽くしているのは、全て青紫蘇青紫蘇・・・青紫蘇の森です。

面白いもので、シーズンの幕開けは虫も青紫蘇には知らん顔。
ところがシーズン最盛期に入ると、虫も青紫蘇が美味しいと気付くのか否かは存じませんが、虫と母の争奪戦が始まります。





  • 今年は青紫蘇がたっぷり楽しめそう。
    今シーズン初収穫に至りましたツルムラサキと一緒に、今朝はお味噌汁で楽しみましょう。

    ツルムラサキはざく切りにし、お味噌を溶かした後に加えてその風味を存分に味わいます。
    器に盛り、下茹でして小口切りにしたオクラ・千切りにした茗荷と青紫蘇を散らせば、夏野菜をふんだんに使ったお味噌汁の出来上がり。






昨年はあれほど大量に収穫出来ました金時草ですが、どうも今年は雲行き怪し。
なかなか予測のつかない野菜の成長に戸惑いつつ、何とかオリーブが育たぬものかと思う昨今。

丈夫と言われるオリーブを枯らした実績のある身と致しましては、なかなか再挑戦には至りません。
何かと大豊作な母親の敷地ゾーンを横目で見ながら、実はちょっと悔しかったり。
とりあえず当面は青紫蘇料理に勤しむと致しましょう。

posted by しんさん at 13:50 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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