いつの日になるかは存じませんが、次回の旅に向け地に足つけた生活へと戻ることと致しましょう。
週末、いつものように主人と参りました食材調達、カカクヤスクの西友さん。
ふと見つけてしまいました、見切り価格になっておりました “稚鮎”
旬の時期だけの期間限定、この類の食材に弱いのは私の身上。
つい興奮して3パックもお買い物カゴに入れてしまいました。
久しぶりのお料理備忘録は稚鮎でスタートです、稚鮎のから揚げでございます。 程よく効いた塩味は、下ごしらえの段階で決めてしまうので失敗なし。
ほんのりと色付いておりますのは、まぶした片栗粉に少々加えました抹茶でございます。
ほろ苦い鮎のから揚げに抹茶・・・
我ながら良いアイデアだと思ったのすが、それ程の効果は得られなかったのが少々残念。
でも良いのです、主人が気に入ってくれたのならばそれで満足。
思い立ったらすぐ取り掛かることの出来る稚鮎のから揚げ。
甘露煮よりずっと簡単に稚鮎の風味が楽しめるので、揚げ物が苦手でも (私のこと) お勧めです。
そして久しぶりに炊きました主食のご飯。
旅行前から勤しんでおりました “主人が気分で無駄に大量買いした京都の玉露” のお片付け。
今回は玉露をお米と一緒に炊き込んでみました。
玉露と干し貝柱の炊き込みご飯です。 これが思いの外素朴な風味で上々の出来であります。
これならばちょこちょこ玉露のお片付けメニューとして応用できるかも・・・うししなのであります。
抹茶風味の稚鮎のから揚げ、玉露と干し貝柱の炊き込みご飯。
お茶の消費に余念ない久しぶりのお料理備忘録であります。
先ずは稚鮎のから揚げから備忘録。
- 稚鮎はまずさっとお水で洗って水気を拭き取り、塩水に30分ほど浸しておきます。
塩水の塩加減は、お水 1カップに対してお塩 小さじ1といったところ。 - 水気をしっかりと拭き取り、片栗粉を全体に薄くまぶしてからりと揚げましょう。
それで稚鮎のから揚げは出来上がり。
朝食用には、この片栗粉に抹茶を加えてあります。
お腹が少々破れてしまいましたのは、見切り価格品のせいも多少はございますでしょう。
やはり鮮度については少々の理解を示さないとね。 それはそれとして、なんと申しましても稚鮎3パック分ですからね。
今朝だけで食べてしまうのはいくら大食いの我が家とて無理なお話。
明日からの常備菜用に、片栗粉だけで揚げたものは南蛮漬けに致します。
そしてその備忘録はまた明日。
素朴な風味がお気に入りであります、玉露と干し貝柱の炊き込みご飯。
これもまたとても簡単ですよ。
- 干し貝柱と玉露は、焦がさないように気をつけながら弱火でじっくり乾煎りしておきます。
玉露の量は・・・お米 1合に対し、茶さじに1杯程度かしら。
粗熱が取れたら、干し貝柱は包丁でざっくりと刻みます。
繊維に沿って包丁を入れれば、さくっと気持ちよくほぐれてくれますよ。
玉露を包丁で刻むと飛び散って難儀致します。
玉露は手の平や指先を使って軽く崩しておきましょう。 - いつも通りお米を洗ってザルにあけ、いつも通りに水加減をして吸水させます。
我が家は押し麦入りですが、そこはお好みで。
極々少量のお酒を足し、いつも通りに炊き上げれば、素朴な玉露ご飯の炊きあがり。 充分に蒸らした後、ほっくりほぐしてお茶碗に。
以上、本日の朝食から2品でありました。
手は相当抜いておりますが、一応お弁当も拵えました。
何度目かのダイエット実践宣言をした主人の為、しばらくは炭水化物をうんと控えたお弁当を心がけると致します。
お弁当代わりとして愛用いたしております小さな野田琺瑯のホワイトシリーズ。
中身は、昨日畑で摘んできたばかりの中途半端に大きいミニトマト。
そして、たたきゴボウと人参の酒粕和えです。
- 白胡麻は香ばしく乾煎りし、しっとりするまで丁寧にすり鉢で擂っておきます。
- 圧力鍋に薄い酢水を張り、長めに切ったゴボウを加えます。
圧力鍋用の蒸しすを敷き、蒸しカゴには人参・アルミホイルに包んだ酒粕を入れて2分間加圧致しましょう。そのまま自然に圧が抜けるのを待って蓋を開けます。 - 程よくアルコールが飛んでふやけた酒粕を1に加え、白味噌・お砂糖・極少量の白だし醤油も加えて滑らかに擂り混ぜます。
やわらかくなったゴボウは水気をしっかりと切ります。
包丁の腹をぐっと押し当ててひびを入れてからざっくり縦に裂き、食べやすい長さに切り揃えましょう。人参と共にすり鉢に加え、丁寧に和えれば出来上がり。
作り立てより、しばらくおいて酒粕がなじむ頃が食べ頃です。
酒粕和え+バナナのプリン、これが本日のお弁当でございます。
主人のダイエットにお付き合いして、私も同じ量・同じメニュー。
今度こそ主人がスラッとスリムになりますように・・・今のままでも良いのにね。
主人にしつこく言われましたので、朝食もいつもに比べると品数控えめ。 品数は控えるも、お味噌汁だけは省くことは不可だそうです。
胡麻油で炒めたお茄子とマイタケのお味噌汁、もちろん酒粕・白味噌・赤味噌のブレンドです。
近頃ふたりとも少々気が緩み、連日連夜のアルコール漬け。
これではいかんとようやく目を覚ました朝の会話。
今宵はアルコール抜きでございます。
早々に夕食を終え、早々にお風呂を済ませ、強いお日さまでかりかりになったシーツで早々に就眠。
・・・週末までのアルコール抜き、主人は自信満々ですが私の自信は皆無であります。