2015年07月21日

モナコを発ち、戦々恐々としつつもいざパリへ、ル・ブリストルへ・・・

モナコとパリ初心者の旅。
長い長い1週間だと思っておりましたのに、早モナコを離れ、パリに向かう朝を迎えました。

早めに起床して身支度を整え、笑ってしまうほどに増えた荷物をまとめてチェックアウトの準備。

どーしてもオテル・ド・パリの傘が欲しいと言い張る主人の粘りに負け、スーツケースに収まらぬほどに大きなホテル・ド・パリのオリジナル傘を購入。これを差せば雨の日の買い物も快適なんですって。

この傘、手荷物扱いで肌身離さず今後の旅のお供をすることに。





そうそう・・・
モナコでの後半を過ごしましたこのオテル・ド・パリ。
何が素晴らしいかって、そのバス・ルームの使い心地。

優雅で女性的なホテルと評されるオテル・エルミタージュ と比べると、伝統的で重厚な雰囲気漂うオテル・ド・パリ。

ですがそのバスルームに関しては、女性の私でなくともついつい長居をしてしまうほどに快適。
バスタブとお部屋は真っ白な大理石、洗髪後ぬれた髪を包むタオルまで常備、シャンプー等のアメニティ・グッズはLa Prairieで統一。
主人、La Prairieのシャンプーで初の洗髪、おまけに普段は決して使わないコンディショナーまで。

ひよひよの生まれたてのヒヨドリのような髪で旅の後半を過ごすことと相成りました。










オテル・ド・パリを出て向かうのはニース国際空港。

モナコに到着した初日。
オテル・エルミタージュまでの道中、やや緊張気味だった私たちを軽快なおしゃべりでほぐしてくれたメルセデスの運転手 ジョージ氏が今回も送迎を担当して下さいました。

かつてパリに住んだ時期もあるジョージ氏。
車内では、4日間過ごしたモナコの話・これから訪れるパリの話で大いに盛り上がりました。

甘いお菓子も代好きなジョージ氏。
パリに行くならば是非 『Angelina Paris (ショコラ・ド・アンジェリーナ)』 に行かなくっちゃ!と。
ココ・シャネルも通ったことで有名なアンジェリーナ、特にモンブランがお勧めだよ、と。

・・・私が常にバッグに忍ばせて持ち歩いております “キッコロ” のメモ帳。
ジョージ氏、ナンジャコリャな顔をしつつ、笑ってAngelinaの所在地を書いてくれました。
良い人だね、ジョージ氏。










昨日モラビト本店を尋ねた時と同じルートを辿り、1時間半のフライトを経て無事13時半にはオルリー空港に到着。

空港から宿泊先のLe Bristol Paris (ル・ブリストル) までは、主人が昨日と同じ送迎会社にシトロエン C6を手配済み・・・が、昨日と同じくシトロエン C6は未だ壊れて使用不可。

見たこともないドイツ製のセダンで、主人はややブータレながらホテルまで、くすっ。











多くの女性の憧れの町、フランス パリ。
ところがぎっちょん、主人が日本を発つ前に必要ない程私を脅かすものですから、私は戦々恐々。
スリが多い?若い女性の強盗軍団?鞄は刃物で切ってでも奪われる?

・・・ダメだわ。
逃げ足の遅い私のこと、すぐに捕まってお金もカードも盗られてボコボコにされるに決まってる。
昨日、モラビト周辺で慣らし散歩をしたにも関わらず、私の憂鬱はまだまだ続くのでありました。





が、車中怯えながらもホテルに到着した後、パリの印象はころりと逆転。

チェックイン時、通常必須でありますカードのデポジット手続き。
主人がカードを掲示するも、デポジットの必要はございませんと美しいフロント女性はにっこり。

え、いいの?と驚きながらも、彼女の案内してくださるお部屋へ。

お部屋には魅力的な焼き菓子やショコラ。
可愛らしい紙袋の中身は、ウェルカム シャンパンならぬウェルカムワイン。
こっそり中を覗くと、主人曰く ヴァシュロンのサンセール。

『私たちからのプレゼントです』、ブリストルの歴史が詰まったハードカバーの洋書まで。
フランス語表記でなく英語表記ですから、時間をかければ私だって読めますもの。
お部屋のカギの歴史等々身近なことも書いてあって、なかなか面白そうな内容です。

お部屋の鍵がまた可愛らしい。
キーホルダーの裏には、ホテルの住所が刻まれております。





モナコのオテル・ド・パリ最高ー!と申しておりましたのに、それを瞬転せしめたル・ブリストル。
特に真っ白なバスルームは、それまで最高位におりましたオテル・ド・パリのはるか上を行く快適さ。

アメニティもオテル・ド・パリと同じ La Prairieで揃えてあって、これならばル・ブリストルの圧勝。

主人がちょっとトイレに入っているその間に、こっそり明日のスパの予約を勝手にしたり。
スリや強盗の恐怖を私に植えつけた罪は大きくてよ。





ひと息ついて、ミニバーは何処かしらと広いお部屋をウロウロ探し回ることしばし。

こんな愛らしい鍵つきの冷蔵庫、初めて見ましたわ。





モナコの重厚なホテルから打って変わり、可愛らしい雰囲気のホテル ル・ブリストル。

バッグやランドリーに出す主人のジャケット等を散らかしてはおりますが、お部屋の色合いも愛らしく、ほっと落ち着いた雰囲気でついくつろいでしまいます。

窓を開けると、目の前はガラス張りの靴工房、1階はおしゃれな靴が並ぶショーウィンドウ。
日中のお部屋はターンダウンしたお部屋とは異なり、更なる愛らしさが倍増致します。

オテル・ド・パリではランドリーに泣かされておりました主人。
お部屋係の女性曰く、ル・ブリストルではランドリーの受付は24時間体制なのだとか。
しかも追加料金を支払えば、即行3時間で仕上げてくださるという高度なサービスぶり。

・・・私の荷物が多い分、主人、君のお洋服状況は色々と大変なのですね。





スイスのLa Prairie (ラ・プレリー) 社と独占契約を結んでいることでも名高いホテル内のスパ。
パリ市内を見下ろす出来るプールは、お部屋までご案内下さったassistant managerのお勧め。
パリでの2日間を過ごすル・ブリストル。

先ずはディナー用に身支度を整え、建物をゆっくりお散歩して1FのBarへ向かいます。

お部屋を出てすぐの螺旋階段。
何故だか覗き込んだその眺めが気に入って、宿泊中意味もなく覗き込んでおりました。





意外と明るくてポップな印象のバーに、つい気も昂り調子にのってカクテルを各々2杯。
私は日本ではおそらく頼むことはないであろう吟醸酒を使ったカクテル・・・

これがまた再びモナコでの失態を思い起こす事態につながろうとは。。。

posted by しんさん at 11:08 | Comment(0) | ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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