2015年07月20日

モナコ 4日目、最終日のディナーは “アラン・デュカス” の “ルイ・キャーンズ” へ(2015年07月11日)

最初はオテル・エルミタージュ、そして宿泊をオテル・ド・パリに移ってのモナコ滞在4日間。

ホテル・スパ・運転手・スーパーの店員さんに至るまで、お世話になった方々は皆穏やか。
モナコののんびりとした空気も実に居心地よろしく、無事にモナコ最後の夜を迎えました。

ラスト・ディナーは・・・
そうね、もちろんホテルのメインダイニング、オテル・ド・パリが誇る3ツ星レストラン。
Alain Ducasse (アラン・デュカス)Le Louis XVの (ルイ・キャーンズ)へと参りましょう。

パリから19時少し前にホテルに戻り、ゆっくり身支度を整えて 21時重厚なエレベーターで階下へ。
ロビーの雰囲気につい寄り道、同フロアにありますバー、 “Le Bar Américain (ル・バー・アメリカン) ” でシェリーを1杯頂いて、ただでさえ高揚致しております気分を更に盛り上げます。










少々遅刻気味ではありましたがにこやかに迎えられ、立ちくらみがしそうな白い空間を横切り席に。
グラスシャンパンを頂きながら、主人がメニューを一読してひと言。
アラカルト少なし・・・完全にコース料理が主体なり・・・この主人の言葉を翻訳すると『嫌な予感』 。。。

それでもお料理を決め、重そうな分厚いワインリストから主人が選んだのは、ボギュエのミュジニ−。
さぁ、お待ちかね、お料理のスタートですよ。

パリパリのお野菜を閉じ込めた極薄パスタ・・・まぁ、愛らしい。





焼き石の上でのスチーム・ショーあり・・・
お噂の、若い野菜を詰め込んだアラン・デュカスご自慢のコックポットあり・・・

モナコらしいとても煌びやかで華やかな店内、華やかで息の合ったパントマイムのようなサービス。
サービス担当の若い男性が、せーのっ!でクロッシュを開けて下さると、何だか驚かないといけない気に途中なってきてしまって・・・華やか過ぎて、正直、私少々草臥れましたわ。

も少しご年配のサービスさんもいて下さったなら、途中で寝こけることもありませんでしたでしょうに。










お料理に飽きて 華やかな雰囲気に草臥れて、いつものようにうとうとっとする私。
そんな私を見て気の毒に思ったのでしょう。
主人は、メインを頂いたところでそろそろ退散しようかと思うのだか・・・そっとメートルの男性に提案。





私の睡魔が吹っ飛ぶほど、そのメートル君、目を白黒させて主人を制止。
目先が変わったおかげかここでちょっと復活、グランデセールのババ オ ラムをオーダーした主人。

いそいそと席を離れたメートル君が戻ってきたわと思いましたらば・・・

あら。

そうか・・・そうだったわね、今回のこの旅、主人から結婚10年ちょっとのご褒美の旅でしたものね。
結局、フロマージュもアヴァンデセールもプチフールも断り、どぉにかこぉにかハーブティーを一口飲んで店を後に。
パンだってひとつも食べていないのに、この食欲の減退感は・・・加齢かしら、やっぱり。





閉店時間も近づいた店内、お客様のいなくなったテラス席で記念写真を撮って頂く。

そして・・・モナコ国旗の帯留めは誰の目にも留まらぬままモナコの旅を終えたのでありました。
今回の旅のためだけにオーダーして作っていただいたガラスの帯留め。

はてさて、この帯留めが再び日の目を見ることは・・・ないでしょうね。










こうしてモナコ最後の夜は更けたのでありました。
残念ながらルイ・キャーンズのお料理は思った程には心に響かなかったのですが・・・

お土産に頂いたイラストカード集。





多数発行されております アラン・デュカスのお料理本。
中でも家庭向きに出版されたお料理本 『Nature』
愛らしいその挿絵を描かれておりますイラストレーター Christine Rousseyのイラストカードです。

可愛いでしょ?






もひとつお土産を頂きました。
Christine Rousseyによるイラストの描かれたボックスの中には・・・

バターの香りに満ち満ちた大きな大きなブリオッシュ。
この後、このブリオッシュはパリ〜日本へと長い長〜い道のりを強いられることとなるのです。

posted by しんさん at 07:12 | Comment(0) | ヨーロッパ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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