2015年05月20日

善光寺さんの唐辛子、冷凍鶏皮のもつ煮風

いつもお世話になっておりますネイリストさんから、嬉しいお土産を頂きました。
お母さまと一緒に、善光寺さんの御開帳にご参拝されたということで・・・

善光寺さんと言えば唐辛子、唐辛子と言えば八幡屋礒五郎さんの七味唐辛子。

生真面目な彼女のこと、それはそれは悩んで悩んでここに辿り着いたのでありましょう。
実際、お蕎麦にしようか何にしようか、相当お悩みになったと笑ってお話していらっしゃったっけ。

ですがそんなご心配は皆目ご無用。
このレトロモダンな小さな缶、私のテンションは最高潮であります。
帰りの車の中、こっそり包装紙を開けてこの柄を見たときのあの高揚感と言ったら・・・もぉっ!

↑ 帰宅道中、早くも車内で開封されてしまったその包装紙。
あまりの可愛らしさに、何やってんだと思いつつ元通りに直して写真に収めてみました。
ホント、何やってんだ。










人はかように小さな唐辛子ひとつで、どぅにもこぅにも幸せになり得るものなのね。
ふんふんと鼻唄交じりで西友さんに立ち寄り、何か七味唐辛子を活かせるお料理をと食材調達。

その結果・・・

思いついたお料理は、 “もつ煮込み” でありました。
だからと言って、うかうか “もつ” を買い込む性分ではございませんので悪しからず。

鶏の胸肉料理の際、引っぺがしては冷凍して溜め込んであります “鶏肉の皮”
ちょうど頃良く随分と溜まっておりましたのも何かのご縁。
こんにゃく・ゴボウ・干しシイタケ等々と一緒に、圧力鍋で煮込んで七味をぱらり。

七味唐辛子が主役の鶏皮煮込み、自称もつ煮風。
こんな美味しいのに、鶏皮捨てちゃうなんて勿体無い勿体無い。





我が家の鶏皮煮込みは、確かこの日のお弁当が発祥だったのではないかしら ⇒
パリパリに焼くのも好みではありますが、後片付けのことを考えると・・・やっぱり煮込む方が、ね。
いつもの如く、圧力鍋を使います。
  1. 鶏皮は完全に解凍してしまうと切り辛いので、半解凍の状態でがっつり大きめに切ります。

  2. こんにゃくの下ごしらえをします。

    こんにゃくは両面に細かな格子状の切れ目を入れ、食べやすい大きさに切り分けます。
    鶏皮と同じく大きめに切るのがお勧めです。
    これを沸騰したお湯で軽く茹で、ザルにあげておきましょう。
  3. ゴボウはお野菜ブラシで表面を綺麗に洗い、適当な長さに切り揃えます。
    ビニール袋に入れてすりこ木等で叩き、ひびを入れたところで適当に手で折りましょう。

  4. 全てを圧力鍋に合わせ入れ、戻した干しシイタケとその戻し汁・たっぷりの千切り生姜・お酒・お水を加えて強火にかけましょう。
    アクを丁寧にすくい、圧力鍋の蓋をして15分加圧します。

  5. 圧が自然に抜けるのを待って圧力鍋の蓋を開け、ここからは地道に味を煮含めて参ります。

    ざっと鍋底から全体を大きく混ぜ、白だし醤油・濃口醤油・みりん・てんさい糖を加えます。
    極々少量のお酢も加えましょうか。
    煮崩れる食材がありませんので、少々乱暴に扱ってもへこたれません。
    中央に穴を開けたキッチンペーパーを落し蓋にし、ことこと煮汁を煮詰めて参ります。

    白だし醤油についてはいちどに加えず、少量ずつ加えじっくり味をしみ込ませていきましょう。
    程よく煮汁が煮詰れば出来上がりです。
    そのまま少し冷ましてから器に盛り、刻みネギをたっぷりと。もちろん七味もたっぷりと。

    普段あまり七味を使わない我が家ではありますが、これからは七味を見直そう。
    開封したての七味唐辛子って、当然ですが辛いのね。
    辛くて風味がよろしいのね。











お弁当ももちろん鶏皮ですとも。
下茹でも特に必要のない鶏皮煮込み、冷めても室温ならば案外気にならないものです。






但し色合いは相当地味ですので、お弁当にするならば色合いよろしいサヤエンドウを添えようかしら。
サヤエンドウの優しい色合いを活かした酒粕和えです。
  1. 白胡麻を丁寧に乾煎りし、すり鉢に移してしっとりするまで擂り混ぜます。
  2. 空いたお鍋に酒粕・みりん・お酒を合わせ入れ、弱めの中火でアルコールを飛ばしながら滑らかに練り混ぜましょう。
    これを1のすり鉢に移し、白味噌も加えて擂り混ぜます。

  3. 食感良く塩茹でにしたサヤエンドウをここに加え、丁寧に和えれば出来上がり。











七味唐辛子の缶に高揚し、今朝のお料理はいつもに増して楽しかったー。

・・・但しお弁当と朝食の内容はほぼ同じですけどね。

結婚当初は七味唐辛子を多用しておりました主人。
どんなお料理にも元の味が分からなくなるくらいに雄々しく七味・一味をふりかけておりました。
そんな彼にげんなりし、七味・一味禁止令を発令したのは・・・いつの頃だったかしら。

そんな彼も成長し、近頃はお醤油のどぼがけもしなくなりました。
マヨネーズもほぼ使わなくなりました。
地道にちょっとずつ私の好みに引きずり込んでおります。

・・・引きずり込む・・・怖い。
ちょっと前にふと手にして読んでおりました安部公房の “砂の女” を思い出してしまった。

今夜は日本酒で宴会だそうですよ、もちろん主人とふたりお家でね。

posted by しんさん at 14:51 | Comment(2) | お気に入りのもの達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しん様

はい、毎度読み逃げさせていただいております、ヒナです!

今日のしん様宅の朝食は、夕食かのようなボリュームで早朝からのしん様のウキウキ調理の様子を思い、ふむふむ…クスクス…(クスクスは、つい熱中してしまうしん様を想像しまして…)

七味、の良い香りとピリッとした感じ!
伝わります〜️!

来月、少し日本へ帰ります。
七味のきりりとした香りを楽しめるものを食したいとおもいます。

素敵なお土産ですね️

遠いBKKでも楽しませていただきました。
ありがとうございます(。•ㅅ•。)
Posted by ヒナ at 2015年05月22日 05:17
ヒナさんーーー♪

沖縄もいよいよ梅雨入りしたことだし、頂いたパッタイパウダーを今朝使いながら、ヒナさんにメールしようと思っていたところです。
何だか嬉しいな(*´艸`*)

飛行機のチケット、
お会いした時にお話しておられた例のチケットですか?
あの爆安(笑)の!

今朝主人とその時のお話を思い出し、こちらもクスクス・・・
ヒナさん、インパクト大で話題に尽きません。

まだまだ先のお話だと思っておりましたのに、早くも来月に迫ったのですね。
どうぞどうぞ気をつけていらして下さいね。
そして楽しいフライトを。


七味の味も然ることながら、あのキッチュな缶にヤラれてしまいました。

自分のことを考えて選んでくださるのですもの、お土産って本当に嬉しいですものね。
ヒナさんから頂いたお土産の時も、それはそれは舞い上がりっ放しでしたもの。

またお会い出来る日を楽しみにしております♪
Posted by しんさん→ヒナさんへ at 2015年05月22日 12:21
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