今朝もいつも通り元気に出勤する主人に、尊敬の念を抱かずにはおられません。
偉いなぁ、君は。
どうもやる気が戻らないので、昨晩寝る前に宣言した通り今朝はお弁当休暇を頂きます。
・・・そう開き直ると、何故だか何かしら作りたくなるのが天邪鬼の性。
来る夏に向かい、キッチンの食材も在庫一掃棚卸しといきたいところ。
在庫の乾物等を使ってお片付けサラダと参りましょう、質実剛健なサラダです。
お取り寄せ野菜の中に入っておりました切り干し大根は、自家製のそれとは違い華奢でやわらか。
以前、自家製切り干し大根と同じ感覚で煮たら、歯応えなく我が家の好みとは反れた仕上がりに。
でもサラダにしたら、驚くほど甘くて歯応えも実に私好み・・・つまみ食いが止まりません。
その他、干しシイタケ・高野豆腐・人参・カボチャの種も使ってのごちゃ混ぜサラダ。
何故だがグレープフルーツも仲間入りしているところが、文字通りの在庫一掃お片付け。
味付けは極々控えめですが、それでも素材の味が濃縮しているので物足りなさは皆無です。
間もなくお顔を出すであろう主人のクリック・ショッピング魂、すっきりしてこれで準備も万端です。
戻さずいきなり加熱から始まる塩茹で黒豆。
その食感がサラダにはぴったりなのではないかしら。
こんなに美味しい黒豆、ひと晩浸さなきゃお料理できないなんて勿体無いものね。
満足度を増すためには、多少の妥協も大有りです。
- 黒豆を洗ってザルにあけ、圧力鍋に移して3倍強のお水を注ぎます。
極々少量のお塩を加えて強火にかけ、アクが出たら丁寧に取り除きましょう。 - 圧力鍋の蓋をし、5分加圧して自然に圧が抜けるのを待ちます。
そのまま20分程度放置すれば、食べ応えのある塩茹で黒豆の出来上がり。
ザルにあけて水切りをし、余った分は更に水気を丁寧に拭きとって小分け冷凍しておきます。
切り干し大根は細めのもので。
- 水を張ったボールの中でさっと洗い、軽く水を切ります。
切り干し大根同士こすり合わせるようにしながらもみ込めば、それで準備完了。
歯応えのある切り干し大根がお好みならば、是非お試しあれの下準備です。
干しシイタケ・人参・高野豆腐をお料理しましょう。
- 水に浸して戻した干しシイタケは細切りに。
人参は小ぶりなイチョウ切り。
お鍋に合わせ入れ、干しシイタケの戻し汁をひたひたに注いで過熱します。
白だし醤油で極々控えめに味付けをしましょう。 - 味が整ったところで高野豆腐を加えます。
高野豆腐は最初から小さなサイズにカットしてあるものを使用。
大きな高野豆腐を使う際は、予めお湯で戻してから食べやすくカットして加えます。
高野豆腐が煮汁をすっかり吸収したら火を止め、粗熱を取っておきましょう。
- 以上を全部全部ひとつのボールに合わせ入れ、薄皮をむいたグレープフルーツ・湯むきしてざく切りにしたトマトを足して和えれば乾物サラダの出来上がり。
これだけで味付けは特に必要ありません。
器に盛り、カボチャの種を散らして胡麻をひねります。
本日のお弁当は、この乾物サラダに以前作って冷凍しておいたキッシュを添えて。
このキッシュ、日付を見ると・・・この日のものです。
塩茹で黒豆の塩気を控えたのには、それ相当の理由があります。
もちろん黒豆本来の風味を活かしたいというのもそのひとつではありますが、それはほんの建前。
黒豆の茹で汁に何だか心惹かれるのは私だけではない筈 (・・・と思い込みたい)
どうせ赤味噌で色黒お味噌汁ですもの、黒豆の茹で汁を有効利用してみたかったのが本音。
多少なりとも塩気はあるので、加えるお味噌はいつもより若干控えめです。
それでも甘くて美味しいのは、これこそが黒豆茹で汁の為せる業というものなのかしら。
- なかなか使いこなすことが出来ずにおりました重い重い銅製のおろし金。
ふとひらめいて晒し布を使うことにより、ぐっと使いやすくなった昨今。
動かないよう布巾の上にバットを置き、さらし布を敷いてその上におろし金。
優しく優しくすりおろせば、美味しい大根おろしの出来上がり。
さらしを持ち上げれば、おろした大根の水切りも用途に合わせて自由自在。
ようやくこの銅製のおろし金、使い心地よろしくなって参りました。
程よく水切りをした大根おろしに、さっと湯通ししたちりめんじゃこ。
お醤油をちろり数滴たらせば、朝食にぴったりなちょっと懐かしいおかずの出来上がり。
辛味の強い夏大根が苦手で、幼少の頃は朝食に出ると嫌で嫌で仕方がなかったもの。
連休気分がまだまだ抜け切らずにいる木曜・金曜日、朝食もお弁当もやや手抜き気味です。
でもやっぱりこうした和の食材は、お料理していても楽しいもの。
そしてはやり食べて良し、気分が静かに高揚致します。
金曜日に作ってあげると主人に約束していたカレー、来週はきちんと作ると致しましょう。
あれだけカレーを期待していた主人に、今朝は悲しい思いをさせました。
愚痴のひとつも言いたかったでしょうに・・・
週末は、そろそろ主人の大好きな冷やし中華を始めましょうか。