殿方らがご自分のコレクションからその時々の気分に合ったワインを厳選し、一堂に持ち寄ります。
この59年生まれの方々の輪に、68年の私たち夫婦が新参者として鎮座し早数年。
年に数回催されるこのワイン会は、気楽で何のしがらみもない楽しみなイベントのひとつ。
そしてそのワイン会にお持ちするささやかなお酒のお供を拵えるのも、これまた私の楽しみのひとつ。
グジェールの練習などもしました (☆) が、以前お弁当にもしたプティパイ (☆) に落ち着きました。 BELLAMYSの冷凍パイシートを使えば、ちょちょいのちょいで美味しいプティパイの出来上がり。
エスカルゴバター+マッシュルームの組み合わせとあらば、ワインを引き立てること間違いなし。
前回の反省点も改善し、ひょひょいと摘めるお気軽プティパイはいかが?
エスカルゴ バターは前回作った際に冷凍済み ⇒ ☆
ですので成形も含め、今回は本当に簡単です。
- マッシュルームは軸の部分をひねり取り、オリーブオイル・鷹の爪を合わせて熱したところに加えてさっと炒めます。ほんの軽く塩胡椒して冷ましておきましょう。
ころんっとしたマッシュルームが並ぶフライパン。
待ち受けるワイン会の想いもあって、楽しさがむくむく増大します。 - 扱いやすいよう適度に戻した冷凍パイシートを正方形にカットします。
マッシュルームを乗せる中心部辺りをフォークでピケし、四隅を折りたたみましょう。 表面に艶出し用の水溶き卵黄を薄くぬり、マッシュルームを傘を上にして軽く押し付けます。
エスカルゴ バターを傘の中に詰め、フルール ド セルをちろりと散らして黒胡椒を挽きます。
エスカルゴ バターは、凍った状態のまま包丁でカットすればとても扱いやすいのでお勧め。
予め水に浸しておいた爪楊枝を軽く布巾で拭き、バターの上から刺して固定します。 - 210℃に予熱したオーブンに移し、設定温度を200℃にして15分ほど。
前回ピケし忘れた教訓を活かし、マッシュルームをしっかり抱いたプティ パイの焼き上がり。 そしてやっぱりBELLAMYSの冷凍パイシートは良い香り・・・ふぅ。
主人のつまみ食いを警戒しつつ、網の上に並べてしっかり冷まします。
ワックスペーパーを空き箱に敷き、小さなパイを並べます。
きっちりと並んだパイに心は躍るばかり。
さて。
キッチンに満たされたバターの香りに、心は踊りっ放しの主人。
そうね、ワイン会を前にちょっとお腹も満たしておかないとね。 お気に入りの “しめ鯖とアボカドのサラダ” はいかが?
しめ鯖の中央に切れ目を入れてカットし、櫛形に切ったアボカドと合わせます。
この上にスライスした新玉ねぎをたっぷり盛り、フェンネルの葉っぱをあしらいましょう。
レモン汁をちろりとたらし、フルール ド セル・胡麻油で頂きます。
もちろんプティパイで残ったマッシュルームの軸 ・エスカルゴ バター・とき卵も有効利用しましょう。
この材料ならば、もちろんオムレツですよね。
マッシュルームを炒めた後のフライパン、わずかに残ったマッシュルームの旨味も丸ごと頂きます。
- マッシュルームを炒めた後のフライパンにエスカルゴバターを熱します。
ここにマッシュルームの軸をざっくり裂きながら加え、バターを充分からめるように炒めます。
ひとつ計算間違いで残った傘部分もおまけに・・・あぁもぉ、これだけでも美味しそう。 - 卵に牛乳・塩胡椒を加えてよくとき混ぜ、1にじゅっと加えてふわふわなオムレツに。
もちろん卵は1個追加しております。
畑で摘んできたばかり、今シーズン初物のサヤエンドウも添えて。
洗い物を担当してくれた主人に、プティパイの味見係を言いつけましょう。
ワイン会前の軽い遅めのお昼ご飯、カウンターでささっと済まします。
・・・とまぁ日付も変わり、ワイン会は昨晩の楽しい思い出となった今。
『男性は飛び切りのワイン1本以上をご持参下さい』 との主催者からのお触れが、何がどうよじれたのか今や殿方お一人につき3本なんてざら。
しかも酔いが回るにつれ、後半高級ワインが登場するというタチの悪さ。 もちろん主人はお昼過ぎまで再起不可能でありましょう。
ちゃんと呼吸も確認しましたし、私はゴミを出しがてら酔い覚ましのお散歩にでも出掛けましょう。
・・・って、あら?雨降りの月曜日ですか。
ゴールデンウィーク、残すところ3連休です。