2015年02月03日

福よ来い来い恵方巻き、昨年からこのスタイルに落ち着いております・・・

生粋の岐阜市民でありますが、何故だか幼少の頃から “恵方巻き” は欠かしたことがありません。

最高に料理が嫌いで苦手な母親が作る・・・若しくは、近所のお寿司屋さんに母が無理を言って作ってもらった太巻きに、家族5人が無言でかぶりつく夕食が、嫌いで嫌いで仕方がありませんでした。
・・・どーでもいいことにくそ (!) 真面目でしたからね、私。

さて。
月日は流れ、規則を勝手に自分に都合良くねじ曲げる図々しさを身につけた今。
食べ辛くて、量が多くて、こぼすと叱られて、完食に何十分もかかる恵方巻きはこうなりました。

具が七つ入っていればいいんでしょ?
我が家の恵方巻きは、昨年から具が横並びになりましたの。

桜でんぷ・高野豆腐・韓国海苔の佃煮・アボカド・自家製チンゲン菜の胡麻和え・へしこ納豆・帆立貝柱の佃煮・・・ほーら、七つ。
これで今年の無病息災は間違いなし。。。





基本我が家は “ありあわせ料理”
縁起物の恵方巻きとて、その例外ではありません。





お土産で頂いた韓国海苔、我が家では売れ行き常に低迷しておりますもの。
佃煮にして、無理無理具のひとつとしてしまいましょうね。
  • 韓国海苔は軽くレンジで加熱し (燃えたり焦げたりしないよう目を離さないで) 、キッチンペーパーに挟んで油分を除きます。

    これをお鍋に移してお酒・みりん・昆布出汁を加え、弱火で煮詰めます。
    面取りした人参の切れっ端がありましたので、これも入れてしまいましょうね。






春の節分に恵方巻きを作るわけですが、何故だか桜でんぷだけは毎年作りたくなります。
鱈の切り身を用意すれば、簡単に優しい色合いの桜でんぷが出来ますよ。
  • 詳しい作り方はこの年の日記にて ⇒
    鱈の塩気によっては、お好みでお塩・白だし醤油等を足すなどして仕上げて下さい。






  • 高野豆腐は、ぬるま湯で戻した後で適当な大きさに切ります。
    お弁当のおかずも兼ねて、干しシイタケの戻し汁と白だし醤油をベースに、戻した干しシイタケ・面取りした人参と共にゆっくりゆっくり煮含めます。






  • チンゲン菜は根元に十文字の切れ目を入れて綺麗に洗い、縦に裂いてさっと湯がきます。
    醤油洗いをして食べやすく切り分け、香ばしく炒って粗擂りにした白胡麻で和えます。

    へしこは糀を落としてさっと炙り、軽くほぐして納豆・ひねり胡麻と和えます。

    アボカドは鰹節・極少量の白だし醤油とレモン汁を加えて和えます。






  • 以上。
    七つの具を酢飯の上にチマチマと並べ、無理矢理でも細巻きに仕上げます。

    そこそこのご飯量で、定義だけは恵方巻き。
    これくらいの量ならば、丸かじり・無言で完食双方可能です。
    要は楽しんだ者勝ちってことで。











こじ付けだろうが何だろうが、恵方巻きは仕上がりました。
でもやっぱり節分と言えば、炒り大豆が欲しいところ。

そう思って引き出しを開けてみたところ、あらら・・・失態、大豆の在庫がありません。
あるのは黒豆とひたし豆。
まぁいいや、黒豆を炒ってから煮豆にしてしまいましょう、しかも昨日のイワシのお酢煮の煮汁でね。
黒豆の五目豆、これでお弁当完成と致しましょう。






  1. 黒豆は洗って、ひと晩たっぷりのお水に浸しておきます。
    これをザルにあけ、しっかり水を切っておきましょう。
    貧乏性ですので、浸け汁は後ほど使います。
  2. 圧力鍋で黒豆を乾煎りします。
    焦がさないよう気をつけながら、皮がぱきっと裂けて口が開く程度にしっかりと。
    笑い栗みたいで縁起がよろしくないですか?

    お豆以外の具を加え、黒豆の戻し汁・昨日の “いわしのお酢煮の煮汁” を足してひと混ぜ。
    ちなみに具は、人参・出汁をとった後の昆布・削り残しの砕いた鰹節・戻した干しシイタケ。
    これで丁度五目です。

  3. 5分〜10分間加圧し、自然に圧が抜けるのを待ちます。
    砕いた鰹節がやわらかくなっているのを確認し、ここからは加圧せずに煮詰めて参ります。
    煮汁が殆どなくなるまで煮詰めれば出来上がり。











週末京都に出掛けた際、大根のすり流しを何度か頂きました。
白味噌仕立てのすり流し、主人がいたく気に入っておりましたのでお家でも。

自家製大根で作る家庭版すり流し汁、白味噌だけは大好きな京都 しま村さん製お味噌です。
春を想わせる新物生昆布をたっぷりと。
昆布の底には、小さな小さなサプライズ。





  • 桜でんぷを作る途中、鱈の身をピューレ状にした段階で少し取り分けておきました。
    これに片栗粉・極少量のお塩を加えてお団子にし、蒸して即席真薯に仕上げてお椀の底に。

    後は素早く仕上げてしまいましょう。
    昆布出汁を煮立て、茎部分を除いて食べやすく切ったワカメを加えます。
    色がぱっと鮮やかになったところを素早く愛で、白味噌を溶き入れましょう。
    たっぷりの大根おろしを加え、温める程度に加熱したら、はい出来上がり。






今まで石をも砕く丈夫な歯が自慢だった彼が、ちょっとした歯のトラブルを抱え込みました。
そんな訳で、珍しく昨日から弱気になっている主人。

最初は面白がっていた私ではありましたが、その落ち込みようといったら・・・
流石に気の毒になって参りました。
幼少の頃から歯医者さん泣かせの私から見れば、そう大したことではないのだけど。

今回は歯ですが、こうして加齢していくのだわ・・・ちょっとずつ色々なところが衰えていくのだわ・・・
そう思うと、それはそれで致し方ないこと。これもまた人の道。
そんなに悪いことではないと思うのだけどね、主人。
ふたりで加齢は楽しいわ。

posted by しんさん at 16:35 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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