あ・・・ひと昔前は梅酒だったのですが、いつからか伯母に孫が出来ひ孫が出来して、皆が安心して飲めるようにと梅シロップになったんだっけ。
そんな伯母の気持ちがこもった梅シロップ。
梅酒と同じく、梅シロップを楽しんだ後の残り梅の行方に戸惑っている方も多いのではないかしら。
梅酒・梅シロップの副産物、残り梅のウスターソースがお気に入りの昨今。
ビンを煮沸消毒するにしても、しっかりと乾燥するまで待つ必要がありますしね。
ジャムに至っては、食材にお砂糖をまぶして半日おく必要のあるものとか・・・必要なのは計画性。
でも取り掛かってしまえば後は猪突猛進。
文字通り後戻りは出来ませんから、瓶詰めまで一気に済ませてしまえば後は心地良い達成感。
しかもこのウスターソース、不要スパイス・在庫食材やらを一気に畳み掛けてしまえる荒業ソース。
最近は使う場が激減したパウダースパイスや、実家の母が持たせてくれたくずリンゴを一気に一掃。
1ヶ月ほど寝かせた後、揚げたてのコロッケにたっぷり添えて食べるのです。
残り梅で作るウスターソース、初めて作った時の日記がこちら ⇒ ☆
当時も書いておりますが、材料は常識の範囲内ならば本当に適当で大丈夫。
よほどイモ類・葉野菜などを入れない限り美味しく仕上がると思いますよ。
今年は圧力鍋ver.で。
まず、今年の残り梅ウスターソース作りにあたって用意したものはこちら。
- 梅酒や梅シロップの残り梅
梅は実と種に分けます。種にたっぷり実が残っていても平気ですよ。
種だけを小鍋に移し、ひたひたのお水を加えて火にかけ2〜3分煮立てます。
火を止めそのまま粗熱を取り、残った梅の実を指でしごき取って種だけ除いておきましょう。 - 野菜類
トマト・人参・玉ねぎ
今年はトマト缶を使いました。トマトの実は翌日のパスタか何かに使うとして、缶汁だけ。
トマトジュースで代用しても良いかもしれませんね。 - スパイス・ハーブ類
生姜・ニンニク・フレッシュ唐辛子・ホール黒胡椒・ローリエ・フレッシュローズマリー
後は早々に使い切ってしまいたかったパウダースパイスの類
(クミンパウダー・オレガノパウダー・コリアンダーパウダー・ウーシャンフェン) - 調味料
赤ワイン・マディラ酒・赤ワインビネガー・ハチミツ・お醤油・お塩
(お醤油は、青紫蘇・ニンニクを漬け込んだ後のニンニク醤油を有効利用)
ハチミツはあった方が良いかなぁ・・・とろみがついて楽にソースらしくなりますから。
マディラ等々は、お家にある余ったリキュール等をぶち込んでしまえば問題なし。
ここにお酢を加えれば、らしい仕上がりになりますとも・・・きっとね、多分ね。
材料が揃ったところで早速作り始めましょうか。
ビンの煮沸消毒は事前に済ませておいて下さいね。
- 玉ねぎ・人参・リンゴは全て皮をむき、繊維を断ち切るように薄切り〜イチョウ切りにします。
残り梅・赤ワイン・マディラ酒・赤ワインビネガー・トマト缶の完汁と共に圧力鍋に合わせ入れて中〜弱火にかけ、木杓子で野菜類を崩しながら野菜の水気を引き出しましょう。 - 野菜から水気が出で全体が十分浸かってきたら、スパイス類を加えます。
ニンニク・生姜は包丁の背でつぶし、唐辛子はぶつ切りに。
ハチミツ・醤油・お塩・ウーシャンフェン以外の材料をここで加えて煮立てましょう。
圧力鍋で加熱するので、とにかく水分量には気をつけて下さいね。
野菜から出る水気が少なければ、ワイン等でしっかりと補充して下さい。 - 煮立ってきたらアクを除き、鍋底から丁寧に混ぜ合わせた後で蓋をして加圧します。
いつものように一気に加圧するのも恐ろしいので、
“5分加圧して自然に圧が抜けるのを待つ⇒鍋底から丁寧に混ぜ合わせて再度5分加圧”
これを3回繰り返してみました。
再加圧の際、鍋肌についたアクは湿らせたキッチンペーパーで綺麗にふき取って下さいね。 - こうしてしつこく3度も加圧調理すれば、ザルで簡単に漉すことが出来ます。
別鍋に漉し入れ、ハチミツ・醤油・お塩・ウーシャンフェンを加えて弱火で軽くひと煮立ち。
お味噌等をひと煮立ちする際よくあるように、ぶしゅぶしゅと飛び散りますから要注意。
材料は多種必要ですが、不要スパイス等のお片付けと思えば大助かりな保存食です。
熱いうちに瓶詰めをして脱気しておきましょう。
こうして瓶詰めまで完了した “梅酒・梅シロップの残り梅で作るウスターソース”
もちろんすぐ食べられますが、1ヶ月ほど寝かしてからコロッケやハンバーグに添えると・・・
はぁ、待ち遠しい。
実は本日11月23日、晴天の下 航空自衛隊の岐阜基地で “航空祭” が開催されております。
毎年楽しみにし出掛けまこの航空祭ではありますが、今年のブルーインパルスの飛行は見送り。
へそを曲げた主人は、まだ夢の中・・・
じゃ、私はベランダから飛行鑑賞と参りましょうか。
さ、日焼け止めをベタぬりして・・・と。
飛行機の爆音が早くも響いておりますよ。