2014年10月28日

主人、じゃが芋好きになる・・・体と心に優しいじゃが芋プリン

常識だと思っていた野菜の保存方法が、マンション住まいでは当てにならないこともあります。
特に我が家は、業者さんが呆れるほどに機密性が高い構造なので然り。

じゃが芋・玉ねぎがその最たる例で、部屋の隅に転がしておこうものなら・・・目も当てられぬ状況に。
仕方なく新聞紙に包むなどして、こっそり主人の宝物たちが眠るワインセラーへ。
光も当たらず、湿度・温度も彼らには適温らしく保存状態も上々・・・なのですが、主人は面白くない。

ワインを押しのけて陣取るじゃが芋・玉ねぎらに、彼は怒り心頭・・・でもね、主人。

『どぅみぃ (私のこと) 、今日のケーキ美味しいなぁ!しっとりしていて美味しいよ!』

細かなことを申しませば、これはプリンです。
しかも、あなたが蔑ろにしておりますじゃが芋をたっぷり・・・これでもかっ・・・それっ!て程使ったね。
だから常日頃からそんなにじゃが芋たちを邪険にするものではなくてよ。

体に優しいココナッツシュガーを使ったじゃが芋のプリン。
もうちょっとカラメルが多くてもよかったかしら、との反省点もありますがまずまずの出来。
主人がこれを気に入ったって所が何物にも代え難い満足感・・・ふん、ふん、ふん (鼻唄 ♪ )





ちょっと “はんぺん” に見えなくもないじゃが芋プリン、とっても簡単です。
以下の分量で、底195×70×H60のパウンド型 1個分。

  • パウンド型に薄くバター (無塩の醗酵タイプ) をぬっておきます。
  • 然るべくタイミングでオーブンを180℃に予熱し、天板に張るお湯を沸かしておきます。

  1. 先ずはカラメルを作って型に流しておきましょう。

    グラニュー糖 大さじ2
    お水 小さじ1

    以上を小鍋に合わせ入れ、やや弱めの中火でゆっくりとグラニュー糖を煮溶かします。

    全体がうっすらと色付いてきたら直ぐ、熱湯 小さじ1を加えて全体になじませます。
    バターをぬった型に流し入れ、均一にならしておきましょう。

  2. じゃが芋を茹でてピュレ状にします。

    じゃが芋はピンポン玉大の小ぶりのものを4個、洗って水を拭き取った状態で250g程。
    やわらかく茹でて熱いうちに皮をむき (この状態で230g弱) 、フードプロセッサーで滑らかになるまで攪拌しましょう。

  3. 卵液を作りましょう。

    ココナッツミルク 150cc
    ココナッツシュガー 50g
    生クリーム (冷凍保存してあるものを使用) 50cc
    シナモンスティック 適量

    以上を小鍋に合わせ入れ、弱火でゆっくりココナッツシュガー・生クリームを煮溶かします。
    煮立てる必要はありません。

    少し冷まし、白味噌 5g・ブランデー 小さじ1/2を加えて混ぜます。
    更に、とき卵 (2個分) を少量ずつ加えながら滑らかに混ぜ合わせましょう。
    2〜3回漉して滑らかな卵液にします。

  4. じゃが芋のピュレ・卵液を合わせて参ります。

    フードプロセッサーを回しながら、少量ずつ3の卵液を加えて滑らかに混ぜ合わせます。
    ボール等に移し変えてムラなく全体を混ぜ、用意しておいたパウンド型に流し入れましょう。

    表面の泡を刷毛で綺麗にすくい取り、180℃に予熱したオーブンに移します。
    天板にお湯を注ぎ、設定温度を170℃にして45〜50分間蒸し焼きにしましょう。
    串をさしてみて、どろりとした生の生地がついてこなければ焼き上がりです。

    焼き上がった直ぐは頼り無げなフワフワ生地ですが、冷めればしっとりと落ち着きますよ。

    完全に冷めたところで型から出し、食べやすい大きさに切り分けます。
    冷蔵庫で冷やして召し上がれ。











やわらかなじゃが芋プリン、そっとそっとお弁当箱に詰めましょう。
最初からプリン型で焼けば良かったのでは?という “ごもっともなご指摘” は言いっこなしでね。

畑で健気にひとり生えしておりますスイスチャードを使い、カラフルなサラダを作ってみました。





在庫豊富な “冷凍しめ鯖” を使った具沢山サラダ・・・というより和え物かしらね。
スイスチャード・ひよこ豆・押し麦・オリーブ・しめ鯖等々をパルミジャーノのドレッシングで和えます。
程よく酸味を効かせた私達好みのサラダです。
  1. 乾燥ひよこ豆はひと晩たっぷりのお水に浸しておきます。
    ここに押し麦を加え、必要ならばお水を足して浸け水ごと火にかけてやわらかく茹でましょう。
    茹で汁に浸したまま冷まし、ザルにあけて水切りをしておきます。
  2. スイスチャードは茎部分・葉っぱ部分とに分けます。
    熱湯にお塩を加え、時間差でさっと茹でて冷水にとり、熱がとれたら直ぐに引き上げましょう。
    醤油洗いをしてざく切りにし、和えやすいようほぐしておきます。

  3. フードプロセッサーで赤玉ねぎを粗みじんにします。
    更に半解凍状態のしめ鯖を加え、粗く刻んだ状態にします。
  4. 以上を全てボールに合わせ、

    オリーブオイル
    粒マスタード
    レモン汁
    たっぷりのすりおろしパルミジャーノ
    フルール ド セル
    瓶詰めオリーブ

    を加えて丁寧に和えれば出来上がり。











最近の主人、朝食にはお魚とお味噌汁がいたくお気に入りの様子。
・・・あ、でもカレーでも嬉しそうだな。
何にしろ彼は、2日目以降の “イワシのお酢煮” を何よりも楽しみにしております。

月曜朝の定番であります “イワシのお酢煮”、2日目はお酢がこなれて更に美味なんですって。
今朝はイワシに加え、残ったしめ鯖で簡単な丼風の主食と参りましょう。





実は私、しめ鯖そのものはあまり得意な方ではありません。
鯖寿司にしたり、何かで和えて食べるのは大好きなのですが・・・

そんな事情を知ってか知らずか、主人が大量に取り寄せた冷凍しめ鯖。
苦し紛れにフードプロセッサーでたたき状にしてみたところ、いつの間にやら我が家の定番に。
  • 本日は、しめ鯖+根尾の伯母自慢の甘酢漬けらっきょうをたっぷりと。
    5年物の伯母のらっきょう、食感は頼りないけれどお酢がまろやかで調味料としては大活躍。

    赤玉ねぎ・らっきょう・半解凍状態のしめ鯖を粗くたたき状にし、ご飯の上にたっぷりと。
    そうそう、お味噌汁のお出汁をとった昆布も一緒にたたいてしまいましょう。
    ネギを散らして自家製柚子胡椒を沿え、胡麻をひねれば出来上がり。






今朝のお味噌汁は、昆布出汁仕立ての白味噌で。
ブロッコリーの茎部分を具にしたややもすると貧乏家のお味噌汁風ではありますが、これが大好き。
淡いグリーンの野菜って、白味噌ととても相性が良いと思いません?

大好きなオリエンタルバンコクで購入した “ポメロのジャム” が目下のところお気に入り。
さ、明日は今シーズン初収穫の畑のホウレン草を使って・・・・・

カレーよね、やっぱり。そうよね、主人。

posted by しんさん at 15:34 | Comment(2) | お弁当日記 じゃが芋を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。気付けばもう11月・・・。
一年が経つのは本当に早いものですね。
そして、今月は私の誕生日です(笑)


じゃが芋プリン、どんな味がするのだろう???とても興味があります。
じゃが芋っぽくないのでしょうか?
粉っぽくない?ねっとり?

想像できないです(笑)


スイスチャードのサラダ、とてもカラフルで美味しそうです。
しめ鯖を使われているのが、ちょっと面白いですけれど、しんさんらしいです♪
こちらは絶対美味しいですね!
Posted by なみ at 2014年11月03日 18:47
こんにちは、なみさん^^
11月3日、お誕生日おめでとうございます!

コメントに気付いてはおりましたものの、
バタバタしておりましてついつい読み逃げ・・・
ハッピーバースディを申し上げるのが1週間も遅れてしまいました・・・

なのでもう一度大きな声で・・・
おめでとうございます、なみさん!

11月がお誕生日となると・・・
誕生石はトパーズですね。
シャンパンのような気品溢れる石ですよね、素敵!
なみさんのイメージにピッタリです。
一見クールな都会風なのに、実は田舎料理も受け入れられちゃう愛らしさ・・・うん、やっぱりピッタリ。

そんななみさんならば、きっとじゃが芋プリンも受け入れてくださるのではないかしら(笑)

じゃが芋って、意外と合わせる食材によって七変化するのです♪
じゃが芋の芽がすくすく成長しておりますので、まだまだじゃが芋との戦いは続きます。

材料ありきのじゃが芋料理、
どうぞ笑ってやって下さいね。
Posted by しんさん→なみさんへ at 2014年11月10日 13:22
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