旬が冬のホウレン草。
まだまだ畑のホウレン草は収穫には至りませんが、立派なホウレン草を見つけたので使いましょう。
主人も私も大好き、ひよこ豆とホウレン草のカレーですよ。
結局その真の姿を解明するには至っておりませんが、使いやすいスパイスであることには違いなし。
日本で言うところの炊き込みご飯風、 “プラウ” にしてみました。
お肉類は使用しておりませんが、ギーを最後にちょっと添えるだけでぐっと華やかな仕上がりに。
主人大興奮のカレーです。
我が家のホウレン草カレー。
圧力鍋を使ったり、電子レンジで玉ねぎピュレを使ったりと手間と言えば手間ですが何より美味しい。
滑らかなホウレン草ピュレで仕上げるカレーは、何と合わせても好相性ですよ。
- ひよこ豆はひと晩たっぷりのお水に浸しておきます。
これを浸け水ごと圧力鍋に移し、極々少量のお塩を加えます。
足りないようならお水を足し、加圧すること約3分。
自然に圧が抜けるのを待って別ボールに茹で汁ごと移し、そのまま冷ましておきます。 - ホウレン草は綺麗に洗い、極少量のお塩を加えた熱湯で極々軽く茹でて冷水にとります。
熱が取れたら直ぐに引き上げ、軽く絞ってざく切りに。
これを綺麗に洗った圧力鍋に移し、少しひよこ豆の茹で汁を加えて加圧します。
加圧時間は、ほんの3分弱で大丈夫。水気と相談しながら安全に加圧して下さい。
自然に圧が抜けるのを待ち、バーミックス等で滑らかなピュレ状に。
今回は、面取りした梨 (後程コンポートで登場します) の切れっ端も一緒に。 - 玉ねぎピュレも用意しておきましょう ⇒ ☆
- 下準備に時間がかかりましたが、ここからは簡単ちょちょいのちょい。
油・ホールスパイスを火にかけ、小さな泡が立って香りが立ってくるまで炒め合わせます。
ここで使ったスパイスは、クミンシード・ブラウンマスタードシード・ブラックペッパー・クローブ・カルダモン・カスリメティです。
カスリメティは苦味が出るので極々少量。
ブラックペッパーとカルダモンは、軽く砕いてから加えます。 - ニンニク・生姜・フレッシュ唐辛子 (全てみじん切り) を加えて炒め合わせ、香りが立ってきたところでターメリックパウダーも加えてしっかりと炒め合わせましょう。
用意しておいた玉ねぎピュレも加え、鍋肌をこそげるようにしながら炒め合わせます。 - トマトの水煮缶・ひよこ豆を加え、大きく丁寧に鍋底からかき混ぜます。
ひよこ豆は茹で汁ごと加えますよ。
茹で汁でトマト缶をすすげばなお完璧♪
水分量と相談しながら、3〜5分加圧して自然に圧が抜けるのを待ちましょう。 - 圧力鍋の蓋を開け、用意しておいたホウレン草ピュレを加えます。
軽くひと混ぜしてパウダースパイス・お塩を加えましょう。
ここで加えるスパイスは、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・ターメリック。
お塩はしっかりと効かせるのが全体をまとめるコツです。
軽くひと煮たちさせて出来上がり。
シャージーラのプラウを作りましょうか。
要は炊き込みご飯ですので、とっても簡単ですよ。
本日はたまたまお家にあったトマト・シメジ・なた豆を使っておりますが、具はお好みでどうぞ。
- 油・シャージーラを火にかけます。
小さな泡が立って香りが上がってくるまで焦がさないように炒め、みじん切り玉ねぎを加えましょう。玉ねぎが色付くまで丁寧に炒め合わせます。 - バスマティライス・押し麦を合わせ入れ、油が全体になじむまで丁寧に炒め合わせます。
更にざく切りにしたトマト・小口に切ったなた豆・小房に分けたシメジも加えましょう。 - さっと全体をひと混ぜし、お水を注ぎます。
お水の量は “バスマティライス+押し麦” の量+α、日本米を炊く時と変わりません。
全体を大きく混ぜ、強火で全体を沸騰させましょう。 - ぴったりと蓋をし、出来るだけ弱火にして約5分。
最後に強火にしてゆっくりと10秒数えて火を止めます。
20分ほど蒸らし、フォーク等でさっくり混ぜて出来上がり。
カレーと共に器に盛り付け、ギーを添えて召し上がれ。
圧力鍋で下準備をすると、ホウレン草が本当に滑らかに仕上がるのです。
好みでしょうが、この滑らかな食べ心地がとてもとても私はお気に入り。
畑のホウレン草、今シーズンは多めに種を蒔いておきました。
地味なお弁当に添える愛らしいデザート。
実家の母親が大きな大きな梨を持たせてくれたので、圧力鍋を使った簡単コンポート。
カルダモンの風味が活きています。
- 梨はお好みの大きさに切って面取りをします。
圧力鍋に合わせ入れ、お水・お好みのお酒・レモン汁・ハチミツを加えましょう。
お酒は白ワインはもちろん、リキュールでも美味しいですよ。今回はキルシュを少々。
沢山加えずとも大丈夫。お水と合わせてヒタヒタ程度になればOKです。 - カルダモンを縦半分に切って加えます。
軽く加熱してお鍋を優しく揺り動かしながら、ハチミツを完全にとかしてから加圧しましょう。
加圧時間は10分ほど。
ハチミツがとけた時点でちょっと味見をし、甘味を自分好みに調節して下さいね。 - 自然に圧が抜けるのを待って別容器に移し、冷めたら冷蔵庫へ。
お弁当用には煮汁も忘れず密封容器に。しっかりと冷やして召し上がれ。
前回のシャージーラを使ったご飯とは異なり、随分と賑やかなプラウに仕上がりました。
ほんのりと温かいカレーの熱で、じんわりと溶け出すギーが実に見事な演出。
シャージーラだのプラウだのと物知り顔で申してはおりますが、よそ様がこさえたこの類のお料理を食べたことなどございません。
カレーも含め、ある意味妄想料理です。
いつかインドの家庭料理を食べてみたいものです・・・が、私は極端な出不精ですからね。
主人がその気にならぬ限り、自分から言い出すことはあり得ないでしょう。
我が家のカレーが正解でなくとも、どうぞご非難はなさいませぬように・・・